ネイティブが使う英語表現「Schedule Housekeeping」ってなに?
海外で生活していると、いろいろなグループチャットのメンバーになることと思います。
特に、学齢期の子どもを持つ親なら、クラスや学校、保護者同士のグループチャットなど、いくつかのグループのメンバーになることでしょう。ボランティアグループやイベントの実行委員的など、明確な目的をもつグループの一員になることもあるかもしれません。
今日のテーマの「Schedule Housekeeping」は、そんな何らかの目的のある集まりで大いに使える便利な表現。カジュアルなミーティングや友達同士の間でお役立ちのこのフレーズ、海外生活者はぜひ覚えておきましょう。
Schedule Housekeeping(スケジュール・ハウスキーピング)の意味と由来
「Schedule Housekeeping」という表現は、直訳すると「スケジュールの家事」となります。
しかしここでは、実際には物理的な家事や清掃とは関係なく「スケジュールの整理整頓・確認」を意味します。
「ここでいったん、スケジュールの確認をしておくね」といった意味合いですね。軽いユーモアを込めて使われます。
なお、「housekeeping」という単語は本来「家事」や「家の管理」を意味しますが、ビジネスシーンにおいては組織内での管理作業を指すこともあります。その場合、会議やイベントの進行を円滑にするための準備や確認作業を意味することが多いです。
Schedule Housekeeping(スケジュール・ハウスキーピング)使い方
使用例1:WhatsAppのグループチャットにて
実際の使用例を見てみましょう。以下は、WhatsAppでのグループチャットでの例です。カフェ好きママの集まりのグループで、ここ数日で集まったいろいろな情報をリーダーママが整理してくれたところです。
6月はカナダの学校では学年末。いろいろなイベントや「長期休み前に集まろう!」ってことが増える、忙しい時期。そして爽やかで気候のいい夏に近づき、全カナダ住民待望の天気のよい日が増え、心持ちもアクティブになっていく時期とも重なります。
さて、このメッセージでは冒頭で「Schedule Housekeeping:」と使い、このメッセージの目的を明確にしていることがわかります。
使用例2:対面の会話にて
会話の流れの中でも以下のように使えます。これはミーティングでの例です。
このように、会話の冒頭で「schedule housekeeping」を使って、スケジュールの確認や調整を行うことができます。
使い方としては、
let's do some schedule housekeeping
let's do a bit of schedule housekeeping
というように、「Let's do some/a bit of」をつけて使うといいです。
Schedule Housekeeping(スケジュール・ハウスキーピング)の類似表現3つ
「Schedule Housekeeping」と同様の意味で使える、より一般的な表現もご紹介します。これらの表現はフォーマルな場面でも使えるため、幅広いシチュエーションで活用できます。
ビジネスシーンや公式の場での使用や、繰り返しを避けて別の言い方をしたい場合はこれらの表現を使ってみましょう。
話の整理整頓上手は、英語力が低くてもグループになじめます
「Schedule Housekeeping」という表現を使うと、スケジュールの整理や確認にとても役立ちます。
インターナショナルスクールや現地校って、保護者グループやママの集まり、ボランティアの機会などが多いもの。英語力に自信がなくても、子どもが学校になじむため、自分の英語力向上のために、と勇気を出して加わってみるのはとてもよいことです。
そんなとき、グループに入ったはいいけど「英語力の低い私にできることなんてないし…」と思いがちではないですか?
そこで役立つのが、情報整理スキル。
いろいろな人がいろいろなアイデアを出す海外だからこそ、「それを整理整頓してあげる」っていうのは立派なお役立ち行為なのです。
この学校の慣例も知らない。
英語力もさほどない。
貢献できるアイデアも持っていない。
そんな私でも、「Yurikoが整理してくれて助かった!」「ぐちゃぐちゃにならずに済んだ!」となんどか感謝されたことがあります。
早く新しいコミュニティになじみたいな、と頑張りたい方は、ママ業で鍛えた「Housekeepingスキル」をいかしてみてくださいね。