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ワケアリの魔女の本買った

 わりとずっと思っていたことなのだけれど、「魔女って何?」という疑問に答えを出したくなった。ありとあらゆる創作物の中で魔女が登場するけど、私は何一つ実際の魔女については知らん。キキとかドレミとかまどかとか誰かが作った魔女や魔法少女というキャラしか知らない。

 そしてどうやら現代では魔女宗と呼ばれる魔女の信仰もあるらしいと読書を通して知った。狩られていた頃の魔女すら知らんのに、現代にも魔女いるの?となった。

 まあよく知らないことについては入門書を読もうと、『ガチ魔女って普段は何しているんですか?』という本屋で魔女関連の本で一番カジュアルそうなやつを買った。どうやら師匠について魔女になったり、セルフイニシエーションをして魔女になったりすることは読んでわかった。ウィッチズクリードという魔女の信条を守って生活していることもわかった。ただそのウィッチズクリードを誰が作ったのか、または誰が現代に伝えたのかなど、魔女の現代史的な部分をもっと知りたくなった。

 そこで同書中で「現代ウィッチクラフトの母」と紹介されていたドリーン・ヴァリアンテの本を読んでみることにした。1960年代に魔女志願者が急増したけど、師匠になってくれる人がいないという状況下で、ドリーンが『魔女の聖典』という本で魔女になるための方法を公開したという歴史があるらしい。

 それで次は『魔女の聖典』を読むかと思ったのだけど、これがAmazonで中古が1万円以上する。元値は2700円なので大分強気のプレミア価格だ。ちょっとした興味だけで購入するには高すぎる。福岡市総合図書館には蔵書があるらしいが、正直読むのに時間がかかりそうな気がするので手元に置いておきたい。

 他で売ってないかと「日本の古本屋」というサイトで調べたところ、ワケアリ品が6000円くらいで売っているのを1件だけ見つけた。6000円も高いが、1件しかヒットしないということは次欲しくなっても手に入らない可能性がある。2日ほど悩んだが、結局買った。ワケアリで6000円ということは市場流通価格はもっと高いかもなとも思ったからだ。

 ワケアリ品の理由は「ヤニ汚れ・ヤニ臭さ」と説明されていた。買って届くのを待つ間、私はワクワクしている自分に気づいた。これは単純に読書への期待だけではない。

私、喫煙家の魔女が使っていたかもしれない本が届くということにワクワクしている。

おっさんなのに年甲斐もなく、”喫煙家の魔女”というものがなんか格好いいと思ってしまっている!

ヤニくさい魔女の本が呪いアイテム感あって、格好いいと思ってしまっている!

格好いいと思い過ぎて、同僚に「ヤニくさい魔女の本買って、今度届くんですよ!」と自慢してしまった!(めっちゃ笑ってくれた)


届いた

実際に届いた本はページをめくるたびに煙草臭さがあって、読書の邪魔になるくらいだった。臭すぎて、喫煙家の魔女への憧れは割と覚めた。

大体半分くらい読んで、本の中から「謹呈」の帯が出てきた。
たぶんカバー下に挟んであったのだと思う。

元の持ち主は高名な魔女だったから献本されたのか?と思った。

本の中身を何も語ってないけど、読み終えてないのでここで終わる。
読了したら感想を書こうと思う。

#読書
#魔女
#魔女の聖典


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Mr_noise
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