え、これを小学生からやるの? 英文エッセイの種類と書き方【語学学校/インターナショナルスクール】
「インター校や語学学校での英語って、なにを勉強するの?」
「英語のエッセイって簡単?」
「エッセイって、好きなことを書けばいいんだよね?」
今日はそんなことが気になる方向けの記事です。
日本語で「エッセイ」というと、「思ったことや個人的意見を自由に書いた文章」っていう印象がありますよね。
でも、英語で「Essay」というと、個人的な意見であることに変わりはないのですがもう少しきまった形式に則って書く文章表現法です。
今日の記事では、インターナショナルスクールや語学学校で必ず書くことになる英語のEssay Writingについて語ってみますね。
インター校/現地校/語学学校で頻繁に書かされる「Essay」ってなに?
インターナショナルスクール(マレーシア)でも現地校(カナダ)でも、そして語学学校でも、Essay Writingってしょっちゅう課題として出されます。
日本語では、有名なモデルさんや作家さん、インフルエンサーの方などが日常の様子や自分の考えを書いた文章などが「エッセイ」と呼ばれますが、英語圏の学校ではどちらかというと「小論文」に近いものです。
年齢が低ければ(小学校低学年など)内容や書き方の制約は少ないです。
ただし
・指定した数のパラグラフに分けて書くこと
・「つなぐ言葉」をいれること
・パンクチュエーション(句読点や大文字小文字の使い方などの文章の決まり)を守ること
はけっこうしっかりと教え込まれます。
学年があがると、それらはもちろんのこと、エッセイの書き方やテーマもかなり「ルール」を意識して書くようになっていきます。
そのように「きまったルールのもとで書く、短めの論文」といったものが英語で言うところのEssayです。
Essayの種類あれこれ、12種類
そんなわけでEssayは目的をもった文章表現で、「そこで何をどう述べるか」によっていくつかの種類にわけられます。
ここでは、代表的な12種類のエッセイをご紹介しますね。
以下の初中級はインターナショナルスクールや現地校で小学校レベル、中上級は中高生以降レベル、といった感じです。
英語圏でカレッジや大学進学の準備のための語学学校も中上級レベルのことをやりますよ。
初中級者(Beginner to Intermediate)のエッセイの主な種類
■Narrative Essay (ナラティブ・エッセイ)
個人的な経験や出来事についてストーリー形式で書く。
※ナラティブというのは、物語とかストーリーというような意味の言葉です
■Descriptive Essay (描写的エッセイ)
特定の人、場所、物、または出来事を詳細に描写する。
■Process Essay (プロセス・エッセイ)
ある手順やプロセスを段階的に説明する。
中上級者(Upper-Intermediate to Advanced)のエッセイの主な種類
中上級者(小学校高学年~)になると、いっそう論理的な展開が求められるようになります。
■Expository Essay (説明的エッセイ)
トピックを説明し、情報を提示する。
■Cause and Effect Essay (原因と結果エッセイ)
特定の出来事や現象の原因とその結果を分析する。
■Compare and Contrast Essay (比較・対照エッセイ)
2つまたはそれ以上の事柄を比較し、それらの類似点や相違点を分析する。
■Problem-Solution Essay (問題解決エッセイ)
問題を特定し、それを解決するための提案を行う。
■Argumentative Essay (議論的エッセイ)
論点を提示し、説得力のある理由と証拠で意見を支持する。
■Persuasive Essay (説得的エッセイ)
読者を特定の意見や視点に納得させる。
■Critical Analysis Essay (批評的分析エッセイ)
ある作品やアイデアを批評し、分析する。
■Evaluation Essay (評価エッセイ)
特定の対象(映画、書籍、出来事など)を評価し、その基準を明確にする。
■Definition Essay (定義エッセイ)
ある概念や言葉の意味を詳しく説明する。
どのエッセイでも共通する「鉄板ルール」
こんなにたくさん種類があって、覚えられない…!
と心配する必要はあまりありません。
どのエッセイでも、書き方は基本的には共通しているのです。
どのエッセイも基本構成は同じ
すべての種類のエッセイは、次の構造で書くことが決まっています。
次回、その「鉄板ルール」について詳しく解説していきますね。
そのルールが、エッセイの加点対象にも減点対象にもなりますので、要チェックのポイントですよ。
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