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X線CT認定対策問題(1)

CT認定試験に向けた簡易的な力試しの演習問題です。


対策問題(1) 1~25問/100問


第1問 正しい記述はどれか、2つ選べ。
1. CTのコントラスト分解能は比較的高い。
2. CTの空間分解能はMRIより低い。
3. 1階調は水の線減弱係数を0.2とした場合、0.02程度である。
4. 空間分解能は約0.03mmが可能である。
5. CT値は12bit以上の階調数で表現される。

第2問 現在のCT装置の一般的な仕様について正しい記述はどれか、2つ選べ。
1. スキャン方式はRotate/Rotate方式である。
2. 検出器は不均一状配列である。
3. マトリクスサイズは256×256である。
4. CT値のbit数は8bitである。
5. 表示諧調は256階調(8bit)である。

第3問 X線CT装置の構成について正しい記述はどれか、2つ選べ。
1. 高電圧発生装置はインバータ式で高出力のものを採用する。
2. マルチスライスCTのスライス幅は検出器幅1列分で決定される。
3. ボウタイフィルターはオーバービーミングを補正する。
4. X線検出器はシンチレータ単体による個体検出器が用いられる。
5. X線管の管軸は体軸方向に水平に置きヒール効果の影響を低減する。

第4問 線減弱係数が水の2倍のCT値はいくつか。
1. 1000
2. 2000
3. 100
4. 200
5. -1000

第5問 WW=100、WL=30のとき、濃淡表示されるCT値の範囲で正しいものはどれか。
1. -80~130
2. -50~20
3. -20~80
4. 85~115
5. -85~115


【解答】

第1問
1. O
2. X 高い
3. X 0.002程度
4. X 約0.3mm
5. O

第2問
1. O
2. X マトリクス状
3. X 512×512
4. X 12~16bit
5. O

第3問
1. O

2. O
3. X ビームハードニングの違いを補正
4. X シンチレータ+フォトダイオード
5. X 平行

第4問
1. O

CT値の計算式


第5問
3. O





第6問 CT値-250~+300を濃淡表示したいとき、WWとWLの設定はいくつにすればよいか。

1. WW=550、WL=-25
2. WW=550、WL=25
3. WW=550、WL=35
4. WW=50、WL=25
5. WW=50、WL=-25


第7問 画像再構成について正しい記述はどれか、2つ選べ。
1. 投影データは透過経路上の線減弱係数の積である。
2. 投影データとは透過強度分布である。
3. 逆投影法で再構成される画像は鮮鋭度が高い。
4. フィルタ補正逆投影法でフィルタをかけるのは投影データに対してである。
5. FBP法で診断目的に対応した分解能を得るためにはフィルタカーネルを変化させる。


第8問 画像再構成について正しい記述はどれか、3つ選べ。
1. 逐次近似再構成法は演算時間が延長するという短所がある。
2. ハーフリコンストラクションでは半回転(180度)の投影データから再構成できる。
3. 1回転1秒、ファン角度70度のハーフリコンストラクションで必要とされるスキャン時間は約0.7秒である。
4. フェルドカンプ再構成法はビームハードニングを抑制する。
5. 画像再構成される前の投影データの集合をraw dateと呼ぶ。


第9問 ヘリカルスキャンについて正しい記述はどれか、2つ選べ。
1. スパイラルスキャンとも呼ばれる。
2. 180度補間再構成法ではややノイズが増加する。
3. ピッチファクタはビーム幅/1回転当たりの寝台移動距離で計算される。
4. ピッチファクタが小さい場合、寝台移動速度は大きく(速く)なる。
5. ピッチファクタが大きい場合、被ばくは大きくなる。

 
第10問 ヘリカルスキャンについて正しい記述はどれか。
1. ヘリカルスキャンにはスリップリングが必須である。
2. ヘリカルスキャンは交互回転方式を採用している。
3. ノンヘリカルスキャンではスキャン数と生成画像数が同一である。
4. 360度補間法は180度補間法と比較して実行スライス厚を薄くすることができる。
5. ピッチファクタが1.0を超える場合、スキャンデータが体軸方向に重複する。


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