今年のクラスは、一般の小学校に設けられた私たちの学校のサテライトクラスが担当です。クラス1とクラス2。私のクラス1は、5歳児〜のクラス。ニュージーランドでは5歳になった子から小学校に順番に入学できます。
きょうは、そんな特別支援学校の1日を切り取って書き出してみます。こんな機械使っているのかなど、非日常を少しだけ垣間見てください。
隣のクラスは、みんな知っている子ばかり
このご時世で、感染を心配する家族も多く、私のクラスの生徒さんは、レギュラーで来る子は1人のみ。通学登録をしている子は6人。
隣のクラスは、次に大きい子たちの集まるクラス。だいたい6歳〜10歳。クラスの定員は6人。みんな車椅子、ほとんど会話(声を出して)する子はいない。
みんな、入学した時は私がいるクラスにいた。全員顔見知り。もちろん、月日が経っているので、体は大きくなり、以前は2人での移動が、今は、スリングとホイストを使う移動になっている。(26kg以上はマシン使用が義務付けられている)
ポータブルのマシンもあるけど、教室内にハリを巡らして設置してあります。教室内で縦横無尽に動かせます。ちなみに写真は、ポータブル版。これも学校にあります。
2人での移動(車椅子から、床、歩行器、スタンディングフレームへ)は、「レディ、ステディ、リフト!」の掛け声であっという間にできるんだけど、スリングとホイストを使うとなると、5分はかかります。
2クラスの合同授業なので、先生も役割分担中。ニュースタイム(サークルタイム)、シェアードリーディング、ファニックスなど、交代ごうたいでしています。
隣のクラスの先生は、まだ学校を卒業したばかりです。しかし、この国のご多分に洩れず、社会人になってから大学で勉強し、先生になった方です。しかし、特別支援の教員としての経験もないので、経験のあるうちのクラスの担任の先生が指導・補助する形をとっています。
そういう意味で今日の合同授業は、いい感じに進みました。私も懐かしい面々の子供たちの成長を目のあたりにして、頼もしく感じました。変わっていない性格も、懐かしい。
セラピストさんのいる日
うちのクラスは、火曜日はフィジオセラピストさん、オキュペイショナルセラピストさんのいる日で、ミドルブロックは、PE(体育の時間)になっています。
マットの上で座る練習をする子、トンネル型のマトレスに入って体を反転させる運動、チューブ型のクッションに腹ばいになってストレッチ、歩行訓練と、一人ひとりに合わせた、運動訓練をします。
普段しないような、体の動きに挑戦、限界はどこかを試してみたり、その子が好きなこと嫌いなことの確認をしたり、楽しい時間です。
使っている器具の写真を探しているのですが、適当なものが持つからず。今日はあきらめます。
人手があるのと、いろいろなことを試せるので、この時間は、好きです。アウトオブコンファタブルゾーンも、私の中の一つのテーマです。
以上