リズム、バランス、タイミング!Vol.11
今回は9つのボールコントロールの「タイミング」について書きたいと思います。
タイミングの調整とは?
ラリーのペースが一定だと、ミス無くラリーが続きやすい状態になります。試合では相手にいかにミスをさせるかが重要になるので、自分からラリーのペースを変えていきたいですよね。
そこでタイミングに注目して、相手にミスをさせるために必要なタイミングの調整について解説します。
タイミングを早くしてみよう
まずは、普段のタイミングと早いタイミングの違いを比べてみましょう。
タイミングを早くすると、コートの中で打てるのでより攻撃的になり、相手の時間を奪ってミスを誘いやすい形になります。
ラリー練習の中でタイミングを意識して、普段の「タン、タン」で打つのか、早くした「タ、タン!」で打つのかを自分から変えてみましょう。
オープンコートの考え方
相手を横に振ってオープンコートができた時の、普段のタイミングと早いタイミングの違いを見てみましょう。
普段のタイミングで打つと相手が戻る時間ができてしまい、どんどんオープンコートが狭くなってしまうので、自分はより速くて厳しいコースを狙わなければなりません。
早いタイミングで打つと、相手が戻ろうとする時にボールを打てるので、広いオープンコートのまま攻撃する事ができます。
なのでそこまで精度の高いボールでなくても攻撃的なボールになりますし、コートの中で打てるのでより角度のついたボールが打ちやすくなります。
相手を横に振って少しでも甘い返球になったら、なるべくタイミングを早くして打った方がメリットは多いようですね。
タイミングを早くする注意点
タイミングを早くする事でメリットがあるのでそれを活かしたいですが、実際にやる上での注意点をいくつか紹介します。
まず、タイミングを早くするには自分が速く動かなければないりません。相手の返球が少し甘くなったのを見たらすぐ行動したいので、素早い決断、早い準備、細かいフットワークが大切になります。
打つ時は、この点に注意しましょう。
普段のタイミングはボールがバウンドしてから頂点を過ぎて、少し落ち始めたところを打つので、ラケットは少し下から上に振っていきます。
ライジングでそれをやってしまうと簡単にアウトしてしまうので、ライジングの場合は画像の通り、地面と平行にラケットを振るように注意しましょう。
まとめ
テニスで重要な3大要素は「リズム」「バランス」「タイミング」と言われています。
タイミングを早くする事でラリーのリズムを崩し、相手のバランスを崩せると試合でもっと主導権を握る事ができると思います。
ラリーの中でタイミングをずらしながら、ラリーを支配できるように頑張りましょう!