ミスチル・桜井和寿さんのボイストレーニングと手術の話
今回は、Mr.Childrenのボーカル・桜井和寿さんのボイストレーニングと喉の手術について書こうと思います。
桜井さんがバンドでボーカルを始めたのは16歳の頃かな?
もう何十年も全力で歌い続けているわけで、天才といえど、メンテナンスは大事☕️
■ボイストレーニング
▼ボイストレーニングへの言及
ある時期、桜井さんはボイストレーニングに言及することが多かったですね。
「僕、20年ぐらい前までは結構調子に乗っていて、シンガーとして日本代表というものがもし選考されるとしたら絶対選ばれるだろうなと思っていたんですよ。ところがここ最近のうまいシンガを目の当たりにしてこれ、絶対無理って、5、6年ぐらい前に思ったのかな。そこからボイストレーニングの先生について、歌を習ってスタメンじゃないけど入れてもらえんじゃないかなーぐらいの自信にやっと戻ってきました」(2020年)
「デビュー当時にちょっとだけやってて、困難何の役に立つんだと思ってやめちゃって。5、6年前ですかね。いよいよ喉の調子が悪くなることが多かったりとか、あと世の中的にも歌を上手に歌うと言うことが価値があることのように言われたし、若手のすごい歌える、うまい・・・そう言うのを感じてボイトレの先生についてやろうと思ってはじめて、今もやってますけど
・・・
あまり歌うことにこだわってないボーカリストだったんですよ。逆に歌がうまいシンガーが恥ずかしいと思ってロックバンドのボーカルをやってたところがあるから、歌なんかうまく歌わないと思ってたんですが。もちろん昔は何も考えないで歌っていたので歌えていた。でもそれは歌えてたのか歌えてないんだけど自分では歌えてると勘違いしてたのか、それはちょっと今ではもうわかんないんだけど。でも気持ちが乗ってたり、例えば初日とか『やってやるぞ』って時には声が出るんだけど、『あれ、なんかおかしいぞ、喉の調子が。初日とか全然出てたのに出ないわ』ってなって。ひょっとしたら僕、気持ちで歌ってきていて技術てかばーできないんじゃないかと思ったんですね。それをもうすぐ50になるなって時に思って。50になっても歌っていたいので」(2021年)
「自分の歌い方は身を削るんです。そう言うプレースタイルというか歌い方なので。それで何歳までやっていけるか。数年前に一度俺、なんとなく声の調子悪いな年齢のせいかなと思ってボイストレーニングを始めたんです。ボイトレをやってみると歳のせいじゃなくて、いかに自分の声と向き合うかと言う技術だということがわかった。だから、まだまだ歌っていけるかなと思います」(2021年)
「声は調子は悪い時はありましたね。このままだと俺歌えなくなるかもしれないなと思って、恐怖心が芽生えて。ボイトレの先生について色々教えてもらって。すごく歌が楽しくなってきて、もうずっと歌ってますね、家でも。今もたまに行きます。例えばイベントで人の曲とかやるじゃないですか。どうしてもここのフレーズ上手く歌えないなという時に宿題を持ってりょんりょんのとこ行って『これはだめよ、桜井さん。小さい“っ”を入れなきゃ』とか『もっと母音を膨らませたり』とか『こんなところで無駄な力いらないのよ』とか言われたりして」(2023年)
桜井さんは、喉の調子が良くないことが多くなったのと、歌が巧い若手ボーカリストに刺激を受けて、ボイトレを始めたようですね。
昔は何も考えなくても自信を持って歌えてたのが、歳を重ねるにつれ、気持ちが乗っていると歌えるのにそうでないと調子が悪いという状況に陥った。
ボイトレを始めてみると、それは年齢によるものではなく、気持ちをカバーする技術の不足だったと気づいたようです。
桜井さんは、ボイトレを初めて、技術がボーカルを進化させるという手応えを得ているようですよね。
しかしながら、気持ちが乗っていないのに巧く技術で歌い上げることができてもこれは本当にいい歌なのか?という葛藤はあるみたいです。
歌うって奥が深いんだな。
▼桜井さんのボイストレーナー・りょんりょん先生
桜井さんが師事しているボイストレーニングの先生はりょんりょんこと、佐藤涼子さんという方のようですね。
本人はボイストレーナーという呼び方に違和感を覚えているとのことで、歌道〜りょんりょん流〜家元と名乗りたがっているようです。
りょんりょん先生は桜井さんにもゆかりのある山形県主審とのことです。
歌手の「心技体」すべての方向からレッスン&ケアする手法が業界で高く評価され、J-POP・ロック・ヒップホップなど多岐にわたる名だたるアーティストがりょんりょん先生のレッスンお受けています。
桜井さんの話では、「2020~21年の5、6年前からボイトレを始めた」ということですが、りょんりょん先生のSNSから推測するに、桜井さんが彼女についてもらってちゃんとボイトレを始めたのは2016年でしょうかね。
(https://x.com/ryon2sensei/status/913757796427980802)
りょんりょん先生はミスチルのライブツアーにも帯同しているようです。
2017年3月ヒカリノアトリエつあーNHKほーる公演から帯同しているようです。
ヒカリノアトリエツアーというと、名古屋公演が桜井さんの声の不調により途中中止になり、次の三重公演も中止になりましたけど(両方延期)、次の公園であるNHKほーる公演からツアーが再開されたんですよね。
再開された公演からの帯同、声の不調があったのをっきっかけにケアをお願いした可能性が大きい気がします。
元々の予定と休止明けがたまたま重なっただけかもしれませんが・・・。
そのごもthanksgiving 25ツアー、重力と呼吸ツアー、Against All GRAVITYツアー、半世紀へのエントランスツアーに帯同していることはりょんりょん先生のXで確認できました。
ミスチルのライブを陰で支えてくださっています。
(https://x.com/ryon2sensei/status/862511786167160833)
(https://x.com/ryon2sensei/status/892945410091663361)
(https://x.com/ryon2sensei/status/1517486052881350656)
▼ボイストレーナーが知る桜井さんの素顔
りょんりょん先生は、ツアーに帯同したり、レッスンスタジオで親密に?教えている中で、桜井さんの裏の顔を色々と見ているようです。
そんな裏の顔は、“言える範囲”でりょんりょん先生のXにポストされています。
現状に浮かれず探求し続ける謙虚さ。
(https://x.com/ryon2sensei/status/1524293505858019328)
りょんりょん先生と一緒に暮らしているワンちゃんの具合を心配する桜井さん。
またツアーに帯同してもらう時にもワンちゃんを気にかける桜井さん。
(https://x.com/ryon2sensei/status/1518262801768513536)
(https://x.com/ryon2sensei/status/906908767437996032)
桜井さんは湿気が好き!?ライブ前が飴だと、翌日のライブの喉の調子が良くなるのでしょうかね。
(https://x.com/ryon2sensei/status/1523676195682160640)
桜井さんはいつだって全身全霊で歌うプレースタイルでリスナーの心を震わせてくれますね。
それは歌のプロすらも感動させるものでした。。
(https://x.com/ryon2sensei/status/1536511491171844097)
えらぶらない
確かにそう。
栄冠も成功も地位も名誉も大して意味ないと、それを手にした上で言えちゃう人ですものね。
(https://x.com/ryon2sensei/status/1524564290644361216)
「さまよえる蒼い弾丸」を言い淀まないように練習するかわいい桜井さん。
メンバーとの良い関係性も感じられていいですね。
(https://x.com/ryon2sensei/status/1445051150005194752)
お茶目な桜井さん。「鼻セレブ meets Mr.Children」?
(https://x.com/ryon2sensei/status/1132642609480912896)
しっかり準備しているからこそ奇跡を起こせるんですよね。
(https://x.com/ryon2sensei/status/1134831855650217985)
サッカー選手からバンドまんに返信する桜井さん。
昔はライブ前に試合をしていたようですが、今はアップのためにリフティングするぐらいのようですね。
(https://x.com/ryon2sensei/status/1068165583051452416)
「神」なのに若手に気さくに絡む桜井さん。
社交辞令ではなくちゃんと聴いてますよね。。
桜井さんは、若手について、「売れるかどうかは読めないけど、長く続けていけるかはわかる。技術が備わっているかどうかは聴けばわかる」みたいなことを言っていたので、プロとしてしっかり聞いていると思われます。
(https://x.com/ryon2sensei/status/944601738828423168 / https://x.com/ryon2sensei/status/944601869250207745)
りょんりょん先生のXには、他にも色々な桜井さんがいると思います。
■喉の手術
桜井さんは、ボイストレーニングの他に喉の不調解消のため、耳鼻咽喉科の先生のアドバイスで喉の手術をしたようです。
2021年の稲葉浩志さんとの対談で手術をしたことがさらっと明かされたものだから、私は驚いたのですが、ポリープとか病気とかでの手術ではないようですね。
桜井さんの話からすると、肌のシミをレーザーで焼く美容手術のように、整体の硬くなった部分を焼いて柔らかくツルッとさせるもので、エアロスミスのボーカルスティーブン・タイラーが受けたのと同じ手術だそうです。
手術の時期はちょっとわからないですね。
手術もボイトレと同じく声の不調がきっかけなので、同じような時期なのでしょうかね。
「ちょうど声がちょっとおかしいなと思っていた時期があり、そこには原因があって。僕、脳梗塞の病気をやっていたので、血栓ができないような、血が固まらない薬をずっと飲んでいたんです。それで歌うから、どうしてもずっと内出血してる状態だったので。診てもらったのをきっかけにまず薬をやめて、なおかつ、喉の声帯の固くなっているところをレーザーで焼いて・・・」
硬い整体で声を出す方法に体が慣れてしまっていたため、新しい喉での微調整がうまくいかず、手術のあとしばらくしておかしいなと感じることがあったようです。
そして、過酷なツアーで使えるコンディションに戻るまで1年ぐらいかかったとのことです。
ちゃんとコンディションが安定して良かった。
■ボイトレや手術後の桜井さんのボーカルはどう?
どうですか?
ボイストレーニングを始めたり、手術をしたりと桜井さんに変化があったということですが、ボーカルの進化を感じますか?
桜井さんの声、確かに一時期不調な時期がありましたね。
ライブのたびにテレビに出演するたびに「苦しそう、大丈夫、心配」と言われていた時もありました。
今の桜井さんのボーカルは進化していると思うし、調子よさそうに私は感じます。
ボイトレや研究で身につけたテクニックを携え、喉の手術で手にしたつるんとした声帯を使って、自信を持って歌っているように感じますね。
ちょっと「こんなに歌えるんだぜ」みたいなのをみせつけるように歌い上げてるように感じます。個人の感想です。
ライブのボーカルの評判も割と良い印象。
りょんりょん先生の評価も上々。
(https://x.com/ryon2sensei/status/1521843622517567490)
最強です!
▶ミスチル・桜井和寿さんの『声』について
▶ヒカリノアトリエツアーで桜井さんの声の不調により名古屋公演が途中中止になった件~桜井さんのメッセージ
▶【桜井】ボーカルのこだわり
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