頭部疾患と撮像技術(脳卒中)
脳梗塞・脳出血を中心とした対策問題です。
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過去問は日本磁気共鳴専門技術者認定機構のホームページにPDFデータが公開されておりますのでそちらをご活用ください★
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問題1 脳出血
(1)次の各記述のうち,正しいものにはOを,誤っているものにはXをつけなさい.
くも膜下出血の診断にはT2強調像が有用である.
血腫の超急性期はT1強調像で高信号を示す.
血腫の急性期はT2強調像で高信号を示す.
血腫の亜急性期はT1強調像で辺縁から中心に向かって徐々に高信号を示す.
血腫の慢性期は T1強調像で高信号を示す.
頭部MRI検査の特異的信号所見としてT2強調像が低信号を示した場合,急性期血腫(デオキシヘモグロビン),陳旧性血腫(ヘモジデリン),鉄(Ferritin),石灰化などが考えられる.
T2強調像で慢性硬膜下血腫が脳脊髄液よりも高信号となる理由は次のうちどれか.
(あ)MTC効果
(い)表皮効果
(う)In flow効果
(え)TRによる縦磁化の影響
【解答】
X FLAIR,T2*強調像が有用である.
X 超急性期はT1強調像で低~等信号を示す.
X 急性期はT2強調像で低信号を示す.
O
X 慢性期はT1強調像で低信号を示す.
O
(え)TRによる縦磁化の影響
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