【第25話】 ペンはA.Iよりも強し
みらにちは、 未来人J です!
前回は「介護」について話しました。
今回は「職能」について話します。
職能とは、職業に必要な能力をいいます。
職業には、
農作物を育てたり、魚介類を獲る
農業・漁業といったものや、
家電や家具を始めとして様々な物を作る
製造業といったものや、
お店やホテルで接客業を行う
サービス業といったものがあります。
現在では、農家さんや漁師さん、
工員さんや店員さん等が働いていますね。
それぞれの職能を活かして。
未来では、A.Iが活躍しています。
A.Iがマシンに指示して活動を行っています。
マシンによる農業と漁業。
マシンよる工場自動生産。
マシンによる顧客管理。
では、未来で人は
どんな仕事をしているのでしょう?
A.Iには生み出すことができない
価値を創造する仕事をしています。
AIには生み出せない価値とは何か?
どのように価値を創造しているのか?
それは、言葉です。
言葉が、声になったり映像になったり。
でも、まずは言葉ありきです!
人が人の心に
言葉で価値を伝えることで、
人の心に価値を生み出して、
生み出した価値にまとわれたモノを
買うことで、経済が動いています。
A.Iも価値を伝えることはできます。
でも、すでに生み出された価値しか
伝えることはできません。
例えば、A.Iは小説を書くことができます。
でも、その小説は
なんか読んだことがある気がするような…
過去の作品の良いところ取りというか…
桃から生まれた主人公が
熊と相撲を取ってリーダーになり、
賞品としてもらった玉手箱で
おじいさんになるといった…
AIの作品が、
爆発的に売れることはありません。
作家の村上春樹さんのように売れる小説を
A.Iは書けないのです。
近い将来、
「 A.Iが小説を刊行!!
文豪たちも戦々恐々。
心を持たないA.Iが演じる
村上夏樹、村上秋樹、村上冬樹。」
と騒がれますが、安心してください。
村上さんは、春だけのままです。
話を戻して、
人間は、まず言葉で価値を伝えます。
農家の人は農作物の素晴らしさを。
漁師の人は魚介類の素晴らしさを。
製造業の人は、製造物の素晴らしさを。
サービス業の人は、扱うサービスの素晴らしさを。
その価値は、その仕事を
本気でしている人だけが
伝わる言葉に変えることができます。
そして、その言葉が
音声や映像などの様々な姿に変えて、
僕たちの心に伝わり、僕たちの心の中で
価値が生み出され、
商品の購入につながります。
そう、未来の全ての職業に必要な能力。
A.Iはもっていない能力。
人がA.Iに対して唯一の優れた能力。
価値を言葉に変えて伝える能力。
今でいう情報発信能力。
そんな能力を教わっていない?
安心してください。
未来では、情報発信能力は、
義務教育のカリキュラムの1つです。
生きていくうえで必須の能力ですから。
義務教育で教わらなかった人は?
次回はその話も含めて、
「定年退職で逃げ切った先輩たち」
の話をします!
お楽しみに!
注意 この記事はフィクションです。
今日のミラネコ
「だまれ、小僧!」(「もののけ姫」より)