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スポーツアナリスト育成講座を経て、スポーツアナライターという新ジャンルを産み出すために試行錯誤しながら、黄金時代に魅了されたジュビロ磐田を独断と愛情を持って見守るマガジンです。
今オフのJリーグ移籍市場の話題は川崎の大久保嘉人や齋藤学、鹿島の内田篤人、あるいはプレーオフを制して一年でのJ1復帰を果たした名古屋のジョーに集まっていましたね。 その一方で磐田サポーターは世間的には大きく取り上げられていない一人の選手の去就に注目していたはず。広島からレンタル3年目、飛躍のシーズンを終えた川辺駿です。 昨季最終節の鹿島戦、途中交代でベンチに退がる際の名波監督との熱い抱擁に、彼の決意を感じて今オフに起きる“別れ”を覚悟していたサポーターは少なくなかっ
第一弾は2017シーズン最少失点を記録した要因を分析しました。 この分析では名波監督がシーズン中に頻繁に用いた『縦ズレ』、『横ズレ』、『中締め』という3つのキーワードを軸に紐解きました。まずそれぞれのキーワードを解説すると下記のようになります。 『縦ズレ』DFライン、中盤、前線の上下動 『横ズレ』ボールサイドに寄せる横移動(スライド) 『中締め』ゴール前バイタルエリアの閉鎖 ディフェンスを組織として機能させる上で重要な3つの要素を自らの言葉で語り、それを
アナリスト見習いとしてコラム連載をする上で、対象にジュビロ磐田を選んだ理由の一つが『Jリーグ屈指のアナリティカルな監督が率いていること』です。 ジュビロ磐田を率いて今季で5年目、古巣OBでありレジェンドである名波浩。 某サッカー番組で解説をしている頃から、「あと○メートル寄せれば…」といったように具体的な数字を示したり、「このプレー、何がすごいかと言うと、まず●●。それから△△。」といったシンプルな言葉を選択しながら複数の要素が絡み合うサッカーのプレーをわかりやすく紐解く