Mahjong Handle1 初手国士定跡
一部のオタクに根強い人気を集めている、麻雀版ヒットアンドブローことMahjong Handle
何となくこれについて考えてることを書いてみたい
やる気があればシリーズ化するかも
ルール
6回まで推測することができる
場風、自風、ロンかツモかの情報が与えられている。
推測するときには、役が必要
(平和、タンヤオ、役牌、三色、一盃口など。未確認だが、自摸のみとかはおそらく不可?)
正解の手牌は必ずマンズ、ピンズ、ソーズ、字牌の順で並んでいるが、
自分が推測する際に、リーパイする必要はない(重要)
正しい位置にある(ヒット)牌は青で
手牌にある(ブロー)牌は赤で
手牌に含まれない牌は黒でそれぞれ表示される
5pが1枚だけ含まれている手牌で、5pを2枚含めて推測した場合、
1.正しい位置にある場合、その牌が青で、もう一方が黒で表示される
2.両方正しい位置に無い場合、最も左側の牌が赤で表示される
なお、このNoteでは、「ヒット」を「青」、「ブロー」を「赤」、「手牌に含まれない牌」を「黒」、「ヒット1、ブロー2」を「1-2」などと表現することがある。
推測の手順
このゲームで大切なのは、
・役は何か(特に平和か否か)
・ヘッドはどれか
・どの5ブロックか
・和了牌は何か
を明らかにしていく事である。
平和形か否か、は暗刻をケアする必要の有無で探索の方法が大きく変わる。
平和形はヘッド以外の縦が無いので、孤立した赤や青から得れる情報が相対的に多くブロックが想定しやすいし、和了牌は両面待ちなので想定しやすい。
しかし、タンヤオや役牌の場合は、暗刻が含まれている形も想定しなければならない為、孤立赤や青から得れる情報は相対的に少ない。特に孤立赤は有力な情報になりづらい。
そのため、平和形よりも手数をかけて広く推測する必要がある。
和了牌は右端に置かれる為、これを推測するのも大切である。
これについては、ヘッドと共にブロックを絞っていく過程で推測できる。
たとえば、左端から「東南西北1p1p」で「黒黒黒黒黒青」だった場合、萬子5枚と123pの面子を明らかにできる。
この場合、萬子の5枚で想定されるのは「面子+ターツ」か「面子+ヘッド」の形である。
初手国士定跡
界隈で囁かれている定跡に、初手国士というものがある。
この推測によって、
・字牌があるかどうか(役牌は暗刻率が、オタ風の場合は対子で平和率が高い)
・タンヤオかどうか(0-0)
・国士かどうか(赤13以上)
を効率的に推測できる。
なお字牌にヒットがあった場合、役は確定していないので、2手目以降に三色や一盃口を潰して手役を絞り込むという作業も同時に必要なことに留意したい。
並べ方
と並べているようではセンスがないと言わざるを得ない。
先ほども述べた通り、完成形は完全にリーパイされているが、推測段階ではいかに情報を得るかが大事なので、リーパイする必要性がない。
むしろ完成形を推測しやすいようにリーパイを崩すべきである。
この1mの青では、対子以上の1m(ヘッド、暗刻の他に、11233の一盃口など)か、単独面子123の1mかを識別できない。
これなら、1mは左端に1枚しか無いことを明らかにできる。
1mが1枚しかないと絞れた時点で、上の青よりも情報量が多い。
これを活用して、ピンズ、ソーズでも配置を工夫して青を積極的に狙っていくべきである。
何故なら、端牌の青は色の境界を想定でき情報量が多いからだ。
このような工夫を重ねることで、色がついた周りを手抜くなど、推測に濃淡を付けることができ、効率的だ。
洗練されきったリーパイでは無いが、このようにヒットした場合に少しでも情報量を得れるように工夫すると手数を短くできる。
4枚目と7枚目の1pはともに萬子3枚、6枚形を想定して。
青だと萬子は面子しか無いし、赤だとヘッドやターツ、0や3ブロック形も想定して推測しなければならない。
次回、初手国士の最短手は?(予定)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?