多様性を許容するオタク集団
このnoteは基本的に一般的なオタク概論を個人的にまとめたくて書いてたので、今まで特定のオタク集団について詳しく触れてまとめたことは無かったが、今回は「アイドルグループじゅじゅのオタク(以下じゅオタ)」について書いてみたい。
内輪ノリみたいな感じはなるべく排除しようと努力するがそういうのは勝手にやってくれって人はここで読むのやめてください。
「じゅじゅ」というというグループ
オタクを語る前にグループについて軽く説明する。「じゅじゅ」とは、呪いをコンセプトに活動するアイドルグループであり現メンバーは、ねう、みおり、ゆらね、ちゅんの四人。2014年3月29日よりねうとしらいの2人で活動を開始し、しらい卒業後にみおりとみのるが加入が良いして3人体制となり、みのる卒業後に、2017年7月ゆらねとちゅんが加入して現在に至る。(参考元は公式HPなど)
重ための楽曲にゴシックな雰囲気のアイドルグループであり、メンバー全員顔がいい(重要)。
変化の激しいアイドル業界において、7年もグループが存在してるのがそもそも凄いと思う。
じゅオタは歴が長いオタクが現役で存在する
僕は2018年から通い始めた新規(という表現が適切か?)なので、じゅじゅに関する歴史やエピソードについてはインターネットの海に放流された文献から得たりすること多いし、古い歴史は古くから存在するオタクから伝え聞いた知識も多い。歴史を語れるオタクが現存してる。
オリジナルメンバーであるねうちゃんが今も現役メンバーであることが大きいが、初期の頃からのねうちゃんのオタクが現役なのも凄いと個人的には思う。活動が長くなるとオタクが細胞のように新陳代謝が発生し入れ替わってしまうこともある中で残り続けることができるのだから。これは呪いの力ですかね?
また、元メンバーのオタクが現体制でも現役オタクとして現場に居る。これもずっと居てくれてるねうちゃんの存在が大きいと思うが、推しメンが卒業するとその現場に対するモチベはかなり下がるし、場合によっては見たくないとすらなることがあるのに現場に来るオタクが一定数居るというのはかなり特殊ではないかと個人的には思う。やはり呪いの力か?
好きになったものから離れられなくなる、もしくは一旦離れても戻ってきたくなる、そんな呪いの力で結ばれてるじゅじゅさんとじゅオタの関係は素敵だと思う。
※念の為に触れますが「呪い」というのはネガティブな意味ではなく「絆」の様な意味合いで書いてます。
じゅオタの人口分布は特殊
2021年現在において現場にいるじゅオタの構成としては、おじさん多め、若い男性少なめ、若い女性多めという構成だ。
2人体制や3人体制の頃はおじさん現場で若い女性はほとんど居なかったらしい。だが、ちゅんさんが加入した後、ちゅんさんをお目当てに若い女性ファンが一気に増えた様だ。僕が通い始めた2018年以降は女性ファンが一定数常に現場にいる。
そして、若い男(ここでは20代前半とかそれ以下)は居るが、比率としてはかなり少ない方だと思う。コロナ前のじゅじゅ現場ではリフトも許されていたし、沸ける曲もあるのだが、若いピンチケが寄り付かない。大人しい(節度のある)若いオタクはいるが、最前管理的なめんどくさい若いオタク集団も居ないというのは現場が平和でいい。おじさん的には居心地がいい。
これは個人的な見解だが、あまりにも古参のおじさん達が現役で現場に居るということは、若いピンチケが幾ら頑張ろうと勝てないマウントを取られると思うではないかと思ってる。歴史を語れるというのはそれ程の価値があると思う。僕は個人的にはそれをマウントと感じるより、生き証人からの歴史の共有であり、貴重な機会だと思うのので面白い。たまに無意識でマウント取るような話し方する人も居るがw
そして、おじさんオタクの安定感は凄い。僕が通い始めた頃からの3年近くの間で昔はよく見かけたけど最近は見かけないオタクというのも存在するが、おじさんオタクは変わらず居る。頻度の高い低いは人によって違うがおじさんは常に存在する。
先述の体制が変化しても現場にいるオタクとしてぼくが知ってるオタクのほとんどはおじさんである。若いオタクも稀に居るがレアだ。
イベントの種類などで比率は変わるがよくある対バン現場に居るオタクの比率は、おじさん(50%)、女性(30%)、若い男(20%)といった感じだろう。
ちゅんさんの生誕ではおじさんと女性の比率が逆転するし、ねうちゃん生誕になると古のおじさん達がどこからともなく現れて更におじさん比率が上がる。
通い始めた頃からしばらくは古くからのねうちゃんのオタクのおじさん(たまにしか現場で見ない)は怖い人と勝手に思ってたけど、話してみたらいい人達だった。
古めのおじさん達と会話してわかったことは、ちゅんさん加入後のオタクと、それ以前のオタクで温度感に違いがあると感じていたことだ。
SNS等でバズったちゅんさんを見つけてちゅんさんに会いに来る子達は、いわゆるオタク(アイドルオタク)ではないところから飛び込んで来た人達が多かった様だ。一方、昔からじゅじゅに通ってたおじさん達は立派なアイドルオタクである。オタク集団というのは一般社会よりも年齢も性別も超えて仲良くなりやすいと個人的には思ってるが、それは「オタク」という共通認識を互いに持ってて「推し」という共通の好きなものを通じて触れ合うから互いに分かり合える(ある意味ニュータイプ同士が分かり合う様なもの)。だが、オタクではない一般人とオタクだとすると一般社会でのそれと同じだ(ニュータイプとオールドタイプの戦争が始まる)。
以前別のNote記事にて「ファン」と「オタク」について書いたことがあるが、オタクではない人達のことを「ファン」として呼称すると、まあ確かに色々認識の違いも出るよねという感じ。
もちろん「ちゅんさんのオタク」も存在する。僕自身もちゅんさん加入後のじゅじゅに出会ったオタクだが、「オタク」というのは持って生まれた性質なのか元々何かの「オタク」だった人は「ちゅんさんのオタク」となりやすく、元々「オタクではない人」は「ちゅんさんのファン」の人が多いと思う。ちゅんさんはどんな応援の仕方でも好きでいてくれる人を大切にしてくれるから自分にあった応援の仕方をすればいいと思う。オタク側はみんな同じと思わず違う人種もいると認識してればもめることにはならない。(現場にいる人はわかってる話だと思うんですがね。)
おじさんオタクを分析するとDD率が高い
これはじゅオタに限った話ではないと思うが、若いオタクとおじさんオタクを比べるとおじさんオタクの方がDD率が高いと思う。
DDの定義から確認しておくと「推しが沢山いる人」が本記事内での定義だ。
ここで聡明なちゅんさんのツイートをひとつ紹介したい。
DDというのはそもそも、推しが1人ではなく沢山いる人なので、「推し増し」ているのだ。そして、図のように増えれば増えるほど感情の量が増えてくる。特典会に通えばその分金銭的にも投資額が増えてくる。
つまりDDのおじさん達は器がデカいのだ。そのため、多少の苦言を呈することはあっても、物事の変化や多様な人を受け入れることができるが多い。僕がじゅじゅ現場に通い始めた頃からこの雰囲気が有るから居心地がいいと感じるんだろう。
じゅじゅは実家
これはじゅじゅさんも言ってるしじゅオタの人達もよく言ってるが、在り続けてくれるじゅじゅさんと、いつ帰っても受け入れてくれてる安心感はとても素敵だ。久しぶりに来たオタクに、通い続けてるオタクは実家のご近所さんの如く声をかける。みんなが暖かい家族の様だ。
「いつまでもあると思うな親と推し」
在り続けてくれる安心感は有るものの、在り続けてくれる限り推し孝行をしていきたい。推しもオタクも家族より一緒に過ごしてる時間が長くなっているし家族みたいなもんだ。
おまけ1じゅじゅオタDD部
さて、本編をまとめたところでDD率が高いじゅじゅオタのおじさん達の現場、以前にTwitterでなんとなくまとめたじゅじゅオタDD部について反響があったので書いていきたいと思う。
これをまとめたときは、じゅヲタが最近よく通っている現場を中心にまとめたが、案の定というか「ここも!」みたいなクソリプもいただきましたし、自分が知らないオタクの歴史も知れて面白かったので続編をここにまとめていたいと思います。
<ラキア部>最近ラキアを知ったというより、ちょっと前の時代にラキアの対バンをよく見ていたので、SUVIVEとか最新曲よりもDAYSやPreciousTimeの方が馴染み深くて好き。
<ヤなミュー部>ヤなミュー好きがたまたまじゅじゅも好きなのかというレベルで存在。じゅじゅとの対バンは全然無い。
<シンダーエラ部>じゅじゅの妹分であり、プレお披露目から見てるじゅヲタは多数存在し、古いじゅヲタのおじさんが多いがときどき若い女子のじゅヲタも存在。あみちゃんはシンダーエラデビュー前にじゅじゅのチェキスタッフをやっていたこともあり「スタッフあみちゃん」時代からのファンも存在。
<会心ノ一撃部>今でこそ同じ事務所所属だが、同じ事務所所属になる前から会心ヲタが多い。むしろ同じ事務所になってからほぼ対バン無い。
<NightOwl部>対バンで被ることがほぼ無いどころかイベント日時が重なることの方も多いが、着実に増えてきてる。ちなみに3人時代のじゅじゅを知っているヲタクは折原君のとこへ定期的に挨拶へ行く人が多いらしい。なんでだろう(白々しい)
<Payrin's部>4人の現体制より、3人の前体制のときのほうがよく対バンあった。現体制新規のヲタクよりもじゅヲタ(古参)の方が振りコピとかできる説ある。コールMIXもある時代が帰ってきたらじゅヲタがうるさくなると思います。
<BLACKNAZARENE>現体制移行直後のため、現体制の状況は不明だが旧体制のときは毎週の様に対バンもあり、実果子ちゃんとちゅんさんが仲良かったり、ゆらねちゃんところねちゃん(現ONEBYONE)が仲良かったりと友好的だった。じゅヲタDD部は顔のいい女が好きなので現体制でも推しメンすぐ見つけそうである。
<THE ORCHESTRA TOKYO部>通称オケトーさん。元NILKLYの平澤芽衣が所属しているため、めいちゃのオタクが多いかと思いきや、めいちゃ以外にも可愛い子を見つけたおじさん達が通い始めてる。DD部のおじさんさすがである。
<QUEENS部>突如として部員が増え、2021年の勢いとしてはトップレベル。じゅヲタ以外でも勢力が拡大中なのでパフォーマンスの良さと振りコピの楽しさが届いてるのだろう。大型対バン以外ではじゅじゅさんと対バンの機会が無い。
<アンスリューム部>顔がいい女達のグループなのでじゅヲタは目をつけて、アンスが今ほど売れる前は程よく通ってるオタクが一定数居た(今のマニマニに近しい)が、最近は諸々の事情により部活を活休してるオタクが多い。
<NEMURIORCA部>某お兄ちゃんの治安がとにかく悪い。治安の悪いお兄ちゃん以外は大人しいはず。ここの部員の平均年齢は少しだけ若い。
<SOL部>そんなにSOL好きな人いたっけ?って思うかも知れないが地味にこはるのオタクがちょいちょい存在してる。ただ、ろりこんほいほいと言われているこはるだが、じゅヲタこはる部(←)はロリコンから程遠い人が多いイメージ。
<終わらないで、夜部>活動はまだほとんど確認でいていない。じゅじゅより妹分のシンダーエラとの対バンが多いイメージなのでシンダーエラ部から勢力が拡がるかも知れない。今後に期待。
<PRSMIN部>今月始動したグループでまだ本格的な部活は確認できていなが、元WEARのメンバーが存在しているので元々じゅヲタWEAR部による活動が今後期待される。
以上、2021年5月現在で確認できてるじゅヲタDD部の主な活動場所。他にも有るだろうからそのうち更新するかも知れない。
おまけ2DDビンゴ
並べるとビンゴみたいという意見があったのでビンゴにしてみた。どうぞ遊んでみてください。