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020.「平成が終わる」のこと

平成生まれの私は、平成以外を知らない。
どこかで永遠に続くと思ってて、「これだから平成生まれは」って言われ続けるんだろうなあとぼんやり思っていた気がする。

先日、友人との詩歌ユニットのお題で”昭和”について詩を書いた。
二人してウンウン唸って締め切り間際まで悩んでいたのだけど、それって情報でしか知らない上に想像しかできないからだよねって話をした。
もっと言えば、平成初期の頃も情報でしかわからない。
調べたり勉強したことと生で知っていることに開きがあるのを改めて実感した。

恋人は昭和生まれなので、私の知らないこともたくさん知っている。
同じ職種をしてきているけど、私はフィルム撮りで苦労した時代を全く知らないし、恋人は進化しまくってる網点技術のことを全く知らない。

今の時代のことだって知らないことはたくさんある。
女子高生が興味を持っていて流行っていることも、当事者としては体験できない。

これからの時代はどうなるんだろう。
進めば進むほど、自分がナマで実感できることとの乖離もあるだろう。
その逆ももちろん然りであるわけで。

しあわせなんて相対的なものでしかないけど、ハッピーなニュースや出来事がたくさんあって、自分もしあわせだなあって思えることがたくさんあるといいな、と咳き込みながら煙草を吸って祈るばかりの夜である。


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