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超・初心者向け講座 - Lesson.05 - 競合他社を知る

前回は、「商品やサービスのコンセプトを作る!」についてお話しました。

その中で、「競合他社を知る!」という項目がありましたね✨

"そんなん知らんがな!" という方は、こちらをご覧くださいね。

まずは、競合を知ることが成功の第一歩です!

しかし、「競合」と聞くと "なんだろう?"
と思われる方もいらっしゃると思いますので、
もっと簡単に言うと・・・

”似たような、もしくは、全く同じ商品を扱っている会社や個人”

のことだと思ってもらえば良いです。

例えば、Mr.Green の場合ですと・・・

  • ITサービスを提供している会社

  • IT の個人サポートを提供している個人

  • プログラマー養成講座などの講座運営者

などなど、Mr.Green が提供している商品やサービスと似ているものや、ヘタすると全く同じものを扱っている会社や個人事業主が "競合" もしくは "競合他社" と呼ばれます。

この "競合" を知ることで、あなたのビジネスがどのように差別化できるのか、どこにチャンスが転がっているのか、について今回は深掘りしていきたいと思います。



競合について知ろう!

"あなたの競合他社は?" 
と聞かれた時、どういう会社や提供者を思い浮かべますか?

一般的には、

  • あなたの商品やサービスと同じような、または似ている商品やサービスを扱っている

  • 同じ顧客層をターゲットにしている

ところを思い浮かべますよね。

直接競合

例えば、同じエリアで同じジャンルのレストランを運営している場合、それらのレストランが競合となります。

これを "直接競合" といいます。

間接競合

でも、ランチ提供を考えたとき、同じエリアで、ランチ提供しているレストランだけが競合になるでしょうか?

例えば、ファストフード店やカフェだって、競合になり得ますよね。

このように、異なる商品やサービスを提供しているけれど、顧客のニーズを満たすための選択肢となるところも競合なのです。

このような競合を、"間接競合" といいます。

競合を調査しよう

あなたにとっての競合他社はどこなのか、"直接競合" と "間接競合" の両方の視点で考えてみてください。

競合他社を正確に定義することで、分析の焦点が明確になり、効果的な戦略を立てることができますよ👍 

競合を知ることで、あなたのビジネスがどこで勝負できるのかが見えてきますし、競合が提供していない価値を見つけることで、あなたの商品やサービスが選ばれる理由を強化できるというメリットもありますので、ぜひトライしてみてください。

Mr.Green の例

Mr.Green の場合で考えると・・・

直接競合としては、

・IT サービスを提供している会社
・講師やセミナー派遣などを提供している会社
・PCサポートを提供している個人

などがあたりますが、間接競合として考えると、

・パソコン購入時のオプションとして PCサポート を提供している家電量販店

なども競合にあたることになりますね💦

ちなみに、この "間接競合" ってどう思いますか?

「直接競合じゃないから、あまり考えなくてもいいんじゃない?」

とか思いました?

チッチッチ🧏‍♂️

甘いですよ~😅

これが実はまあまあやっかいな存在でして、直接競合よりも考えないといけないケースもあるのです。

・パソコンを販売することで、利益が確保できている
・PCサポートはあくまでも「おまけ」
・パソコンのスペックやプリインストールされているアプリを把握済
・新規で顧客を獲得する必要が無い

スタートの時点から違うのですよ・・・。

PC販売時に利益が確保できているので、超安価、もしくはタダでも提供可能なのです。

もう価格競争とかそういう次元の問題ではありません・・・。

情報量的にも、価格的にも、顧客獲得的にも、雲泥の差です。

たとえ、技術的には絶対的な自信もあり、サポート力にも定評があり、顧客満足度が激高であってもです。

ですが、顧客からすると・・・

  • もうサポートオプションつけちゃったし

  • 別でお金払う意味ないし

  • そんなに難しいこと聞くわけではないし

なんて感じで、検討することすらなくなるわけです。

これは脅威ですよ!!

ですので、"間接競合" を軽視せず、"直接競合" と同等か、もしくはそれ以上に考えて下さいね。

特に "間接競合" の場合は、Mr.Green の例のように、なんらかの商品やサービスのオプションであったり、大々的にアピールしていなかったりするので、陰に隠れています。

つまりは、"気付きにくい" こともあり得るので、注意してください。

レッツ・分析!

さて、あなたの商品やサービスの競合他社を挙げたところで、次は分析に入ります。

ところで、SWOT分析というワードを耳にしたことはありますか?

あなたのビジネスや競合他社の状況を分析するためのマーケティングの基本フレームワークです。

簡単に言ってしまうと、ライバルと自分、両方を冷静に見つめ直して、次のステップを考えるフレームワークになります。

SWOT分析

客観的に見つめるにあたり、4つの視点を使います。

Strength(強み)
Weakness(弱み)
Opportunity(機会)
Threat(脅威)

この頭文字をつなげてSWOT分析と呼びます。

1. Strength:強み

あなたの商品やサービスが、競合他社に対して優れている点や、顧客にとって魅力的なポイントを指します。

高品質な商品、優れたカスタマーサービス、独自の技術やブランド力など

2. Weakness:弱み

競合他社に劣っている点や、改善が必要な部分を指します。

商品開発のスピードが遅い、マーケティング力が弱い、資金力が不足しているなど

3. Oppotunity:機会

市場の成長や新しい技術の登場、消費者ニーズの変化など、新しいビジネスチャンスが生まれる状況を指します。

健康志向の高まりによって、新しい健康食品の需要の増加など

4. Threat:脅威

ビジネスに悪影響を与える外部の要因を指します。

自分でコントロールできないため、事前にリスク管理や対応策を準備することが重要です。

新たな競合他社の参入、消費者のニーズの変化、法律の改定、原材料費の高騰など

競合他社の分析結果を活かす方法

SWOT分析を通じて競合他社の状況を把握したら、その結果をどのように地震の戦略に活かすかが重要です。

分析結果を具体的なアクションに落とし込み、効果的な戦略を立てましょう。

次の3つのステップを意識することで、競合分析を活用した実践的な施策を考えられます。

1. 差別化ポイントの強化

競合他社との違いをしっかりと把握し、その差別化ポイントを強化することが重要です。

あなたのビジネスが提供する商品の独自性やサービスの強みを活かし、それを積極的に顧客に伝えることで、競合との差を明確にできます。

優れたカスタマーサービスを提供している場合、SNSや口コミサイトでの高評価を活用し、顧客の声を積極的に広めるキャンペーンを展開しましょう。

さらに、顧客に直接フィードバックを求め、迅速な対応を行うことで、他社にはない「信頼できるサービス」を強調できます。

また、特定のサービスを強調したメッセージをメールやSNSで送信することで、顧客に継続的にご自身のサービスの強みを印象づけることが可能です。

2. 市場の変化に対応

競合他社の動きや市場トレンドを見て、変化に迅速に対応することが成功のカギです。

市場のニーズが変化している場合、そのトレンドを積極的に取り入れ、新しい商品やサービスを提供することで、競合に遅れを取らないようにしましょう。

もしあなたが健康食品を扱っている場合、ご自身のサービスも同様のコンセプトで商品開発を進めつつ、さらに一歩進んで「オーガニック素材100%」や「環境に優しいパッケージ」といった付加価値を提案することで、消費者にとってより魅力的な選択肢を提供できます。

また、新しいトレンドを見つけたら、ターゲットとなる顧客層に早期にアプローチし、マーケティングキャンペーンや試供品の配布でニーズに応えることも効果的です。

3. 持続的な改善

競合他社の成功や失敗から学ぶことは、あなたのビジネスの成長にとって非常に有益です。

競合の戦略を定期的にモニタリングし、良い点は取り入れ、失敗からは教訓を得て、改善に役立てましょう。

特に市場の変化が速い業界では、定期的な分析と戦略の見直しが欠かせません。

競合が新しいマーケティング戦略を試している場合、それが成功しているかどうかを観察し、成功しているならその要素を取り入れましょう。

逆に、失敗事例がある場合、その原因を分析し、同じ過ちを繰り返さないようにします。

また、ご自身のサービスや商品のアンケートを定期的に実施し、顧客の声を元に小さな改善を繰り返すことで、競合に対する優位性を維持し続けることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

まずは、今回の note を参考に、SWOT分析を使って、あなたのビジネスと競合をじっくり見つめ直してみましょう。

1つでも新しい発見があれば、それが次の戦略のカギとなります。

次回は、さらに具体的な施策に落とし込み、実行可能なプランを一緒に考えていきます。

お楽しみに!

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