宇都宮のLRTに乗ってきた〜「ライトレール」じゃなくて「ライトライン」と呼んでいくらしい。
宇都宮市・芳賀町に8月26日開業したLRTに、別班として諜報活動(撮り鉄・乗り鉄)してきました。
真岡鐵道の駅からJRバスに乗って宇都宮市街に向けて進み、終点の「芳賀町工業団地管理センター前」で降りました。
LRTには数カ所のトランジットセンターが設けてあって、そこでバスからLRT、またはその逆への乗り換えができるようです。
バスの終点がちょうどそのポイントでラッキー。
さて、LRT会社の公式サイトには、なぜか路線地図がありません(23/09現在)。せめて地図は載せておいて欲しいですね。
「乗る」というミッションと、もうひとつ
「撮る」というミッションも遂行すべく、
事前にYouTubeの前面展望動画などをいくつか視聴して、まだ行ったこともない街に勝手な妄想を広げ、良さげなロケーション(であろう)ポイントに狙いを定めてみました。
ひとつは「芳賀町工業団地管理センター前〜かしの森公園前」間。
ここは急勾配を下ってまたすぐに上る地形になっています。碓氷峠を彷彿とさせる60パーミルの勾配なんだそうです。その窪み具合を素敵に撮れれば。
もう一箇所は「飛山城跡」駅。
駅が周りより低い位置にあるので、入線してくるLRTを待ち構えて撮りやすいのではということと、このあたりは一般の鉄道のように専用軌道になっているため、車と併走しておらず、LRTをカメラに収めやすいだろうと。
「芳賀町工業団地管理センター前」でバスを降りて、まず急勾配を目指しました。
スマホにLRTの上り下り双方の時刻表をダウンロードしておき、目の前を通過しそうな時刻になるとカメラを構えて待ちました。と言っても、コンデジ手持ちで立ってるだけですよ。
だいたい12分間隔で運行されていたので、上り下り、それぞれ場所を移動しながら30分ほど粘って撮ってみましたが、まあ↑の写真が、周りに自動車が走っていない絶好のタイミングで、頑張って上っている感が撮れたかなと思います。
日陰がないので、長時間はいられませんでした。
そしていよいよ乗車です。
とりあえず「飛山城跡」駅まで乗ってみます。
目の前まで近づいてきた実車ですが…
思っていた以上に、デカい。車高も高く感じました。そしてなんか顔がSONYのAIBOっぽい。ライトの形かな。テールライト(赤)は怒って見える。たまにニコニコ笑ってくれないかねぇ。
運賃支払いの基本はICカードです。
3両編成でどの扉から乗り降りしてもよくて、乗車するときには緑色部分のリーダーにタッチ、降りるときは黄色部分にタッチします。
ICカードを持っていない人のために、従来のような整理券もあります。
整理券を取った人は、降りるときは先頭車両まで行き、料金箱に運賃を入れて降車します。これまでのバスの乗り降りと一緒です。
私が乗っているときには、そのようなお客さんはいませんでした。
交差点ではLRT専用信号があって、スムーズに走っている印象でした。
そして車内は揺れも少なく静かで気持ちいい。
20分乗って、飛山城跡駅で途中下車しました。
飛山城跡駅から25分くらいで宇都宮駅東口に到着しました。
駅周辺は広くて余裕のある明るいスペースでした。
さて、これまでずっと「LRT」と表現してきたのは下の理由からです。
これがなかなかややこしい。
会社名は「宇都宮ライトレール株式会社」。
路線名を「宇都宮芳賀ライトレール線(芳賀・宇都宮LRT)」と書いているところもあります。
そんでもって車両の側面には「LIGHTLINE(ライトライン)」と書かれています。
こういう記事を読むと、
JR発足時、JR東日本の「E電」を思い出すわ。
さて、どんな名称に落ち着くでしょうか。
宇都宮駅パセオ内の餃子屋さんを2軒ハシゴして、クラフトビールも飲んで、家に餃子のお土産を買って帰りました。
(同じ日、鉄印の旅もしておりました↓)