MRの「メールゲームのススメ」
今日はちょっとした、MR時代にみんなでワイワイ集まり遊びながら
MRのスキルUPしていた’’ゲーム’’を紹介します。
「メールゲーム」という名前でネーミングしていますが、
✔営業所の会議で’’ちょっとした勉強の時間’’だったり
※一応会議だから勉強という形に(笑)
✔新人~若手MRたちが集まったりして
このゲームをしていました。
結論からいうと、ある設定を作って、みんなで
その場合どんなメールを出すのか?を共有して
お互いの良い所を学ぼうというゲームです。
もちろんただ単に普段ユーザーに送付したメールを
共有してもいいのですが、設定を作ってスピードなどを
競ったりするのも面白かったりするんです。
今は、コロナによる影響のため、ユーザーにメールで連絡をすることも
多くなったのではないのでしょうか。是非、リモートでも出来る
MRスキルUPの遊びなので、取り入れて見て下さい。
メールゲームが生まれた背景
新人MRの時に担当したのが「病院」でした。
あまり訪問規制がない病院だったため、普通に訪問可能ですが、
「講演会企画の相談」「新しいエビデンスの紹介」など、
しっかり時間をとって面談しないといけないことも多々あります。
初めてメールを出した時のことを今でも思い出します。
営業所にて講演会を企画している先輩から
「○○先生(私担当)に講演会の企画の件で相談したいんだけど
アポイント取れる?」
この声に反応して、私の病院を引き継いでくれた先輩が
「〇〇先生ならメール出せばアポイント取れるよ。新人君(私)
メールアドレス引き継いでいるよね。メール出せばアポ取れるよ」
メールを出すというタスクはわかったのですが、
「アポイントメールの文章の作り方がわからない・・・」
もちろん、最初は病院を引き継いでくれた先輩が私のPCでメールを作って
Drにアポイントメールを送付してれました。
アポイントメール以外でもメールをDrに送付することは
多々あります。新人の私は、’’事あるごとに’’、その先輩にメールを
添削してもらいました。
その後、月日が流れいつのまにか自分が「後輩」のメールを
添削するようになっていました。
ふと、気づきました。
会社って、「疾患・製品知識・説明会・ロープレ」は研修で学びますが
✔メールの文章の作り方って
一子相伝(面倒みてくれた先輩)になってない?
✔Drとのメールのやり取りってブラックボックスになってない?
✔上手くて綺麗な文章で伝えれば有効ですし、他社も使っているよな。
※もちろんルールは厳守で
それだったら、みんなでメールの文章を共有したら面白いと思い、
このメールゲームが生まれました
メールゲームのやり方
1:簡単な設定を作り、みんなでその設定を共有
2:司会にそのメールを送付
3:司会の方がそのメールを紹介するという単純な遊びです。
※制限時間を設けても面白いです。例えばアポイントメールを
1件出すのに10分もかかるのはありえないので。
※参加者全員にメールを送付してもいいです。
ただし見てもいいのは制限時間が終わってから。
では、参考までに「アポイントメール」と「御礼メール」の
設定を例に出してみましょう。
アポイントメール設定
例えば、先輩から依頼されたという下記の設定はいかがでしょうか。
__________________________________ちょうど新発売になった「ケットウサゲール」の発売記念講演会を企画しているんだけど〇〇君の担当している、エリアで影響力のある令和記念病院の糖尿 太郎先生に座長をお願いしようと思っているんだ。まだ、細かい時期は決まっていないんだけど10月くらいをイメージしてるんだ。一応演者は「ケットウサゲール」の治験を実施した平成大学病院の重鎮 茂先生を考えているんだよ。一度企画の打診してみたくて、糖尿先生と面談したいんだ。ちなみに、僕の候補日は8月29日・30日・31日だったら終日大丈夫だよ。もちろん同行するから、アポイント取ってくれないかな。
__________________________________
制限時間は5分以内でどうぞ!みたいな感じです。
早い人だと、1分以内にはメールが出来上がり、送付されます。
慣れてない人だと5分たっても出来ません。
ポイントはいくつかあるのですが、アポイントメールの場合は
「雛形」を持っておくというのが鍵になると思います。
雛形があると、ユーザー名・アポイントの依頼内容・日程
最低でもこの3点くらいを入力するだけで出せると思います。
そして、メールをお互いに送付しあうことで一気に何種類も
上手いフレーズや雛形や文章の言い回しを共有することが出来るのです。
御礼メール設定
次はこんな設定はいかがでしょうか。
__________________________________ケットウサゲール発売記念講演会が終わり、今日は昭和クリニックの
循環 次郎先生に出席してもらったな。普段、絶対に講演会に来ない
先生なのに来てくれた。糖尿病には興味あるのかな。すぐに帰って、
懇親会は出なかったけど、「今日はありがとう、勉強になったよ」っていってくれたな。一応、アドレスは知っているから、御礼メール送ろう。
__________________________________
制限時間は5分です。どうぞ!
今は、コロナ関連で講演会もオンラインがメインと思いますので、
現在の環境と異なるかもしれませんが、御礼メールを送ることが
あると思います。
こういった御礼メールでも綺麗な文章で書く人は書きますし、
「今日は講演会に来て頂き有難うございました」で
手が止まってしまう人もいます。
私の場合は、アポイントメールは雛形を作り、御礼メールも良いフレーズを
いくつか持っていてそれを使いまわしていました。
そしてそれは、尊敬する先輩から教えてもらったりしたのですが、
こういったものはもっと共有すべきだと思います。
いかがだったでしょうか、少なくとも私のいた製薬メーカーでは
メールの文章に関してオフィシャルに学ぶ機会はなく、
先輩から教えてもらうといった一子相伝スタイルでした。
良い文章・綺麗な文章・響く文章を共有し、Drがメールを
開けたときに「このMR丁寧だな」と少しでも思って頂けるように
営業所のみんなや、新人~若手だけでもいいし、リモートの会議でも
出来るのでこの「メールゲーム」をやってみてはいかがでしょうか。
少しでもお役に立てば幸いです。
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