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国語赤点連発ライターがKindle1位になった方法


国語教師「むらじ! 国語、28点! 赤点だ! 」
むらじ「やっぱ文章読むの苦手だわ。活字への苦手意識あるし、将来は文章つくる仕事なんかしないんだろうな」

 高校時代のわたしは、とにかく国語が苦手だった。

 平均点を超えることが目標。しかし、漢字問題は解けても読解問題で大苦戦。意味を捉えながら、膨大な文を読み進め、文章の要点をつかめなかった。

 「将来は文章に触れないことをしよう。機械をいじったり、お客さんとお話をしたりしながらできる仕事をしよう」と思っていた。

 15年後……

 わたしは今、ライターの仕事をしている。

 キャリア形成を迫られたわたしが、突然出会ったコピーライティングの先生。わたしは、先生が主催するオンラインスクールに参加し「実績」を手に入れるために邁進した。

 この話は、活字嫌いの落ちこぼれライターが、ライティングの恩師・切磋琢磨し合える仲間と出会い、人生で初めての「1位」を勝ち取る物語。

学生時代の国語嫌いを抱えたまま社会人に

 国語の科目に大苦戦した学生時代が終わり、大学卒業後、地方都市で非正規社員として営業職・事務職を経験した。文章に触れる機会はお客様や同僚との連絡のためにメールを作文する程度に留まった。

 不自由なく仕事はすすめられていたが、不安がよぎる。

「雇用契約満了が迫っている……」

 次のキャリアを決めなければならない。
 学生の頃から「一人会社をつくりたい」と思っていたが「売上1位」や「社内表彰」など、他人にアピールできるものを持っていない。理想ばかりが先走ってしまっていた。

たまたまみつけた「Webライター」という仕事

 キャリア形成のために、資格勉強をしてみたり、副業の定番である動画編集・セドリに挑戦してみたりしてみたが、大きな成果につながることはなかった。

 途方にくれながら、動画編集のネタをみつけるためにYouTubeで動画を見漁っていると、気になるショート動画を見つけた。

「だれでも成果につながる副業5選」

 その中のひとつに「Webライター」が紹介されていた。
 「日本語ならだれでも書けるから、仕事がもらえるよ」とのことだった。
 「これだ! 」と目を輝かせたわたし。国語のテストは赤点なのに。

 当然、思った通りの大成功にはつながらなかった。ライターの仕事はそんなに甘いものではないことがどうしてわからなかったのだろう。
 しかし、ライターにチャレンジする中で貴重な経験をした。

 自分の創作物を、初めて人に買ってもらったのだ。

 3000文字の記事を納品して、頂いた300円。嬉しすぎて、友達と家族に言いふらした。
 小さな成功体験がライター活動継続のモチベーションになった。

 しかし、そこから続かない。
 案件に応募しても返信すらなく、受注できても報酬は相場に遠く及ばず、継続案件など自分からほど遠いものだった。

 国語への苦手意識が執筆した記事にも表れる。要点が掴めず、伝えたいポイントを文章で表現できていなかった。
 「やっぱりダメか……」
 諦めかけたとき、スマホにインストールした「note」の通知音が鳴った。

『ものキャン 無料体験会のおしらせ』と表示されていた。

ライティングスクール「ものキャン」との出会い

 ものかきキャンプ (通称:ものキャン)
 株式会社出雲企画が提供しているライティングスクール。代表取締役のまよまよ先生をはじめ、各分野で活躍している講師陣が講義を展開している。

 まよまよ先生に初めて会ったのはYouTubeだった。
 「焦点を絞った語り口」と「後ろで寝ているワンちゃん」が印象に残っていた。

 noteでは、目からウロコのライティング術を無料で発信していた。フォローをし、暇があったらノウハウをノートにまとめた。

 まよまよ先生から無料体験会のお知らせをもらい、すぐに参加申し込み。
 今だからこそ言えるが、当時はスクールに入校する気はなかった。

 「お金のかかることはしたくないし」
 「怪しいオンラインサロンの話もよくきくし」
 「まだ知らないノウハウを聞けたらラッキーだな」
 ぐらいにしか思ってなかった。

 体験会当日、本業を終えて指定されたZoomにアクセスすると、YouTubeで見たまよまよ先生がいた。芸能人に会った気分。

 ライティングスクールのPRが主な内容になると予想していたが、まよまよ先生はしっかりと講義を始めた。

 ライターとしてのキャリアについて、記事を執筆する前の心構え、心理学モデルに基づいた文章術。

 ものキャンでは一つの目標として「電子書籍の出版」を挙げていた。
 資格とはまた違う、ライターの肩書になるもの。

 体験会終了後、心が高ぶって仕方がなかった。すぐにライティングスクールへの入校手続きを終わらせた。

 この決断が、後の大成功につながる第一歩だった。

ものキャンで過ごした3か月。すべては「実績」のために……

 約2時間の講義を週1度のペースで受講した。
 講義の内容はとても濃く、膨大なインプット量で熱が出るほどだった。

 提示される課題もじっくりと取り組むことが必要だった。期限内に提出するために、本業が終わったら勉強部屋に籠り、週末の趣味の時間は減っていった。

 講義と課題をこなしていく中で、ひとつ大きな成果があった。
 自分の人生をふり返り、自分がもっているものを認識できたことだ。

 キャリア形成のために資格勉強や様々な副業に手を出した経験から、そのときに苦労したこと・出来るようになったこと・初めて経験したことを再認識した。

 自分の目で見て、経験したことを文字におこすと、文章に大きな幹が出来た感覚があった。

 「自分の頭や心を、伝わりやすいように記していけばいいんだ」
 このことに気づいてから、いろいろな良い影響につながった。

 Xでのフォロワーが飛躍的に伸び「むらじさんの経験をもっと知りたいです」と嬉しいメッセージをたくさんいただいた。
 さらに、執筆したnoteの記事がわたし設企画に取り上げられた。閲覧数が急激に伸びたことへの驚きは今も忘れられない。

 1つ1つ課題を進めていき、ついに目標の一つである20000文字の電子書籍の執筆にとりかかる。

 活字嫌いにとって2万文字は多すぎる。書くのも読むのも嫌だ。
 文字量に怖気づきそうになったが、書き始めると心理的なハードルはそこまで高くないことに気づいた。これまで講義で教わったこと、課題を提出するために触れた知見を駆使できたからだろう。

 とはいえ、20000文字。書いても書いてもゴールが見えない。脳が働くようにチョコレートを食べ続けたら、体重が5㎏増えた。今となって考えれば、必要な増量であった。ラグビー選手が身体づくりのために体重を増やすのと一緒だ(冷や汗)。

 小さなゴールを1つずつ達成していき、ついに20000文字を書ききった。

 amazon kindleに出版すると、たくさんの人から感想や購入報告を頂いた。

 数日後、ランキングを確認すると、わたしの電子書籍には「1位」の文字が表示されていた。ホントに1位をとれてしまった。まぎれもなく、実績を手に入れた瞬間だった。

電子書籍1位達成! 成功につながった3つの要因

 わたしの人生のなかでも目覚ましい成功となった、電子書籍1位。
 成功に至るために、大きく影響したポイントが3つある。

 1つ目は、ものキャンが刺激し合える場であること。
 ものキャン生は共通して「読まれる文章を書きたい」と感じている。同じ目標に向かって切磋琢磨できる同期生がいたことは、わたしのモチベーションを上げ続けた。

 わたし自身、誰も見ていないところで頑張れない。お互いの活動の様子を励まし合って、称え合う仲間がいたからこそ、目標達成まで駆け抜けられた。
 
 さらに、ものキャンのサポート体制が非常に手厚いことが大きな助けになった。文章の校正を非常に丁寧に実施していただき、粗削りな文章を大幅にブラッシュアップしてもらった。

 また、まったく経験したことのないkindle出版の各種手続きも手取り足取り教えていただいた。様々なハードルを越えるための手助けをしていただいたスタッフの皆様には頭が上がらない。

 2つ目は、ものキャン同期の課題進捗状況が見えること。
 「出された課題はだれよりもはやく出してやる」と意気込んで取り組めた。

 こだわりが強い性格のため、際限なく時間を与えられると完成まで至らないことがよくある。100%納得できるものでなくても、まず完成させ、提出することを目標を達成するために、都度同期の進捗を確かめられたのはわたしにとっていい方向に働いた。

 3つ目は、ただ言われたことにひたむきに取り組むこと。
 奇をてらったことよりも、言われたことを淡々とこなしていく方が成果がでることに気づいた。なおさら、周りの方よりも文章に関する能力は劣っているわたしは、まず基礎を固めることが大事であることを実感できた。

同期も続々と電子書籍の出版を達成

 わたしが電子書籍を出版した後、同期が続々と電子書籍を出版していき、もれなく華々しい成果を上げている。
 一緒に講義を受け、Xで「いいね」をしあっている仲間の活躍は自分のことのように嬉しい。苦悩し、もがいている姿を知っているので嬉しさも一入(ひとしお)だ。

 ものキャンでの活動を経験し、同期のみなさんを見ていて気づいたことがある。
 何も持っていない人などいない。特別な特技や経歴がなくたっていい。必要なのは「変わりたい」と強く野心を抱くことだけ。
 何かを成し遂げるためには、結局気持ちの強さなんだと実感した。

今、実績がなくても大丈夫! つくれる場と仲間を見つけよう! 

 電子書籍を出版し1位を獲得したことで、初めてのクライアント様から興味を持っていただける機会が格段に増えた。文章をつくるライターだからこそ、作品の一つとして電子書籍の出版実績があることは、文章のイメージを持っていただく有用なツールになってくれるのであろう。

 ここまで、わたしが経験した成功体験を紹介した。
 正直、自慢話。本当に嬉しい体験だったのだから、自慢ぐらいさせてほしい。

 けれど、あなたに関係のない話ではない。
 もしあなたもライターとして「実績をあげたい」「レベルアップしたい」と思っているのなら、ものキャンの検討を強くオススメする。
 まよまよ先生のnoteで随時情報発信をしているので、チェックしてみてはいかがだろうか。

 またわたしのXでは、あなたのライターとしての活動や、趣味の活動をブーストさせるための「検索力」についての情報発信をしている。
 「わからない」によって、行動にブレーキがかかってしまう人にとってのヒントになれば幸いだ。


むらじ の Xアカウント
https://twitter.com/monokaki_muraji


 学生時代からの国語嫌いは未だに克服できていない。
 けれどわたしはライターとして文章を書いている。
 「苦手だから」を理由にシャットアウトする必要はない。ものキャンのように、希望を与えてくれる「場」がどこかにあるから。


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