感謝が新しい地球を創造する - 子どもBig Talkを終えて
昨日、世界から子供たちが集まって対話をするイベント「子どもビックトーク•今だからこそできる大切な学び、気づき」を実施しました。
日本、オーストラリア、アメリカ、南米、ヨーロッパ、など世界をつないだ文字通りのグローバルな子どもイベントになりました。
イベント終了後に様々な人と話したり、アンケートをとってわかったのですが、私の知らないところで、色々とご迷惑をかけていたようで、心から申し訳なく思っております。次回以降の改善点に結びつけていきたいと思っております。
また、昨日は、子供たちだけでなく、大人たちにも参加していただき、イベントを支えていただきました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
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このイベントは私の夢の1つでした。2010年頃、私は自分の内面に深く潜り込むワークをしていました。その時に、地球上の子供たちがお互いに深く結びつき、支えやっているビジョンが頭に浮かびました。私はその時、目から涙が溢れて止めることができませんでした。私は、その時のそのビジョンを常に心に抱いてきました。
そして、最近U理論を学び始め、今ここに立ち現れる「未来」に耳を傾け、それを形にしていくプロセスについて学びました。このウィルスの状況が深刻化するにつけ、私の日常生活の中に、子供たちが登場する「未来」のビジョンが頻繁に浮かび上がるようになりました。私の勤務している学校から生徒たちがいなくなり、教師たちだけが登校し、空っぽの教室で1人作業していた時、私の思いはピークに達し、私個人では抑えることのできない大きなうねりみたいなものを体内で感じ、何かが生まれたがっていました。そして、それを、今回のイベントとして結実させたのです。
どうなるかわかりませんでしたが、思い切って「未来」に飛び込んだと言う感じがしました(その結果、「えいやっ!!」と強引に始めた結果、冒頭で触れたように、運営や進め方等でご迷惑をおかけしましたが)。
今回のテーマは、「感謝」でした。まさか、そのテーマが、後半の大きなビジョンと結びつくとは思いませんでした。
子供たちは、様々な形で今だから見えてきた感謝をシェアしてくれました。
「毎日ご飯を作ってくれるお母さんに感謝」
「地球に感謝」
「危険なのに毎日外に働きに出かけるお父さんとお母さんに感謝」
「家にお父さんとお母さんがいないので面倒みてくれるおじいちゃんおばあちゃんに感謝」
「自分と感動を分かち合ってくれる友達に感謝」
「自分のことを初めて受け入れてくれた友達に感謝。生きているのが辛いなぁと思った時に助けてくれた」
「鉛筆と消しゴムに感謝。鉛筆と消しゴムがなかったら宿題ができないから」
「猿に感謝。猿がいなかったら進化して私たちになっていなかったから」
「宇宙に感謝」
「命に感謝」
「今この瞬間に私たちを守るために働いてくれている全ての人に感謝」
「病院で働いているお医者さんやスタッフに感謝」
「私たちに食べ物を売ってくれるお店に感謝」
「遠くからいろいろな食べ物を運んでくれている人たちに感謝」
「ゲームに感謝。ゲームが心の支えになっている」
などなど。
中には、お母さんと一緒に参加していた男の子がお母さんに対して「毎日ご飯を作ってくれてありがとう」と言う場面もあり、その姿に目頭が熱くなりました。
今だから見える感謝がそこにありました。
今だから言える感謝がそこにありました。
今だから見える愛がそこにはありました。
その他、このイベントでは数え切れない位の感謝が溢れ、明らかに、不安や恐れで満ちている外の世界とは違う次元が誕生していました。
そして、私は、感謝がいかに、人のハートをオープンにして、世代や環境や時間や物理的条件や文化や言葉や生い立ちなどのすべての違いを乗り越えて、人々を1つにすること、そして、それが未来を創造する大きな原動力になるんだと言うことを実感しました。
その時に、浮かんできたビジョンを絵にしてみました。
私たち大人が作り出してきた地球から、新しい地球が立ち現れ、その新しい地球からの輝きが世界全体を照らしているイメージです。そして、新しい地球と今の地球、新しい世代と今の世代を結びつけるのは感謝であると感じました。
いやー、このイベントやって本当に良かったと心の底から思いました。
そして、このイベントは継続して行っていくミッションなのだなぁと感じました。今後、月1位のペースでやって行けたらいいなと思っています。
改めて、このイベントに関わって下さった全ての方々に心から感謝申し上げます。いくら感謝申し上げても申し足りない位です。
今は、一人一人がソーシャルリスティングで2mの距離を置かなければいけませんが、ハートから生まれる感謝を合わせれば、そこから創造される未来は無限にあると思いました。
本当にありがとうございました。
オーストラリアより愛と感謝を込めて。
野中恒宏