Mr.Young Lady

気の向いた時に投稿します。 好きにみていってください。

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最近の記事

少しだけ眠らない

冬の空と言えば、やはり星がより輝いて見えることでしょう。 正座に疎い私ですが、腰に3つの星を抱えたオリオン座は、 いつ見ても存在感を示しております。 私は今は地元を離れて暮らしているのですが、 住んでいるこの町に対する愛着を感じることなど、 あまり無いように思えていました。 それは暮らしているという状況の為か、 何事も、あまりにも距離が近すぎると、 見えるものも見えなくなってしまいます故、 何を感じることもないのでしょうか。 私が地元の良さに気付いたのも、 やはりそこを

    • この先の果てに

      今日も窓の外の景色は、すでに今日が終わったというのに、 未だに明かりを灯していて、 もちろん、安心感はあるのでしょう。 しかしその明るさが、 星の光を、月明かりを、少しばかり薄めてしまうのです。 眠れない夜には、 私だけが明日に行けなかったのだと、 すでに昨日となった今日に取り残されたのだと、 そんな孤独を紛らわそうとして、 眠らない街のことを思います。 それは、絶えず光を放つ街灯や、 近未来を連想させるネオンの煌めき、 あるいは100万ドルの夜景など、 夜に生きる全てが

      • 記憶の中の亡霊

        自分というものが分かりません。 ありのままでありたいと願いつつ、 その正体を知らぬままに、ただ祈っているだけ。 仏教においては、自我というものは本来消し去るべきものらしく、 やたらと自分らしさを押し付けてくる世の流れを、 少し疑ってしまいそうにもなってしまいます。 そんな作り上げられた流行りの中に、 ただただ流されては苦しんでいるのも、 一息つけば馬鹿らしいと、 暗い部屋で嘆いたところでどうにもなりはしないのに。 私はきっと、いろいろなものを見過ぎたのでしょう。 もっと

        • 夜のまにまに

          暇さえあれば、何を書こうか考えている私ですが、 朝や昼に書くことと、夜に綴る文章は違ってくるのです。 具体的に何が違うとはあまり言い表すに難しいのですが、 朝や昼は、理性によって書かれています。 つまりは、今日は何をしなければ、だとか、 将来のためにどうして、だとか、 いわゆる実用的で、身になる、役に立つ、 そんなことを考える傾向にあります。 それをちゃんと考えているのならば、 私はそれなりに賢くなるはずなのですが。 それで夜はと言いますと、感性で書いているのでしょう。

          綴るほどに晒されて

          「文章はその人となりを、これ以上ないくらいに表している」 それはいつしか読んだ本の中に書いてあったことでありました。 何故だか今になって再びこの頭に浮かんできたのです。 それは私がここに文章を綴るようになったからでしょうか。 そのせいか、その言葉がいつになく身に沁みて感じられるのです。 これ以上ないくらいに表すものだから、 それは裸を見ているのと同じような感覚なのだとか。 そもそも私にとっての文章を書くという行為については、 思い返せば小学校の時の作文を書くところに帰す

          綴るほどに晒されて

          昼と夜の狭間にて

          息を吞むようにして見ていたのは、 今日が終わりを迎える頃の、夕暮れ時に訪れる、 藍色の空と、向こうに燃える夕日。 その瞬間の街の顔は、見慣れたはずの景色さえ、 まるで遠くの世界に思うような、 桃源郷すら映し出す。 その景色を目の前に、 ただ茫然と立ち尽くす私は、 また今日に残されたままでいて。 私は今日という日に、相も変わらず、 晴れの日に似合わぬ顔を浮かべていました。 訳有って未だ就職活動を続ける私は、 まるでそんなことは遠い昔の話だと言わんばかりに 遊びに更ける友人た

          昼と夜の狭間にて

          過去に戻りたいだなんて

          数字にとらわれずに好きにやっていこうだなんて、 今も変わらずそう思っているのですけれど、 やはりスキをたくさん貰っている人の投稿を見れば、 私の投稿が悲しく思えてしまいます。 もっとも、こんなに長ったらしい自己満足の文章では、 当然のことなのかもしれませんが。 きっと人と比べず生きていくだなんて、 簡単に口にすることは出来ても、 そうそうできることではないのかもしれませんね。 過去を振り返らないようにしています。 どんなに羨んでいても、 戻ることはないのですから。 重

          過去に戻りたいだなんて

          当事者意識を失った私たち

          今日は選挙の投票日でした。 私も投票してきたのですが、 メディアが言うには投票率のなんとも少ないことで。 特に20,30代の投票率はやはり低いようでした。 本日はいつものような逃避行のようではなく、 少しだけ現実的なことを書いてみようかと思います。 タイトルからしても取っ付きにくいとは思われうるでしょうが、 何卒お付き合いくださいませ。 さて、話は選挙に戻り、 どうして若者の投票率はこんなにも低いのか。 リテラシーの低さ、関心の薄れなど、 挙げれば様々に言えるでしょうが、

          当事者意識を失った私たち

          この世のせいにしたくはない

          夜はこんなにも冷える癖に、日中はまだ少し暑い。 しぶとく尾を引いた夏は、もう10月が終わりというところにまで、 長い髪を引いて居座ろうとしているようでもあります。 私はあまりネットを見ないようにしています。 そのネット上に書き込んでいて何を言うか、と思われるやもしれませんが、 なんだか、ダラダラと時間だけが食い潰されているような感覚を覚え、 それに気付いた時にはついに耐えられなくて、 頻繁にみていたものを何とか隅に追いやりました。 初めの頃は私の知らないところで世の中が進

          この世のせいにしたくはない

          分かって欲しかった。ただそれだけ。

          孤独が憂鬱の原因であるのなら、人と会っていても感じる憂鬱は、一体どうしたらいいのでしょう。 友人と会いました。 目的地に向かう最中、近況報告もひと段落したために、 私は彼に、自身の胸の内を少し話してみました。 それは何に悩んでいるわけでもなく、 ここに書いているような苦しみや、私の感じている憂鬱を、 なるだけ当たり障りように伝えました。 夜になると苦しい。 寂しいけれど、誰にも会いたくない。 私含めて、皆変わっていく事が、 当たり前のことだけれど、少し悲しい。 戻ろうとは

          分かって欲しかった。ただそれだけ。

          迷える遊牧民

          満月というにはまだ不完全な月に浮かべる顔もなく、 夜が魅せるロマンに寂しさを募らせるばかり。 貪るように本を読んでは、 賢くなったつもりでいて、 ただ頭でっかちを進ませては、 鏡を見て、結局何も変わらない私には、 ただただ虚しくなるばかり。 そんなどうしようもない感情の行方を、 文字の中に溶かして浮かべれば、 少しだけ救われるような気がしていて。 どうやらそんな感情が、私の書く手を動かしているようなのです。 口頭に出せばきっと笑われてしまうような、 いえ、文字にしても

          迷える遊牧民

          流れ星を見る者は

          さっきまで図書館にいました。 私はそこで本を借りるようにしています。 本に出会ってからというもの、喫茶店や図書館といった、今まで見向きもしなかったところに妙に魅かれるようになりまして、かれこれ30分ほどの距離にある図書館へ、時間を見つけては惜しげもなく通っているのです。 最近は小説ばかり読んでいたものですから、少しはためになる本を、だなんて手に取ったのは、 「失敗する人の法則」 確かそんなタイトルをしていました。 まあそれが、あまり心地よいものではなかったのです。 ええ、

          流れ星を見る者は

          夜の越え方

          いつからか、胸のみぞおちの方に、臓物を力強く握りしめられているような苦しみが晴れることなく、四六時中付きまとっています。 一日たりとも離れることのないその感覚に、慣れることもなく、今日もまた深い夜に溶けていくのです。 辛い、苦しい。 そんなときどうすればいいのか。 それなりに生きてきましたが、全くわかりません。 調べてみても、マニュアルの通りに綺麗に並べられたそれらしい答えが並んでいて、自分で調べたくせにその検索結果に辟易しながら目を閉じる。 「今辛いことを書き出して、自

          思い出しては、ただ苦い

          noteを開いてみると、私の投稿に反応がありまして、誰にも見られないだろうと思って書いていたものですから、今とても驚いています。 やはり誰かに見てもらうというのは、決して悪い気はしません。 昨今のSNSでは、承認欲求という言葉は悪い意味にしかならないものだとして、私もそう思っていたのですけれど、実際に反応を貰ってみるとなかなかに嬉しいものです。 同時に、数字に囚われてしまうような恐怖も感じているのですけれど。 何を書こうかと、他の人の投稿を見てみれば、幼少期、学生時代、とそ

          思い出しては、ただ苦い

          夏の外

          初投稿を終えたは良いものの、やはり長くなってしまいました。 とても気軽に読めるものではありません。 自由に書いてくださいと、noteがそうはいってくれますが難しいものですね。 10月になり、やっと涼しくなったかと思えば今度は空の機嫌が悪い。 夜な夜な文字を並べている窓の外では、今も静かに雨を降らしています。 そんな雨模様さえ楽しめる人であれば、過ぎる日々を退屈だと思わずに、もっと幸せだったろうに。 夜はそんなことばかり考えてしまいますから、さっさと寝てしまうのが吉ですけれど

          自己紹介

          Mr. young ladyと名乗ります。 初めての投稿は自己紹介を、というこのサイトの案内に従い、手始めに自身の事でも少し書いてみようかと思います。 私はかれこれ毎日のように日記を書いています。 それは20くらいの時、ジャーナリングというものに出会ってからというもの今に至るまで書いているものです。 その当時は自己啓発ブームで、やれ筋トレだの副業だのという、いわゆる意識の高いことが流行っていました。 今においてもネット社会を覗けば、あったこともない誰かがあれやこれやというも