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メトロイド ドレッドの思い出

こんにちわ。今日はメトロイド ドレッドの思い出、というか感想を書こうと思います。
前回の記事(ロックマンXの思い出)でも書きましたが、この度メトロイド ドレッドを購入し、無事クリアできました。ネタバレのような物は書くつもりはないのですが、少しでも内容を知りたくない人は見ない事を推奨しておきます。


先程、僕の初のメトロイドはエンディングを迎えた。サムスお疲れ様。
何日にも渡る壮絶な探検だったが、クリア時間は9時間という結果だった。
気持ちは20時間くらいのゲームを終えたくらいで、これこそがメトロイドの面白さではと思った。

「久々に骨のあるアクションゲームでもしてみてぇなぁ。」
と、安易に購入したメトロイド。メトロイドシリーズは初のプレイという事もあり探り探りのスタートだ。ものの30分もしないうちに、僕はメトロイドという沼に足を取られ、サムスと共に深く沈んでいくのである。

正直ただの難しいアクションゲームだと思っていた。言うなれば魔界村のような。難しい事には違いなかったのだが、ただのアクションゲームではなかった。
とにかく広い複数のダンジョンを自由に行き来しながら、先に進むためのパーツを探したり、サムスを強化するパーツを探していく。どうやったらここが通れるようになるか、あのパーツにたどり着くにはどうすればいいか。マップを見ながら考える時間の方が多かったような気がする。
実際に新しいパーツが増えるとサムスが強化され、より破壊力がありスタイリッシュなアクションが増えていく。
「なるほど、ただボスを倒して面をクリアしていく感じじゃないのか。」
この時点で膝くらいまでは沼に浸かっている。

このメトロイドドレッド、E.M.M.Iという化け物がいる。サムスからの攻撃は一切受け付けず、一部のエリアでサムスを追いかけ回してくる。捕まったら即ゲームオーバーになる敵だ。
こいつがいるエリアの前では一息つき、突入したら必死で逃げる。そして捕まりエリア前からリスタートする。そこら辺のボスなんかよりよっぽどE.M.M.Iに倒された回数の方が多いだろう。そしてこいつを倒す手段は一つしかなく、そのタイミングでは渾身の恨みを込めてバスターを放つ。
「今回も大変だった。これで新しい所にいける。」
この時点で首まで沼に浸かっている。

そしてボス戦は歯ごたえそのものだ。何回も倒され、ボスの動きを覚え、また倒されのトライアンドエラーを繰り返す。スライディングや高速移動、カウンターが反射で決まった時の快感に溺れながら何度も何度もボスに挑む。倒すタイミングではほぼ無傷で勝てるようになっている。
「強かった。次はどんなボスかな。」
もう沼の中を泳いでいる。

安全な所から指示しかしてこないコンピューターに腹を立てたり(やつのセリフを要約すると、「君には無理だ、とにかく逃げろ」しか言ってこない。最後は手の平を返すが。)、「鳥人族って、トリコに出てきたやつに似てるな。あ、メトロイドが先か」とか思ったりしながら夜な夜なサムスと探検を続けていた。
ストーリーを追う必要はほぼなく、武器を集めて敵を倒して脱出するだけなので先が気になる事はないはずなのに、先が気になる。

幾千ものサムススーツの残骸の果てにクリアした時間は9時間だった。
「9時間!?発売日0時からぶっ通しでやったら朝9時には終わってるって事かい?そんなはずはない。」
と思った。先にも書いたが、体感は20時間を超えているのだ。まるであの修行部屋だ。
恐らくこの感覚は、没入感に起因している。そして没入感とは作業ではなく考える時間にある。例えば最近のRPGで多くある「おつかい」。ほとんどのお使いはプレイヤーにとって作業である。特に考える事もなく時間を使う。
メトロイドは違う。全て必要な行動であり無駄な作業はない。必要なものを獲得するために考える時間が多かったのだ。
クリアの仕方さえ分かってしまえば、サムスはとてもキビキビ動くのであっという間にクリアできる。
この没入感が、メトロイドの一番の面白さなのだろう。ダイパリメイクに早く手を付けたいが、とりあえず、SwitchOnlineでスーパーメトロイドを初めてみる事にしたのだった。


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