広報担当向けのSlack分報コミュニティ#PRFunho を作った理由
クックパッドでプロダクト広報をやっているマーティン @mrtn です。
週末に広報担当向けのSlack分報コミュニティ #PRFunho を作りました。
なぜこのコミュニティを作ったのか? 何を目指しているのか?改めてまとめてみます。コミュニティの参加者を募集してるので共感したら参加&このnoteをシェアしてほしいです。
日々の相談したり壁打ちできる場があまりない
多くの仕事と同様に広報もクリエイティビティが要求される仕事です。
例えばプレスリリースひとつとっても、どんな切り口にするか考えたり、タイトルやリード文考えたり、キャッチ画像のディレクションしたり色んな要素がありますが、正解があるわけじゃないから毎回悩むものです。
それでいて広報って社内で同じ仕事してる人が少ないから、悩んだ時に壁打ちできる相手が少ない。スタートアップであれば広報1人体制は当たり前、数百人規模のベンチャー企業でも2〜5人体制が多いのではないでしょうか。
日々のちょっとした相談やアイディアの壁打ちする相手がいなくて、一人悶々とドキュメントに向かいがち。もっとカジュアルに壁打ちできる相手がほしい!
世の中に広報コミュニティは沢山あって勉強会も頻繁に開催されてます。そういった場へ行けば知見を得られるし、他社の広報担当とも知り合える。とてもありがたい場です。
でも日々相談したり壁打ちするのに向いている場ではないんですよね。そういうことができる場を作りたいんです。
なぜSlackコミュニティなのか?
Slackはいわゆるビジネス向けチャットツールです。Slackじゃなかったとしてもいわゆるチャットツールを導入している会社が多いんじゃないでしょうか。
チャットツールの良いところはチャンネルを分けられて、チャンネルの出入りが自由なところです。自分の業務に関係あったり興味あるチャンネルにだけ入るため、自然と発言しやすい空気ができるんですよね。
これが例えばFacebookグループの場合は、全員が入っているチャンネル(Slackでいうところの #general )で全員がやり取りしてようなものなので、強いハートの持ち主でないとなかなか書き込みづらい。
この空気感がSlackを選んだ理由です。発言しやすい空気のコミュニティにしたい。
色んな人が発言していくと、人となりが見えてきて相談もしやすくなります。Slackってそういうところありません?
もう一つ、Slackには「分報」という文化があります。この分報こそ僕が今回やりたいことです。
分報の「ゆる共有」が個人をなめらかに繋げる
分報というのは、Slack内に各メンバーが #times -myname といったPublic Channelを作り、今やっていること、困っていること、興味のあること、今の気持ちなどをリアルタイムに書く場所です。いわば社内向けtwitterみたいなものです。
Leo / Basecampさんのnoteが実際のやりとりも紹介されてて分報がどんなものなのか理解しやすいです。
分報に書かれた分からないことに対して、分報を見ている人が答えを知ってたら教えてあげたり、「あの人に聞くと良さそう」などの助言をするケースも多々あります。もちろんプライベートな話題で盛り上がったり、飲みにいく約束したりとフリーダムです。
分報のゆるい共有が各個人をなめらかに繋げてくれる役目を担っているんですよね。
普段一緒に仕事してなくても、分報見てるだけで、なんとなく何やっているか分かる。どんなことに困っているのかも分かる。ゆるいコンテクストの共有があるから、日々の相談事が出た場合も相談しやすいし、相談された方もだいたい分かるから話が早い。
これが分報の良さです。
広報の組織を超えた分報コミュニティを作りたい
テーマごとに区切ったチャンネルで話すのもいいんですが、僕がこのSlackコミュニティでやりたいのは、色んな会社の広報の人たちが分報を作って日々の書き込みをしてほしい。それによって個人個人がなめらかにつながり、日々の相談や企画の壁打ちができる空気感のコミュニティを作ることです。
もちろん広報という仕事は機密情報をあつかう仕事だから、そういったことを書き込まないように書き込みの仕方は気をつけなければいけませんが、それは気をつければ良いだけです。
ひとりでうんうん悩んでるくらいなら、みんなで壁打ちしあってアウトプットの質があがっていく方が良いと思うんだよね。なにより僕自身、他の人が日々どんなこと考えて広報してるのか、とても知りたい。
広報のみなさまの参加を待ってます!参加はこちらから