PC法
PC(phase-contrast)法の対策問題です。
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非造影MRAで頻出のPC法について,まとめて確認していきます。
過去問は日本磁気共鳴専門技術者認定機構のホームページにPDFデータが公開されておりますのでそちらをご活用ください★
問題1 PC法
(1)利用と特徴
PC-MRAでは流入効果を利用している.
MR venography として利用しない.
血液が傾斜磁場に沿って移動した場合の縦磁化の位相変化を検出している.
PC法は血流方向を示す画像を強度画像で示す.
位相コントラストシーケンスでは二極性の傾斜磁場を付加して血流速度とMR信号の位相の間に線形関係が形成されるようにしている.
3方向の速度を測定する場合(x,y,z),計6回の撮像が必要となるが Hadamard encoding scheme を使用すると撮像回数を3回に減らすことができる.
MRAを撮像する場合にはGd造影剤を投与しても描出能は変わらない.
Bipolar gradient の正負を入れ替え,2回撮像する事で磁場の不均一に伴うバイアスを除去する方法がある.
流速の測定精度は測定断面に依存する.
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