ビジネスマン白黒つけすぎ問題
「ビジネスマン白黒つけすぎ問題」を痛感することが最近非常に多いので、ちょっとまとめてみる。
白黒つけすぎと感じるのは、例えば何かひとつのテーマに対して皆が2つの立場に分かれてディスカッションしたりしてる時がある。
テクノロジー vs 手作業
AI vs 人間
ピラミッド組織 vs ティール組織
こんな感じで、色んな対立構造を見かける。
でもこれって実態とだいぶ違う。現実が評価軸のどちらか一方の端にあることなんてほとんど無い。物事を解釈する際の解像度が低いと感じることも多い。
テクノロジーに限らず、最近話題のティール組織のような「ものの考え方」にもこれは言える。ティール型っぽい組織をやっている人はポジショントーク的な側面もあってか「性悪説は(全部)だめ」みたいな感じの情報発信をする。
そうすると、それに共感した人々(主に今の上司に不満があったりする人たちやピラミッド型組織を作っててうまく行ってない経営者とか)が「そうだそうだ」となってそれが拡散されていく。
こんな感じで「人間には良い面も悪い面もあるから、今いる人達やこれから入ってくる人達がどんな人達で、どんな仕組みが必要かをしっかり向き合って考え続ける」という至極当たり前のあるべき現実が見失われる。
とはいえ人間は白黒つけるとスッキリするし、それに賛成かどうかという分かりやすい軸ができるから合意形成もやりやすいし、何より言いたいことが伝わりやすい。
メリットも沢山あるのは分かるが、それによって見失われるニュアンスや現実も存在していることを忘れないようにしたい。そう自戒も込めて思う次第である。
サポートいただいたお金はもりぐちのハイボール代とかになってまたたく間に消えていきます! 社会に対して有意義なことに使われたりは多分特にありません!! なんかすみません!