#10 今週の「名言とことば」
今週、10月24日~28日までの「名言とことば」です。
今週は、その日にちなんだものをいつもより多く取り上げてみました。
また、今回の「今週の「名言とことば」」より記事内に、必要なところにはほかのページのリンクを挟んでみるようにしてみました。
よりことばへの興味を深めて頂ければと思います。
#45「私たちには希望が必要ですが、他にも必要なものがあります。行動です」―António Guterres
この日は「国連デー」でした。それにちなみ、現国連事務総長、アントニオ・グテーレスさんのことばです。
このことばは、先月開催された第77回国連総会での演説の中にあった言葉。下からは、演説の和訳全文・動画も見られます。
このことば、素晴らしいと思いません?演説をはじめから読んでいった上で出てきたことばだから余計感動するのかな。
全く、その通りです。人はよく、「希望、希望」と言います。
しかし、希望がいくらあっても仕方ない。
結局は、行動せねば何も変わりません。
それは、全世界の我々一人一人が同じ。一市民でも、行動すれば何かと変わることがあると思いますよ。
#46「志定まれば、気盛んなり」―吉田松陰
一度志が定まってしまえば、あとはそこに向かって進むのみです。その進路に、迷うところなどない。
つまり一番悩み、気も落ち込みがちになってしまうのは志を定めるまでなのです。
気分が沈んでいる方。あなたに志はありますか?
もし答えられないようならば、一度じっくり考えてみるのもいいかもしれません。
#47「真の幸福は現在を楽しむことだ」―Lucius Annaeus Seneca
今、「タイムシフティング 無限の時間を創り出す」([著]ステファン レクトシャッフェン [訳]高瀬素子 NHK出版)という本を読んでいます。
これに共通する考え方かもしれません。本書の著者曰く、「仕事、家庭、老後…ストレスは“いま”という時間の過ごし方ひとつで解消できるもの」。「“いま”という時間にストレスは存在しない」!
確かに、その通りではありませんか?ストレスは、「明日、嫌なことがある」とかいう未来への不安からくるもの。いま、いまを生きる上ではストレスなんて存在しないのです!!
「今を生きる楽しさ」を!と言ったらJ社の企業理念にもなってしまいますが。
何かあった時。「いま」に集中してみてはいかがでしょう?いまを最大限意識できれば、ストレスなどとは無縁の人生を送れるようになるのです。
ご興味ある方、上の本も読まれてみてはいかがでしょう?
#48「瀕死の小熊を撃つのはスポーツマン精神にもとる」―Theodore Roosevelt
この日取り上げたのは、テディベアズ・デーにちなんでテディベアの生みのきっかけの親であるルーズヴェルトさんのことばです。
といってもまぁ、ルーズヴェルトさんの誕生日がこの日だからテディベアズ・デーが制定されたわけで、どちらにちなんだのかと言われれば疑問ですが。両方という事にしておきましょうか。
テディベアが生まれるまでの話を、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用しておきましょう。
こんな話だそう。
ちなみに、上の「ワシントン・ポストに掲載された挿絵」が以下のもの。
なるほどね。
これがきっかけでテディベアが生まれ、テディベアズ・デーは制定されたわけです。
それはさておき。このことばも、社会に大切な格言の一つでしょう。
我々の身の回りには、言ってしまえば“子熊”が沢山いるとも言える訳です。
しかし、彼らを撃つようなことをしてはいけません。優しく手を差し伸べ、むしろ介護する様でなければ。
#49「この世をばしばしの夢と聞きたれど おもへば長き月日なりけり」―徳川慶喜
この日、10月28日は徳川慶喜さんのお誕生日という事で、彼のことばを取り上げてみました。
と言ってもまぁ、誕生日に辞世の句を取り上げるのもどうなのかと言われたら答えられませんが。
慶喜さんは激動の幕末を時の将軍として乗り越えられた大変な方ですね。
私は、彼の将軍としての任期が1年となかったと知って驚きました。
将軍を辞めさせられた敗者という印象をお持ちの方もいらっしゃるかも知れませんが、そんなことも無いのかもしれません。
彼は、その後の人生を実にいろいろと楽しまれていたような記録もあります。
そんな内容の濃い人生を送られた慶喜さんの歌。考えさせられます。
今週もいろいろとやってきました。どうもお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
一つ、お知らせです。
来週・再来週と、私予定が詰まっておりまして、「名言とことば」の投稿を減らさせて頂こうと思っています。
来週以降2週間の投稿日は、10月31日、11月3日、8日、9日、11日の計5日間とさせていただこうと思っています。どうぞご承知おき下さいませ。