日記 2025.01.21~01.24
1月21日
ここ数日あまり体調がよくなかったけど、今日はよく眠れたこともあり、体調が上向いてきた。
まだ胃の調子はいまいちな感じがするけど、胃薬を飲んだおかげで一応落ち着いたので、自転車で図書館へ行くことにした。
図書館で見る棚はいつも決まっている。まずは新刊の棚、それから詩歌の棚や生活科学の棚、心理学の棚……。
順番に見てゆくと、随筆の棚に好きな作家さんの新刊を見つけた。中をぱらっと見てみると、結婚生活についての本のようで、これはいまの私の気分じゃないな……と思って棚へ戻した。
いまの私の気分じゃない。内容もだけど、なんというか、文字をたくさん読む気分じゃない。図書館に本を借りに来たというのに、あまり本を読む気分ではないのかもしれない。
疲れているのかな。まだ体調が良くないのかな。そう思ったら一気に体調が悪くなってきた。体が重い気がするし、胃もまたむかむかしてきた。やっぱり体調が悪いみたいで不安になる。
もう帰ろう。何も借りないのはもったいないので、あまり読んだことがないけど文字が少なそうな句集と詩集を一冊ずつと、気軽に読めそうな対談集を借りた。
また自分に暗示をかけてしまったな、と思う。体調が悪いと思うと体調が悪くなる。私にはよくあることだ。自分の体とメンタルの密接さにびっくりする。
不安障害なので、体調が悪いと思うと不安になって体の症状が出るのだと思う。わかっているのにうまくいかない。
最近、ネガティブになったときは「とほほ……」と言うといいというライフハックを得たので、「とほほ……とほほ……」と言いながら自転車をゆっくり漕いで帰った。だめだめな私だけど、なんだか可愛くも思えてくるよ、とほほ……。
1月22日
冗談半分で「スタバがパワースポット」「タリーズがパワースポット」と言っていたけど、今年初めてスタバに行ったらとても元気になった。やっぱり私のパワースポットだ。
というか、家がパワーなしスポットなのかもしれない。パワー吸いスポット、ともいう。
1月24日
恋人と本屋さんに寄った。詩歌の棚を見ていると、ここに私の歌集も置いてもらえるのかも……と思ってワクワクするし、緊張もする。
着々と第一歌集の出版へ向けて準備が進んでいる。これでも出版に対する緊張や不安な気持ちは減ってきたほうだ。
短歌を作り続けて10年以上。歌集を出すことは長年の夢だったけど、去年の夏ごろは歌集の準備を進めながらも楽しみな気持ちより不安のほうが大きかった。
刊行が近づくほどに不安が大きくなってしまうかもしれない……と思っていたけれど、実際には不安は逆に減っていった。
それは不安という感情はずっと同じテンションで持続するものではないからというのもあるけど、いい歌集ができそうだと実感が湧いてきたからなのだと思う。
時間はかかったけど、納得できる原稿ができた。自信をもって出すことのできる、いとおしい歌集だ。
不安がなくなることはないけれど、不安より楽しみな気持ちのほうが今は少し上回っているのを本屋さんにいると感じることができる。
帰りの電車まで時間があったので、彼とスタバへ行った。ソファ席に並んで座り、私はチャイラテ、彼はバレンタインっぽいフラペチーノを飲んでいた。
『私は早く彼と結婚したいのに、なかなか彼と生活するイメージが湧かない。それは彼との生活というよりマンションやアパートでの生活がイメージできないからで、私がずっと田舎の実家で暮らしているせいだから、最近はイメージするための材料を求めてピンタレストで写真を見ている』という話をした。
私は何事においても歩みがのんびりしていると思う。でも、着実に進んではいる。前へ前へ、ナマケモノのような動きでも進んでいるのだ。