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久しぶりの書籍レビュー『構造化思考のレッスン』 by荒木博行先生

久しぶりに書籍レビューしようと思います。

今日扱う本はこれ
https://x.gd/BmNsH



荒木博行さんの

「構造化思考のレッスン」

に、なります。

荒木さんとはちょっと不思議な縁で
最近連絡を取るようになりました。

その際にすぐに

「献本したいので」と言われ、、

ていうか、あのスピード感はハンパないな〜と。

で、その荒木さんのスピード感に対抗じゃないけどできれば次お話しする前までには読んでおきたいと思い、、

かなりゴッツイ内容でしたが、
今のぼくには本当に必要な本だったと思います。

荒木さん、、ありがとうございます。


「献本」って結構助かるんです。
なぜかというと、自分では買わないであろう本が多いからw

よくぼくが例に出しますが人はなかなかチャレンジしない生き物です。

・お気に入りのレストランにいったら いっつも同じメニュー チャレンジしようと思うも…

・気づいたら洋服ダンスには似たような服ばっか ネクタイ・スーツの違いが分からんw

・あれ?この東野圭吾の本、昔読んだことあったーーー

現にぼくの本棚は、、ですです。

ちなみに話は変わりますが、ちょうど本棚を整理しようと思ったので
この書籍でも触れているワークを実践しようと思います 笑

さて、前段が長すぎたので本題のレビューを。
まだまだ「構造化スキル」が低いので箇条書きでいきます。

先ずはこんな人にお勧めでいうと、、

■どうしてもぼくのように
「感性」を前面に出してビジネスをしちゃうタイプ

もっというと、

■ノリと勢いとテンションでなんとかやってこれた
 昭和ビジネスマンタイプ。

ぼくだって分かってます。
もっともっと整理しなきゃならないことは。

だけど、やはり面倒臭い、難しい。

これ系のワークに、チャレンジしたことが何回もあったが毎回挫折していた。

ロジックツリーが出てきた時は博報堂時代を思い出し、吐きそうになった……。

だけど、荒木さんが提唱する「5P」の概念は、
なんでだろう?? すんなり入ってきた。

ここがこの本のキモなので詳しくは読んでいただきたいのですが、
個人的には2つ目のP
「Piece(断片)」のところで多くの方が挫折するような気がする。

だけど、これをやることで一気に悩み・問題点の「可視化」が進む。
先ずはこのルーティン化から という意識を強く感じた。

当然1回読んだだけでマスターできることじゃないので実践するのみですが、早速次の勉強会のテーマにしようと思う。

正直100%実践しなくても効果がありそうだ。


そんな「構造化」「整理」が苦手なぼくが、類書は全部挫折したのに
今回最後まで楽しく読めた理由は

■ロボットの「コウゾウ」くんと主人公の「タカシ」くんとの掛け合いSTORY構成だから

たまにビジネス書でも見かける手法だがこの難しいテーマだからこそ
この手法は輝きを増すことを知る。

小説を読むような感覚で最後まで一気に読める。
(本当はワークしながら読んだ方がいいと思うが、それは次回でw)

この感覚は、以前読んで楽しかった北野唯我先生の転職の思考法に近い
https://x.gd/VcsEL

ちょっとネタバレになるが、最後の「コウゾウ」くんと「タカシ」くんとのお別れのシーンで少しウルッと来たのは内緒w

荒木先生は、構造化の理論を丁寧に説明するも

「量が大事」だと言う。

そりゃあそうだ このワークは一朝一夕では身につかない。
実践あるのみだけど、当然同じ行動でも知っていると知らないとでは違う。

また、ケーススタディがメチャクチャいい!
ていうか、このまんまでもいいんじゃね?みたいな。

理論を丁寧に説明するときに、やはりケーススタディは分かりやすい。
ただその取り上げる事例がマニアックだと結局伝わらない。

先ほどの本棚の整理の仕方の構造化の他に、

・人事の人と面談する前の構造化ワーク
・タスクが溜まりまくって時間がない人のためのワーク

は、かなりお勧めです。
(読むだけでも全然違う!)

文中に触れた、構造化に必要な5Pですが

・Purpose(目的)
・Piece(断片)
・Perspective(視点)
・Pillar(支柱)
・Presentation(表現)

ですが、荒木さんは最初、

・Purpose
・Premise
・Parameter
・Parts

という4Pで構造化を表現していた模様。
そこからアップデートし続け、結果Purpose以外は全部変更されている。

つまり、何度も磨き上げて体系化されたということ。

すんなり入ってくる理由はきっと
「伝え方」も意識されての改良だったと思われます。


「構造化」のスキルはビジネスマン必須のスキルです。

ですが、全員が簡単に手に入るスキルでもないと思う。

ただ、先ずは読むだけでも、読んでない人とくらべたら十分凌駕できる構成に脱帽しました。

ぜひ、お勧めです。

https://x.gd/BmNsH


繰り返しになりますが、ぼくのような

「感性」を前面に出してビジネスをしちゃうタイプ

もっというと、

ノリと勢いとテンションでなんとかやってこれた昭和ビジネスマンタイプ。

↑必須ですw

それでは!


PS

本書のメインではないですが、最後に軽く出た

スティーブ・ジョブズが成功した理由

が、知らなかっただけにメチャクチャ面白かった。
これも「構造化」から見える発見。

ぜひお楽しみ、、です!

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