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【鉄道・公共交通】JR指宿枕崎線維持 課題分析

こんにちは。だっしーこと「おだし車掌」です。

3歳のころから時刻表を枕にするほど鉄道好きで、自他共に認める「鉄ちゃん」です。

現在は、地元の枕崎駅を始発・終着駅とする日本最南端のJRローカル線、「JR指宿枕崎線」の活性化を行っております。

活性化の目的は、「指宿枕崎線における枕崎~指宿間の維持」。1日に6往復しか走っていない閑散区間です。鉄道運営事業者ではありませんが、どうにかして維持してもらいたいのです。

それでは、どのように目的を達成するか。課題とその解決方法を整理してみました。

<課題>
「JR指宿枕崎線 枕崎~指宿間」を維持するには?

(上位課題「南薩の公共交通を維持するには?」の個別課題の一つ)

<課題解決案>

1.「収入増」:収入を増やす方法はあるか?(直接的な収支改善による路線維持)

・鉄道収入を増やせるか? 
-地元住民(通勤通学、ビジネス、私用)の利用を増やせるか?(利用客数増×客単価増)
-地元住民以外(観光、ビジネス、その他)の利用を増やせるか?(利用客数増×客単価増)

・鉄道以外の収入を増やせるか?
広告、物販、駅舎など資産の活用など

→鉄道運営事業者でなくても、何か収入アップに貢献できる方法はありそうです。

2.「経費減」:経費を減らす方法はあるか?(直接的な収支改善による路線維持)

・保守管理コストを減らせるか?
線路、駅、運行システムなど

・列車運行コストを減らせるか?
列車の運行そのもの(運行に関する燃料費、人件費など)

・その他、鉄道運営に関する経費を減らせるか?(間接費など) 

→これをいじるのは鉄道運営事業者の経営に直接関わらないとなかなか厳しそうです。既に無人駅化やワンマン運転化など結構努力もされています。ただ駅や沿線の草刈り(保守管理コスト)など、運営事業者さんだけでは負担が大きなものを地元住民が手伝える可能性はあるかもしれません。

3.「その他」:その他、直接的な収支改善以外で路線を維持できる方法はあるか?

・鉄道運営事業者に働きかけることで路線維持に貢献できるか?

・行政に働きかけることで路線維持に貢献できるか? 

・地元住民に働きかけることで路線維持に貢献できるか?
-子供に向けて何かできるか?(交通教育)
-大人に向けて何かできるか?(経済(広告)効果、公共交通に対する意識)

・地元住民以外に働きかけることで路線維持に貢献できるか?(地元出身、地元のファン、観光客や鉄道ファンなど)

→3は鉄道運営事業者への働きかけ以外はあまり直接的に1や2に影響を及ぼしませんが、間接的に結果1に貢献できるかもしれません。

整理してみると、2はある程度鉄道運営事業者による努力が進んでおり、1と3にまだまだ鉄道運営事業者以外の関わりによる改善の余地がありそうです。(ただ2に関しては、上下分離(保守管理と運営を別々の事業者が運営すること)などの策も検討の余地はあると思います。)

また、今までの自身の活動としては、1(収入増)はイベント列車の運行に関わりました。今は新型コロナウイルスの影響で色々制約がありますが、やはり地元住民及び地元住民以外の「非日常的」な需要をいかに増やすかが大事ではないかと考えております。地元住民以外に目が向きがちですが、地元住民にこそポテンシャルがあるのではと思っています。

まずは、1と3の具体案を考え、できることから行動していきたいと思います。

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