こんな人に勧める本①小川さやか『チョンキンマンションのボスは知っている』
どうもMr_noiseです。
今回は昨日、読み終わった本でも紹介しようと思います。
小山さやか著の『チョンキンマンションのボスは知っている』です。
面倒なので最初に言っておきましょう。
万人向けの本なんて存在しません。
そのため、この文章では最初から「こんな人にお勧めだよ」から始めます。
こんな人に勧めたい
□文化人類学に興味がある
□経済活動のプロセスに興味がある
□楽しそうに生きる人を見て何で楽しそうなんだろうと思う
こんな本だ
香港の複合ビル、チョンキンマンションのボスと自称するタンザニア人カラマと出稼ぎだったり難民だったり金持ちだったりするが基本的にみんなインフォーマルなビジネスに従事する彼のコミュニティの在り方について書いた本。
ポイントとかキーワードとか
□カラマがとにかく魅力的なおっさん
□明らかに遊んでさぼっているだけなのに、全部カラマのビジネス戦略
□SNSを利用した現代的かつ独特な中古車のオークション
□「誰も信用しない」と断言している彼らの助け合いの理由と考え方
□上記を文化人類学と経済学の視点を抑えながら学術的に説明する著者の視点
□別に学問用語を知らなくてもちゃんと説明してくれる
個人的感想
僕は文化人類学や経済学には門外漢だが、とにかく知らない世界を垣間見れるという楽しみを味わえる本だった。
彼らの生き方や考え方は香港のチョンキンマンションだから成り立つものではあるが、どうしても現状に息苦しさを感じる自分としては楽しそうすぎてうらやましいという気持ちになってしまう。
終わりに
「本を読んだよ」と書くだけの文は味気なく、かといって本紹介に無理に力を入れたくなくて、こんな形式で本を紹介してみた。
個人的には、こんくらいの楽に読める本紹介文を大量に読みてえなと思う。
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