【未来予想論①】
昔から意図せず同じ曲が頭から離れないことがある。これは本当に延々とリピートされるから厄介だし、自分の意思で止めることは難しい。
なんかこの現象に名称とかないのかなと思って調べたらイヤーワーム現象という名前がちゃんとあった。不随意音楽心像とも呼ぶらしいけどイヤーワームの方がそれっぽいし覚えやすい。
トム・ソーヤの著者も報告とあったので、古くは19世紀頃から、昔の人たちもこれに悩まされていたみたい。
最近だと韓国のILLITのMagneticって曲が頭から離れなくなってマジでキツかった。何がきついってYouTubeショートとかTikTokで耳にしたトコが延々とリピートされるから、ほぼ30秒ぐらいのサビのとこね、もう少し長ければまだそれなりに楽しむこともできそうだけど、30秒ぐらいのサビ部分が1日中延々とリピートされるもんだから堪ったもんじゃない。しかも韓国語で歌われている曲だから意味もなにも分からないしね。
人生で1番イヤーワームの頻度が激しい曲がSMAPのダイナマイトって曲の前奏部分だったから、仕方なくそれで上書きしようと思ったら、SMAP→ILLITのメドレーみたいなのが始まってマジで詰んだと思ったよ。
けっこう昔からこの現象には悩まされているから、いっそ開き直って頭で流れている曲のベースやギターとかドラムの音もちゃんと聴き取れるのかなと注意深く聴いてみたりしたこともあるんだけど、わりとそれは可能だったりもする。ただ、実際の曲を聴いて比べてみるとベースラインが違ったりするから、そういうハッキリしていない部分は想像で補っているんじゃないかなという発見もあった。
あと、意図的に他の曲で……先述したSMAPのダイナマイトで……みたいに上書きすることも出来たりするので、なんなら脳みそだけで好きな音楽を流すこともできるんじゃないかと期待してみたり。
やってみた。
これ、かなり聴き込んで歌詞もちゃんとわかっている曲ならそれなりにできるんだけど、歌詞が曖昧な洋楽とかだと意識と無意識の中間ぐらいに調整しないと途中でヴォーカルが歌詞を忘れて止まっちゃう。あと、ギターとかすげぇテキトーに弾き出して曲がまとまらなったり、ドラムとベースはふだん意識してちゃんと聴いていない曲だと鳴ってくれないことが多い。
だけどむしろちゃんと歌詞を覚えて全部の楽器の音を真剣に聴いてからやれば再現可能なんじゃないかなと考える。
これを上手く利用すれば脳みそだけで好きな音楽を頭の中に流すことが出来るんじゃないかなというのが未来予想論。つまり脳みその使ってない部分に音楽をダウンロードしちゃえば好きな音楽を好きな時に聴けるんじゃないかっていうね、将来的にそういう技術が生まれそうって未来予想。
そういえばアニメとか映画のシーンも意識して記憶すれば何秒かは頭の中で再現可能だから、近い未来、映画を観るのは目を閉じるだけ……みたいになるんじゃないかな。
なんてことを書いておけば、何十年か後に偶然的中して預言者的な立ち位置になれるんじゃないかと思って書いてみた。
それにしてもこの現象ってそんなに好きな曲じゃない曲で起こることが多いのはなんでなんだろう。
ILLITのMagneticなんてマジでサビのとこぐらいしか知らないから、そのリピートに耐えられなくてYouTubeで何回も最初から最後まで聴いてみることにしたよね。もしかしたらサブリミナル効果みたいななんかが使われてんじゃないかとさえ疑ったよ。
ショート動画とかで流行る曲とか、昔から頭から離れなくなるようなサビのある曲って、なにかしらそういう現象を引き起こすキッカケ、要因が隠されているんじゃないかと思う。
だふんそれを掴んだ人たちがヒット曲を連発したりするのかな。
歴史の勉強で年号とか覚える時も曲に合わせて歌にするとなぜか覚えられたりするから、それも気になって調べてみたけど、インプットする際に脳の多くの部分が刺激されると記憶に残りやすいんだってさ。
ということは頭に残りやすい歌や曲は聴いた時に脳の多くの部分を刺激するなにかがふんだんに含まれているのかもしれないよね。
さ、仕事行こっと。