OLDIES GOODIES #41_映画「大脱走」
ミュージックフリークマガジンいち押しラジオ番組♪♪♪ フォークシンガー・ばんばひろふみ氏と、音楽プロデューサー・長戸大幸氏が圧倒的な音楽知識と豊富な経験で、1950~70年代の洋楽を中心に多くのアーティストがカバーする大ヒット曲やここでしか聴けない激レア音源等を紹介してくれる「OLDIES GOODIES」をご紹介!
ばんばん)今週も始まりました「オールディーズ・グッディーズ」、ばんばひろふみです。
大幸)長戸大幸です。
ばんばん)昔、大幸さんは「夏が好きや」って言ってましたね。船遊びとか水遊びとかは結構しはるんですか?
大幸)あの~大津ってね、ばんばんさんもご存知だと思いますが、琵琶湖から山までが近いんです。
ばんばん)あ~確かにそうですね。
大幸)本当に数百メートル行けば山で、数百メートル反対に行けば琵琶湖なんで。だから小さい時からずっと川遊びというか、湖遊びやってましたけどね。
ばんばん)今でもやっぱり好きですか? 海より琵琶湖の淡水の方がいいですか?
大幸)僕、たまたま船持ってるんで、今海だとちょっとやっぱり荒れるで、琵琶湖に置いてあるんです。
ばんばん)僕も一度乗せていただきましたけど、楽しいですね。
大幸)はい、琵琶湖の方が遭難もしないから(笑)
ばんばん)確かにね(笑)。という事で、また乗せて欲しいと思いますが、さて今日は?
大幸)今日はね『大脱走』という映画。
ばんばん)スティーブ・マックイーン!
大幸)そうです。僕がちょうど中3の秋かな、1963年の秋くらいだったと思うんですが、『大脱走』という。これがまたその年の1年くらい前にあった『史上最大の作戦』と同じく、ゲスト俳優がいっぱい出てる映画で。若い時のチャールズ・ブロンソン、それから『ブリット』で出てきたジェームズ・コバーンとか、これは『荒野の七人』にも出てますが。あとジェームズ・ガーナーとか、これは当時も有名だったんですけど、後に『きみに読む物語』という十年くらい前かな、映画でおじいちゃん役をやってましたけどね。
ばんばん)うん、はいはい。
大幸)で、この「大脱走マーチ」、コレもミッチ・ミラーがやってるんですけど、まずサントラ盤があるんで。マーチとフィナーレがあるんですけど、マーチの方を。
ばんばん)『大脱走』すごいですね。シングルね。A面B面が分かれてるんですかね。
大幸)はい。分かれてるんですが、「大脱走のマーチ」聴いてください。
ばんばん)これも映画のテーマとしてはすごいヒットしましたよね。
大幸)はい。通常のポップスとしてヒットしました。特にヒットしたのがやっぱりミッチ・ミラー合唱団。
ばんばん)そうですよね。
大幸)♪~Mabel~♪と。なんか毎回女の子の名前を出すわけですよ、なんとかちゃん、最高に可愛いねと。1番で。
ばんばん)あ〜、うん。
大幸)次は違う名前で、今度はなんとかちゃんはもっと可愛い、もうあの子可愛い最高だ、3番は次またなんとかちゃんはもっと可愛い!って。
ばんばん)へぇ〜(笑)
大幸)なんとかちゃん可愛いみたいな歌で、まあどちらかというと僕ら日本とだいぶ違うんですけど、戦歌、戦争ものの歌なんです。向こうの戦争って明るいじゃないですか。
ばんばん)うん、よく軍隊の訓練の時にみんなが歌いながらね〜。
大幸)そうそう、あの感じですよ。あの感じのミッチ・ミラー合唱団の「大脱走のマーチ」を聴いてください。
ばんばん)はい。
ばんばん)これはいいですよね、女の名前言いながら行進してんねんから。
大幸)そうそう(笑)。こういう感じが前も一度おかけしましたけど、「ビスマルク沈みぬ」にもこういうのがあって。それもチラッとかけてください。
ばんばん)ビスマルクってイギリスの戦艦ですよね、沈みましたけど。
大幸)そうそう。だからプレスリーの「G.I.ブルース」も、♪~Hup-2-3-4~♪ なんでこの感じだったんですけどね。
ばんばん)はい。これやっぱり行進しやすいような、ね。
大幸)うん。で、「霧の中のロンリー・シティー」って曲ご存知ですか?
ばんばん)ジョン・レイトンですね。霧のシリーズ。
大幸)そう。「霧の中のジョニー」っていうのとか、これが1963年にヒットするんですけども、これにジョン・レイトンも出てるんですよ。
ばんばん)えっ? この『大脱走』に?
大幸)はい。
ばんばん)あ~そうですか。
大幸)で、『大脱走』っていうのはまあドイツに捕まった米軍英軍連合軍の捕虜たち。
ばんばん)あ~、それで脱走するわけですね。
大幸)捕虜たちが本当に脱走するんですよ。まあなんか実話だったような感じなんですけど。
ばんばん)あ~そうなんですか。
大幸)はい。で、バーっと脱走して、まあ結局みんな逮捕されるんだけど、たまたま逃げることに成功したのが三人いたはずで、その三人のうちの二人がこのジョン・レイトンと、チャールズ・ブロンソン。この二人が北海に逃げて、ボートで北海からどこか逃げていくんです。で、もう一人のジェームズ・コバーンが自転車で他国へ逃げるんですよ。
ばんばん)ほう、逃げるんですか。
大幸)この三人が殺されるか、もういっぺん捕まるかなんです。
ばんばん)マックイーンは捕まったんですか?
大幸)捕まったんです。あのね、バイクで逃走してるんだけど、最後にバーンバーンと行くんだけど結局捕まるんです。バイクで逃走するのが見ものなんですよ。
ばんばん)あ~走ってるとこがね。
大幸)まあ彼自身バイクが好きだったと思うんです。で、このジョン・レイトンの「霧の中のロンリー・シティ」をまず聴いてもらいたいのは、僕ねこの曲、実は黛ジュンさんの「霧のかなたに」っていう曲があって、僕は大好きだったんですよ。すごいいい曲だなと。
ばんばん)うん、黛ジュンさんのバージョンがね。
大幸)そう。まあちょっと歌謡曲っぽいけど、冷静に考えてみるとどうもこれに似てるんですよ。
ばんばん)あ~そう〜(笑)
大幸)だから、もしこれから取ったんだとしたらですよ、すごいなと思います。
ばんばん)ほう〜。
大幸)「尊敬するな~この作曲家は」というような取り方だと。あっ、取ってないかもしれませんけど(汗)。 まあちょっと「霧の中のロンリーシティ」オリジナルの方聴いてください。
ばんばん)これはヒットしてないですか?
大幸)しました、しました。ちょっと黛ジュンさんの頭と、オリジナルの頭だけ聴いてみましょうか。
ばんばん)これはあれですね、拍子がハチロク(6/8)と、要は4分に変えただけ。
大幸)そうそう。ネッ、なんか似てるでしょ。
ばんばん)う〜ん(笑)
大幸)これもし取ったんだとしたら素晴らしいなと。
ばんばん)いや、これは結構意識が入ってるんじゃないですか?
大幸)そうですかね(笑)。こういう取り方は素晴らしいですよね。
ばんばん)うん、ちょっとノリが変わるだけでね〜。でもやっぱり”霧”は出てくるんですね(笑)
大幸)(タイトルに)霧もあったんで、(そこから)霧を取ったのかなと。僕ね、黛ジュンさんも好きだったんですよ、声が。というか雰囲気というか、黛ジュンさんの「霧のかなたに」を聴いてください。
ばんばん)これは、うん、言われたらそうですよ。
大幸)まあ頭だけなんですけどね。でもなんかニュアンスは似てるかなと。で、その『大脱走』のスティーブ・マックイーンの、僕らは『大脱走』の前にTV番組で『拳銃無宿』っていう。
ばんばん)もう大好きでした!
大幸)大好きでしたでしょ。
ばんばん)あの~ライフル銃を短く切ってね、チャカドンドン。
大幸)そうそうそう。これがどうもね、あんまりいい音楽がないんですが、『拳銃無宿』の時に流行ってた「ローハイド」という。
ばんばん)「ローハイド」! もうこれはすごい国民的ヒット曲じゃないですか。
大幸)めっちゃ流行ってたでしょ。僕小学校の時ですけど。
ばんばん)ジェフ・ウォーカー!
大幸)そうそう、♪~Rollin’ Rollin’ Rollin~♪
ばんばん)♪~Rollin’ Rollin’~♪、僕一番初めに買ったレコードがこれで、小学校の時。
大幸)あ~(笑)。ローハイド」フランキー・レイン聴いてください。
ばんばん)いいですね!
大幸)クリント・イーストウッドが若かった。
ばんばん)そうそう。あの~隊長がギル・フェイバー。亡くなりましたけど。
大幸)そう、はい。
ばんばん)これ本当にね英語も分からずに、♪~Rollin’ Rollin’ Rollin’~♪ですもんね(笑)
大幸)そうそう(笑)。で、どっかね人の尻をバーンとベルトで叩いてね。
二人)笑
ばんばん)昔、伊藤なんとかとリズムエアー?
大幸)リリオ・リズム・エアーズ!
ばんばん)あ~あれがスリッパでバチーン! そう、思い出しました!
二人)笑
大幸)この「ローハイド」と次にもう一つ同じく人気があったのが「ララミー牧場」。もうこれ前にも紹介しましたけど。
ばんばん)あ~これも、ジェス・ハーパーね。
大幸)はい。では「ララミー牧場」もチラッとかけてください。
ばんばん)これは、インストですか?
大幸)たぶん。
ばんばん)♪~Laramie~♪って、ありましたよね。
大幸)それもありましたね。では、同じく「サンセット77」っていう。
ばんばん)もうこの頃はすごいですね、アメリカのドラマが。
大幸)そうそう、アメリカドラマ凄かったです。じゃあウォーレン・バーカーでしたかね、「サンセット77」のテーマを聴いてください。
ばんばん)これを観てね、我々はアメリカって凄い所だなって。
大幸)はいはい、かっこ良かったです。男がみんなハンサムだったし。
ばんばん)ねえ、あんなすごいオープンカーに乗って。
大幸)(笑)。では同じく「サーフサイド・シックス」
ばんばん)これも本当にね。これでしたっけ、あのトロイ・ドナヒューが出てきたの?
大幸)はい。トロイ・ドナヒューが人気がありましてね。スザンヌ・プレシェットっていう有名な美人女優と結婚して。
ばんばん)もう〜日本でも超スーパースターでしたね。
大幸)そうそう、だからその「Al Di La」というテーマを歌った、『恋愛専科』という映画を観に行ったんですけど、まさしく「ローマの休日」のパクリみたいな。
ばんばん)はいはい。
大幸)スクーターに乗ってローマを案内して、でもまあそれなりに面白かったですけどね。まあその「サーフサイド・シックス」を。
ばんばん)あの~これマイアミですよね? さっきの「サンセット77」はロスかなんかでしょ?
大幸)ロス、はい。
ばんばん)ねえ、すごく行きたい。行きたかったですよね?
大幸)いやいやもう〜素晴らしい。みんなアメリカものすごいなと思ってましたよ。
ばんばん)思いました、よくあんな国と戦争したなと思いましたけど。
二人)笑
大幸)トロイ・ドナヒュー、先週も話したんですけどあんまり歌上手くないんだけど、この曲に女性コーラスがバーっと入ると結構いいんですよ。
ばんばん)なるほど。
大幸)トロイ・ドナヒューがヒットした「恋のパーム・スプリングス」は、日本でも大ヒットしたんです。
ばんばん)これは大ヒットしましたね。
大幸)はい。じゃあ「パームスプリングスの週末」っていう映画のテーマソングだったんですけど、「恋のパーム・スプリングス」聴いてください。
大幸)楽しそうでしょ?
ばんばん)うん。
大幸)女性がいっぱい入って。
ばんばん)ええ、豪華ですよね。
大幸)これだとね、歌が下手なことが分からない。
ばんばん)分からないですね、確かに。
大幸)で、「サーフサイド・シックス」の前に言った「サンセット77」っていうのが、エフレム・ジンバリスト・ジュニアとロジャー・スミスでしたかね。
ばんばん)あ~。
大幸)二人の若き弁護士かなんかの話なんですけど。そのロジャー・スミスが、実は当時めちゃくちゃ人気のあったアン=マーグレットと結婚したんですよね。
ばんばん)あ~そうですか。アン=マーグレットっていうとスウェーデンかどっかの出身の人ですよね。(※スウェーデン系アメリカ人)
大幸)あ、そうですか?
ばんばん)はい、アメリカで成功して。
大幸)へ~。彼女の一番有名になった『バイ・バイ・バーディー』っていう。
ばんばん)この歌好きでしたね、なんかあのエルヴィスをモデルにしてるんじゃないですか?
大幸)そうそう、エルヴィスをモデルにしてるし、まあアン=マーグレットとエルヴィスが二人で共演した、丁度この後くらいに『ラスベガス万才』っていう。
ばんばん)はい。これ観に行きました、映画。
大幸)可愛かったでしょ? その辺の曲をかけましょうか、じゃあアン=マーグレットの「バイ・バイ・バーディー」。
ばんばん)これはなかなか本当にこう〜、ファンの女の子の感じをすごく出してますよね。
大幸)はい。で、このアン=マーグレットみたいな可愛い子がいっぱいいるんじゃないかと思ってロスに行った時に、
ばんばん)ほう〜。
大幸)色々見たんですけど、いませんでした(笑)
二人)笑
大幸)本当に、ロスもなんか太った人たちだらけで。
ばんばん)あ~、だからアン=マーグレットはやっぱりスウェーデンやん?
大幸)あ~、なるほど。スウェーデンへ行けば良かった。
二人)笑
大幸)では『ラスベガス万才』で、そのアン=マーグレットとエルヴィスが共演した「ラスベガス万才」を聴いてくだい。
ばんばん)え~今日は映画『大脱走』を中心に、色々アメリカのドラマ曲中心に聴いていただいてます。
大幸)今のプレスリーの、僕歌うのが難しいと思いますよ。
ばんばん)あ~あの歌。僕歌ったことあるんですけど難しい!
大幸)これはちょっと今の時代はいいですよね。今はこんなような感じが流行ってるじゃないですか、音程が取れないような難しいやつが。
ばんばん)うんうん、そうですね。
大幸)ねえ、これはもう本当歌が上手い、歌もリズム感もないとこの歌歌えないですよ。
ばんばん)これをまた踊って歌うんですからね。
大幸)そう、ま、踊って歌ってなかったとは思いますけど。
二人)(笑)
大幸)では、同じくTV番組で『ハワイアン・アイ』っていう。
ばんばん)これまた日本人にハワイの良さを。
大幸)はい。これ出てくるあの、コニー・スティーブンスっていう。
ばんばん)可愛らしかった、この人。
大幸)うん。この人、まあちょっと綺麗ではないけども、声がね。
ばんばん)キュートでしょ?
大幸)めちゃくちゃセクシーな声。うん、こんな声の人その頃あんまりいないっていうような声だった。
ばんばん)そうそう。ロス行ってもいなかったですか?
大幸)いなかったですね(笑)
ばんばん)笑
大幸)では『ハワイアン・アイ』のテーマソングを、ウォーレン・バーカーです。
大幸)ではその『ハワイアン・アイ』のコニー・スティーブンスが歌う「シックスティーン・リーズンズ」っていう、前も一回かけたんだけど。
ばんばん)その曲ね。
大幸)すごく好きなんで、はい。
ばんばん)なんかそそりますね、この声は。
大幸)はい、いい声でしょ。
ばんばん)ものすごく甘えた声でしょ。
大幸)彼女がね、当時、JAZZを歌ってた時がありましてね。
ばんばん)あ~そうなんですか? この人は元々女優でしょ?
大幸)女優です。だからちょっと僕ね、秋本奈緒美っていう子をプロデュースする時にJAZZにしようという事になって、彼女にこのコニー・スティーブンスのJAZZのレコードをいっぱいコピーさせてデビューさせたことがあったんですけどね。
ばんばん)ああ、なるほどね。
大幸)いわゆるJAZZをもっとPOPSにしようという意識があって。で、その後『うちのママは世界一』というテレビドラマが。
ばんばん)これはね、観てて思いましたよ、アメリカの生活はすごいなと。
大幸)あ~確かに、ドナ・リンじゃなくて、なんかそんな名前の女優さんでしたよね。(※ドナ・リード・ショー)
ばんばん)ママがね。
大幸)はい。で、この『うちのママは世界一』に出てくる子供が、お姉ちゃんと弟がいるんですが、弟がプレスリーにそっくりなんです。
ばんばん)あ~そうでしたっけ? へえ〜。
大幸)で、その男の子が中3くらいですかね。で、高校2、3年の可愛いお姉ちゃんがいて、この子が実はシェリー・フェブレーといって、その後「ジョニー・エンジェル」という曲で全米1位になるんです。これ、1962〜63年頃だと思うんですけどね。シェリー・フェブレーの「ジョニー・エンジェル」を聴いてください。
大幸)では『うちのママは世界一』の同じ頃に、『パパはなんでも知っている』っていうの覚えてますか?
ばんばん)これも、もう全部観てましたね。怖いね(笑)
大幸)(笑)。『パパはなんでも知っている』のテーマソングをチラッとかけてみてください。
大幸)これ聴いたからって、あまり思い出さないでしょ?
ばんばん)そうやね。
大幸)ね、こんなん流れてたみたいですけどね。で、『奥様は魔女』っていうのがありましてね。
ばんばん)サマンサ、旦那はダーリン。
大幸)はい。ダーリンも途中で俳優変わりましたけどね。
ばんばん)あ、そうでしたっけ!?
大幸)はい。ではその有名な『奥様は魔女』のテーマ曲を、これは多分知ってると思います。
ばんばん)なんか『奥様は魔女』を聴いてて、あの頃って『ザ・ルーシー・ショー』とかってあったじゃないですか。あれもすごい思い出しましたね。
大幸)はい。『ザ・ルーシー・ショー』ね。あの感じですよね。
ばんばん)はい、面白かった。 ルシル・ボールね。
大幸)あとね、『ベン・ケーシー』っていうね、お医者さんの流行ってましたよね。
ばんばん)これお医者さんのやつでしょ。頭がかっこ良かったでしょ、無限なんとかっていう。
大幸)そうそうそう。
ばんばん)では『ベン・ケーシー』のテーマを聴いてください。
ばんばん)改めて聴くと、「あっ!こんなんやってんな」と。
大幸)はい。当時あと『ボナンザ』とかね。
ばんばん)『ボナンザ」ありましたね、はい。
大幸)「ミスター・エド」っていう馬が喋るのが色々あったじゃないですか。
ばんばん)「名犬リンチンチン」とかありましたね。
大幸)はいはい。 まあそういう中で、その『ベン・ケーシー』の後に出てきたのが「ドクター・キルデア」といって、あのリチャード・チェンバレンっていう方がやってた、これも医者ものなんです。
ばんばん)あ~なんか渋い俳優でしたね。
大幸)前も話したと思うんですけど、彼のデビュー曲だったんですかね、その歌をリチャード・チェンバレンが歌っていて、これが「Close to you」なんですよ。
ばんばん)「Close to you」ってあの、カーペンターズがヒットした。
大幸)そうそう、カーペンターズ。で、バート・バカラックが若い時の曲。
ばんばん)あ~。
大幸)この曲を多分ね、ディオンヌ・ワーウィックが取り上げて、で、それを聴いたカーペンターズが取り上げた。
ばんばん)へえ〜そうですか。
大幸)だからそのカーペンターズのお兄ちゃんの方がオールディーズに大変詳しくて。で、リチャード・チェンバレンのを聴いても、これでは売れないだろうなという感じなんです。
ばんばん)なるほど(笑)
ばんばん)僕らカーペンターズを知ってますから、これはダメですね。
大幸)ダメです。では、ディオンヌ・ワーウィック版を。
ばんばん)しかし、これもあまり売れないですよね。
大幸) ねっ。やっぱりアレンジ大事ですね。
ばんばん)本当にね、大事ですよ。
大幸)これがカーペンターズに変わるとってことでね。ではカーペンターズの「Close To You」を。
ばんばん)これはやっぱりリチャード・カーペンターがアレンジ?
大幸)うん、そうです。これがこんな風に変わったんですから、素晴らしいですよね。
ばんばん)本当ですよね。逆に言えば、怖いもんですね。アレンジひとつでね。
大幸)ねえ。だから昔の曲をもう一回掘り返せばこういうのがいっぱいあるかもしれないですね。
ばんばん)本当ですね。え~、ばんばん&大幸の『オールディーズ・グッディーズ』。今週は映画『大脱走』から色々話がホームドラマにいきましたけど、あっという間に過ぎてしまいますね、こういうなん聴いてるとね。
大幸)そうですね、はい。
ばんばん)さて、来週は?
大幸)来週はねえ、ボブ・ディランが出演してた『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』という。若い時観た、
ばんばん)僕も観ましたね、この映画。
大幸)観たでしょ。
ばんばん)はい。
大幸)これ、サム・ペキンパー監督だったかな?
ばんばん)そうでしたね。これを中心にお送りするという事でございますね。
大幸)はい。
ばんばん)という事で、今週はこの辺で、お相手はばんばひろふみと、
大幸)長戸大幸でした。
ばんばん)それではまた来週まで、ご機嫌よう。
二人)さようなら。