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臨床現場問題

近年「若手技師への回答として望まれるもの」や,具体的なケースに対する対応を問う問題が出題されています。


★過去問CHECK★
第18回(1)
第17回(1)(2)
第16回(3)(4)

過去問は日本磁気共鳴専門技術者認定機構のホームページにPDFデータが公開されておりますのでそちらをご活用ください★


ケース1 脳動脈瘤

次の各記述のうち正しいものにはOを、誤っているものにはXを答えなさい.

  1. 他院の1.5TMRAで小さな脳動脈瘤が疑われた患者について当院でこれから初回のMRI検査を担当する.検査目的が「脳動脈瘤の存在確認と大きさの変化の観察」であったため,原画像は送らずMIPやVRを多めに作成した.

  2. 他院の1.5TMRAで小さな脳動脈瘤が疑われた患者について当院でこれから初回のMRI検査を担当する.検査目的が「脳動脈瘤の存在確認と大きさの変化の観察」であったため,当院では3.0Tの装置で検査をし,高空間分解能なMRAを撮像した.

  3. 当院の1.5TMRAで動脈瘤のコイル塞栓術後の患者について瘤の頚部に血流の残余があることが判明した.検査目的が「開存内腔の大きさの変化と経過観察」であったため,3.0Tの装置で検査をし,高空間分解能なMRAを撮像した.

  4. 当院の1.5TMRAで動脈瘤のコイル塞栓術後の患者について瘤の頚部に血流の残余があることが判明した.検査目的が「開存内腔の大きさの変化と経過観察」であり,開存内腔が大きくなったら再手術を検討するということだったので,今回はMRAのみ撮像を行った.

  5. 他院の1.5TMRAで小さな脳動脈瘤が疑われた患者について当院でこれから初回のMRI検査を担当する.検査目的が「脳動脈瘤の存在確認と大きさの変化の観察」であったため,TOF法でのMRAに加え,PC-MRA(VENC15cm/s)を追加して検査した.


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