X線CT認定対策問題(3)
CT認定試験に向けた簡易的な力試しの演習問題です。
対策問題(3) 51~75問/100問
第51問 CT Dose Check機能について正しい記述はどれか、2つ選べ。
1. IEC60601-2-44 ed3.1で規格化された機能である。
2. 事前にユーザー側で設定された線量指標値を実際にスキャンされた線量を比較する。
3. Notification Valueは確定的影響等を基準に設定される警告を与えるレベルの線量値である。
4. Alert ValueはDRL等を基準に設定される通常使用時の線量値である。
5. 事前にユーザー側で設定する2つの線量指標とはCTDIおよびDLPである。
第52問 相談者への説明について正しい記述はどれか、2つ選べ。
1. 相手が話すスピードが速くても、自分はゆっくりと話すべきである。
2. 信用を得るため、視線はそらさずに話すべきである。
3. 「被ばく線量」を「撮影線量」などと表現すれば恐怖心が和らぐ場合がある。
4. 患者一人一人に最適な放射線を利用していることを説明するために、まず初めに具体的な数値を提示するのが望ましい。
5. 最適化された線量であれば、確定的影響や確率的影響を鑑みれば、影響があるとは考えられないと言いきる事も大切である。
第53問 相談者への説明について正しい記述はどれか、3つ選べ。
1. 放射線被ばくによるがんリスクは、他のがんリスクと比較しながら説明してもよい。
2. CTDIvolやDLPなどの数値を用いて、およその被ばく線量へと換算することが可能である。
3. 確率的影響は、あるしきい値線量を超えなければその症状は現れない。
4. 胎児への影響は成人に比べれば、対処に時間的余裕がある。
5. 胎児線量が100mGyを超えていなければ、放射線による胎児への影響は起こりえない。
第54問 装置の安全管理について正しい記述はどれか、2つ選べ。
1. 受入試験は、製造メーカおよび使用者が契約仕様を満たしているか確認するための試験である。
2. 新しい医療機器を導入する際には研修を行い、その実施内容の記録を残さなければならない。
3. X線管のウォーミングアップは予防保全に含まれ、業務終了後に行う。
4. 水(標準)ファントムのスキャンは、ウォーミングアップおよびガントリ系の点検の前に事前に行う。
5. 日常使用しているCT装置は高額であるため、故障が起きることを前提として使用していない。
第55問 受入・不変性試験の頻度として正しい組み合わせはどれか、2つ選べ。
1. 患者指示器の位置決め … 少なくとも1か月に1回
2. スライス厚 … 少なくとも半年に1回
3. 線量 … 少なくとも3か月に1回
4. ノイズ … 少なくとも1か月に1回
5. 空間分解能(MTF) … 少なくとも3か月に1回
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