絢香とミスチル ~Mr.Childrenは安らげる場所
今回は、Mr.Childrenとシンガーソングライター・絢香のことを書こうと思います。
毎年、9月になると、絢香さんの『三日月』が聴こえてきますね
マクドナルドの月見バーガーのCMで。
ミスチルにも「月」の曲がいろいろあると思いますから、いつかマクドナルド月見シリーズとタイアップしたい、して欲しいものです!
『妄想満月』とかどうでしょう。
『君が好き』にも「月」が出てきますから、『黄身が好き』とかけてみたりなんかして🍳🌕。
では、絢香さんとミスチル、桜井和寿さんとの話をまとめてみます。
■ミスチルとの初対面
絢香さんの話では、彼女が18歳の時にミュージックステーション終了後にミスチルの楽屋に挨拶に行ったのが初対面のようです。
おそらく、2006年12月22日 ミュージックステーションスペシャル スーパーライブ2006の時だと思います。絢香さんが19歳4日の時ですけど。
40番目に絢香さんが『三日月』を歌い、43番目にミスチルが『しるし』を演奏していて、出番が割と近かったようですね。
その初対面の時のお互いの印象について、後々こんなやりとりをしています。
桜井 「すごい若いなぁと思いました」
絢香 「本物の桜井さんだぁっていうので動転してしまって歌詞を間違えてしまうっていう笑」
桜井 「そうなんだー全然そんなの気が付かないくらい堂々と・・・」
(2009年)
■ミスチルの印象
絢香 「Mr.Childrenの音楽って、自分にとって安らげる場所って感じ」(2007年)
これはきっとミスチルの楽曲『安らげる場所』を意識して言っていますよね。
■桜井さんとの印象深い思い出
絢香さんは、イベントで一緒になった時、桜井さんに「長女?」と聞かれたことが印象に残っているとのことです。
桜井さんもその時のことは覚えているようでした。
桜井 「アンコールでみんなである曲を歌うことに名って。で、そのステージには歌手でない方もいらっしゃったんですよね。出、その方があんまりメロディーを覚えてなくて。そしたら、しばらくしたら、絢香ちゃんがその方に一生懸命メロディーを教えてたんで。いやっほんとだったら俺がやんなきゃいけなかったのかなーと思いつつ。偉いなーと思って。すごい責任感だし、これ長女かなーと思って。長女じゃなければ子供の頃にご苦労なさってきたのかなーと思いながら(笑)」(2009年)
桜井さんってちょっと"てんねん"なとこありそうですよね。
■桜井さんが絢香の歌との向き合い方に打ちひしがれたという話
桜井 「前、楽屋が割と近かったんだよね。出来れば僕は本番まで 声は出さないで本番の気持ちで歌いたいタイプなんだけど。絢香ちゃんは楽屋の外の廊下がガンガンガンガン、あれ何曲ぐらい練習してたのかわかんないけど、ずっと歌ってたよね。僕は気持ちだけでやるんで駄目なときもあるんです。ちょうどその日は駄目だった時で。こんだけきちんと一生懸命歌と真摯に向き合ってる人もいるのに自分は何をやってんだって落ち込んだの、あの時」(2009年)
■絢香の歌から桜井さんが感じたこと
水嶋ヒロさんと結婚し、そのごに体調のこともあって年末での活動休止を控えていた2009年の絢香さんの歌唱について、桜井さんは以下のように評価していました。
桜井 「こないだ、歌っている姿、というか歌を聴いて、僕は凄い好きでした。絢香ちゃんは声が出る人じゃない?低いところから上までばーっと伸びるんだけど、それが心細い声だった。でも、それは前からこの歌の切なさがあるんだったら、『こんなに声出てなくてもいいんじゃない?』と思ってた時があって。そういう意味では今の絢香ちゃんの心境人格と歌っていうのがぴったり合っていた感じがして。もう一つ思ったのは、歌うっていうことの責任から解放されたんじゃないかなと思ったんです。うまく歌わなきゃとか考えつつ、どんどんどんどん重たくなってきた頃なんじゃないかなと思ってて。だからきっとね、絢香ちゃんを支えるものがきっと歌だけじゃなくなった分だけその重荷が取れて自由に歌えてるんだろうなと、そんなことを感じて見てました」(2009年)
“この足音を聞いてる 誰かがきっといる”って感じですね。
■ 絢香15周年に桜井さんがお祝いメッセージ
絢香さんが2021年2月1日にメジャーデビュー15周年を迎えた時、スペシャルサイトを開設していました。
そのスペシャルサイトには、15年のアーティスト人生の中で絢香さんが出会ったアーティスト達からのお祝いコメントが掲載され、その中に桜井さんからのメッセージもありました。
前述のMステでの初対面や「長女?」と感じたイベントでのことが語られていると思われます。
絢香さん
デビュー15周年、おめでとうございます。
初めて絢香さんにお会いしたのは、Mステ終了後の楽屋で、
スタイリストさんが用意してくれた服をまだ着こなせずに、
「あどけなさ」が服を着て歩いているような、そんな絢香さんを思い出します。
その後、しばらくしてイベントなどでご一緒した時、あどけなさはすっかり消えていて(もちろん良い意味ですよ)、
僕よりも遥かにしっかりとした大人になって、周りに気を配りながら皆をリードしている姿に、
絢香さんの成長の速さと、責任感の強さとを感じました。
滞ることなく、
常に動き続け、流れ続ける水のように
いつまでも透き通った声を世界中に響かせてください。
■音楽での交流
2007年、2008年、2018年にap bank fesに出演し、Bank Band桜井さんとコラボもしています。2018年出演後には、インスタグラムを更新していました。
ap bank fes'18
10年前と変わらないあったかい空気が流れていて、とっても心地よい時間でした。そして最高に楽しかった!
ハートアップを桜井さんと一緒に歌えて嬉しかったです😊
#apbankfes
#桜井和寿
■ミスチルの楽曲をカバー
絢香さんは、2013年9月4日発売のカバーアルバム「遊音倶楽部 〜1st grade〜」で『シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~』、2020年5月13日発売「遊音倶楽部 〜2nd grade〜」で『everybody goes~秩序のない現代にドロップキック~』をカバーしました。
■楽曲について
Tomorrow never knows
初めて聴いた時の印象。
絢香 「まっすぐ胸にグサッと突き刺さる感じというか小学生とか中学生とかそのくらいの時だったと思うんですけど感覚ですごいと感じたのを覚えています」(2007年)
星になれたら
デビュー前の17歳の時に聞いていたという曲。
絢香 「17歳で大阪から上京する際地元や家族から離れる不安な時に自分を奮い立たせるためたくさん聞いていました。(“さようなら~星になれたらいいな”)この言葉を自分に言い聞かせて状況をしました」(2022年)
しるし
絢香 「当時、音楽番組でご一緒することが多くこの曲が入ったアルバムを櫻井さんにいただく機会がありました。私がデビューして1年半くらいの時期で目まぐるしく変わる自分の状況に戸惑っている私に桜井さんは気づいていたのだと思います。そのアルバムと共に桜井さんが音楽に愛情を持ち続けてさえいれば何があっても大丈夫と声をかけてくださいました。その日、生で聞いた印は、桜井さんの優しくて力強い歌声に涙が止まりませんでした。あの時かけてくださった言葉そして、歌声は当時の自分にとって大きな支えとなりました」(2022年)
▶コブクロとミスチル
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