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超・初心者向け講座 - Lesson.05 - 競合他社を知る
前回は、「商品やサービスのコンセプトを作る!」についてお話しました。
その中で、「競合他社を知る!」という項目がありましたね✨
"そんなん知らんがな!" という方は、こちらをご覧くださいね。
まずは、競合を知ることが成功の第一歩です!
しかし、「競合」と聞くと "なんだろう?"
と思われる方もいらっしゃると思いますので、
もっと簡単に言うと・・・
”似たような、もしくは、全く同じ商品を扱っている会社や個人”
のことだと思ってもらえば良いです。
例えば、Mr.Green の場合ですと・・・
ITサービスを提供している会社
IT の個人サポートを提供している個人
プログラマー養成講座などの講座運営者
などなど、Mr.Green が提供している商品やサービスと似ているものや、ヘタすると全く同じものを扱っている会社や個人事業主が "競合" もしくは "競合他社" と呼ばれます。
この "競合" を知ることで、あなたのビジネスがどのように差別化できるのか、どこにチャンスが転がっているのか、について今回は深掘りしていきたいと思います。
競合について知ろう!
"あなたの競合他社は?"
と聞かれた時、どういう会社や提供者を思い浮かべますか?
一般的には、
あなたの商品やサービスと同じような、または似ている商品やサービスを扱っている
同じ顧客層をターゲットにしている
ところを思い浮かべますよね。
直接競合
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例えば、同じエリアで同じジャンルのレストランを運営している場合、それらのレストランが競合となります。
これを "直接競合" といいます。
間接競合
でも、ランチ提供を考えたとき、同じエリアで、ランチ提供しているレストランだけが競合になるでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1726963247-A4JDhr37Go1XaleEq6SUkbMQ.png?width=1200)
例えば、ファストフード店やカフェだって、競合になり得ますよね。
このように、異なる商品やサービスを提供しているけれど、顧客のニーズを満たすための選択肢となるところも競合なのです。
このような競合を、"間接競合" といいます。
競合を調査しよう
あなたにとっての競合他社はどこなのか、"直接競合" と "間接競合" の両方の視点で考えてみてください。
競合他社を正確に定義することで、分析の焦点が明確になり、効果的な戦略を立てることができますよ👍
競合を知ることで、あなたのビジネスがどこで勝負できるのかが見えてきますし、競合が提供していない価値を見つけることで、あなたの商品やサービスが選ばれる理由を強化できるというメリットもありますので、ぜひトライしてみてください。
Mr.Green の例
Mr.Green の場合で考えると・・・
直接競合としては、
・IT サービスを提供している会社
・講師やセミナー派遣などを提供している会社
・PCサポートを提供している個人
などがあたりますが、間接競合として考えると、
・パソコン購入時のオプションとして PCサポート を提供している家電量販店
なども競合にあたることになりますね💦
ちなみに、この "間接競合" ってどう思いますか?
「直接競合じゃないから、あまり考えなくてもいいんじゃない?」
とか思いました?
チッチッチ🧏♂️
甘いですよ~😅
これが実はまあまあやっかいな存在でして、直接競合よりも考えないといけないケースもあるのです。
・パソコンを販売することで、利益が確保できている
・PCサポートはあくまでも「おまけ」
・パソコンのスペックやプリインストールされているアプリを把握済
・新規で顧客を獲得する必要が無い
スタートの時点から違うのですよ・・・。
PC販売時に利益が確保できているので、超安価、もしくはタダでも提供可能なのです。
もう価格競争とかそういう次元の問題ではありません・・・。
情報量的にも、価格的にも、顧客獲得的にも、雲泥の差です。
たとえ、技術的には絶対的な自信もあり、サポート力にも定評があり、顧客満足度が激高であってもです。
ですが、顧客からすると・・・
もうサポートオプションつけちゃったし
別でお金払う意味ないし
そんなに難しいこと聞くわけではないし
なんて感じで、検討することすらなくなるわけです。
これは脅威ですよ!!
ですので、"間接競合" を軽視せず、"直接競合" と同等か、もしくはそれ以上に考えて下さいね。
特に "間接競合" の場合は、Mr.Green の例のように、なんらかの商品やサービスのオプションであったり、大々的にアピールしていなかったりするので、陰に隠れています。
つまりは、"気付きにくい" こともあり得るので、注意してください。
レッツ・分析!
さて、あなたの商品やサービスの競合他社を挙げたところで、次は分析に入ります。
ところで、SWOT分析というワードを耳にしたことはありますか?
あなたのビジネスや競合他社の状況を分析するためのマーケティングの基本フレームワークです。
簡単に言ってしまうと、ライバルと自分、両方を冷静に見つめ直して、次のステップを考えるフレームワークになります。
SWOT分析
客観的に見つめるにあたり、4つの視点を使います。
Strength(強み)
Weakness(弱み)
Opportunity(機会)
Threat(脅威)
この頭文字をつなげてSWOT分析と呼びます。
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1. Strength:強み
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あなたの商品やサービスが、競合他社に対して優れている点や、顧客にとって魅力的なポイントを指します。
高品質な商品、優れたカスタマーサービス、独自の技術やブランド力など
2. Weakness:弱み
![](https://assets.st-note.com/img/1726995647-g23LIcCGbkZ8uWfQiEq4JaxU.png?width=1200)
競合他社に劣っている点や、改善が必要な部分を指します。
商品開発のスピードが遅い、マーケティング力が弱い、資金力が不足しているなど
3. Oppotunity:機会
![](https://assets.st-note.com/img/1726995815-FBNZ8UrDdRbElKvIToWif0Oy.png?width=1200)
市場の成長や新しい技術の登場、消費者ニーズの変化など、新しいビジネスチャンスが生まれる状況を指します。
健康志向の高まりによって、新しい健康食品の需要の増加など
4. Threat:脅威
![](https://assets.st-note.com/img/1726995923-mIFdAqo8izeh0Bf5RN3CLtWw.png?width=1200)
ビジネスに悪影響を与える外部の要因を指します。
自分でコントロールできないため、事前にリスク管理や対応策を準備することが重要です。
新たな競合他社の参入、消費者のニーズの変化、法律の改定、原材料費の高騰など
競合他社の分析結果を活かす方法
SWOT分析を通じて競合他社の状況を把握したら、その結果をどのように地震の戦略に活かすかが重要です。
分析結果を具体的なアクションに落とし込み、効果的な戦略を立てましょう。
次の3つのステップを意識することで、競合分析を活用した実践的な施策を考えられます。
1. 差別化ポイントの強化
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競合他社との違いをしっかりと把握し、その差別化ポイントを強化することが重要です。
あなたのビジネスが提供する商品の独自性やサービスの強みを活かし、それを積極的に顧客に伝えることで、競合との差を明確にできます。
優れたカスタマーサービスを提供している場合、SNSや口コミサイトでの高評価を活用し、顧客の声を積極的に広めるキャンペーンを展開しましょう。
さらに、顧客に直接フィードバックを求め、迅速な対応を行うことで、他社にはない「信頼できるサービス」を強調できます。
また、特定のサービスを強調したメッセージをメールやSNSで送信することで、顧客に継続的にご自身のサービスの強みを印象づけることが可能です。
2. 市場の変化に対応
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競合他社の動きや市場トレンドを見て、変化に迅速に対応することが成功のカギです。
市場のニーズが変化している場合、そのトレンドを積極的に取り入れ、新しい商品やサービスを提供することで、競合に遅れを取らないようにしましょう。
もしあなたが健康食品を扱っている場合、ご自身のサービスも同様のコンセプトで商品開発を進めつつ、さらに一歩進んで「オーガニック素材100%」や「環境に優しいパッケージ」といった付加価値を提案することで、消費者にとってより魅力的な選択肢を提供できます。
また、新しいトレンドを見つけたら、ターゲットとなる顧客層に早期にアプローチし、マーケティングキャンペーンや試供品の配布でニーズに応えることも効果的です。
3. 持続的な改善
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競合他社の成功や失敗から学ぶことは、あなたのビジネスの成長にとって非常に有益です。
競合の戦略を定期的にモニタリングし、良い点は取り入れ、失敗からは教訓を得て、改善に役立てましょう。
特に市場の変化が速い業界では、定期的な分析と戦略の見直しが欠かせません。
競合が新しいマーケティング戦略を試している場合、それが成功しているかどうかを観察し、成功しているならその要素を取り入れましょう。
逆に、失敗事例がある場合、その原因を分析し、同じ過ちを繰り返さないようにします。
また、ご自身のサービスや商品のアンケートを定期的に実施し、顧客の声を元に小さな改善を繰り返すことで、競合に対する優位性を維持し続けることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まずは、今回の note を参考に、SWOT分析を使って、あなたのビジネスと競合をじっくり見つめ直してみましょう。
1つでも新しい発見があれば、それが次の戦略のカギとなります。
次回は、さらに具体的な施策に落とし込み、実行可能なプランを一緒に考えていきます。
お楽しみに!
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