アナリスト見習いとしてコラム連載をする上で、対象にジュビロ磐田を選んだ理由の一つが『Jリーグ屈指のアナリティカルな監督が率いていること』です。
ジュビロ磐田を率いて今季で5年目、古巣OBでありレジェンドである名波浩。
某サッカー番組で解説をしている頃から、「あと○メートル寄せれば…」といったように具体的な数字を示したり、「このプレー、何がすごいかと言うと、まず●●。それから△△。」といったシンプルな言葉を選択しながら複数の要素が絡み合うサッカーのプレーをわかりやすく紐解く姿から、「名波が監督になったらオモシロイだろうなぁ」と思わされていました。
J1復帰1、2年目の目標も「残留」や「○位以上」といった単純なものではなく、「勝ち点40以上」といった『目標達成に必要な数値を明確化したもの』でした。
こうしたビジネスでいうKPI的な数値による目標設定って、スポーツの現場ではなかなか見受けられないマネジメントだったんじゃないかなと。
ロジカルでアナリティカルな(分析的な)監督を対象にすれば、アナリスト(分析家)として検証のしがいがあるかなという点から、そして複雑多様化する現代サッカーの戦術を言語化する一助になるかなという点から、名波監督率いるジュビロ磐田に着目したコラム連載をさせて頂きたいと思います。
決して長年ジュビロサポーターだからとかではありません。
『N-BOX』
大好きでした。
よろしくお願い致します。