夜明けの光がすべてを照らす、そしてまた夜の闇に包まれる
人の気持ちはわからない、人にやさしくすることもとても難しい。
人間は神と動物の間に位置づけられ、理性を持ちながら肉体を持ち、その物体性からとどのつまるところもなく、他者に世界になにかしらの現象を放ってしまう。人間は理性を持ちながらも完全体ではなく、その脆弱な理性では自己のコントロールすらままならない。自身の内なる感情も、自身が放つ現象もコントロールできない上、その現象を受け取った他者にどのような心象をもたらすからも知覚できない。想像すらも難しい。
そんな世界に生きていても僕ら