白シャツ
物心ついた時から白シャツが好きだった
爽やかな白というよりは柔らかい白
TシャツではなくYシャツ
▪️スタンドカラーかノーカラー
▪️天然素材100%であること
▪️華美なデザインのないもの
▪️年中着られて扱いやすいもの
▪️理想の肩幅と着丈から±2cm以内のもの
色々な白シャツとの出逢いを繰り返すなかで定まった、
上記5点を軸に選んでいます
毎年誕生日ごろに2枚購入して 1日おきに着まわしていく
毎朝白シャツにアイロンをかけ シワの伸びた腕を通すあの瞬間が心地いい
思い返せば制服が始まりだったように思います
それまでフォーマルな印象だったシャツが日常化する中でも、変わらず着るたびに背筋の伸びる感覚
神道系の学校からか、厳しかった身だしなみの校則が
今では安心感と心地よさを教えてくれた愛おしい存在になっています
目まぐるしく移り変わる流行の中にあっても変わらないもの
私はそういったものに惹かれるのだと気づき始めました
変わりゆくものと 変わらないもの
この違いはどこにあるのだろうか_
生活を構成する「衣・食・住」のはじめに
なぜ「衣」が来るのだろう_
自由に選べる生活の中で 愛用品を決定するという行為
そこにはその人の哲学が反映されているのだと思います