スランプをなぎ払え!負のスパイラルに陥らない曲作り
スランプとは一時的に自己の成長不振やアイデアの行き詰まったときに感じる内面的な精神不調です。これクリエイターとしては結構辛いですよね!
そこで今回は主にDTMにて楽曲制作をやる上で作編曲家たちを突如として襲うスランプに対して、ある方法でそれを回避&脱却しましょう!ってな話をしていきます。
この記事が楽曲制作をする作編曲家の方やDTMerの方のお役に立てば幸いです。
それではいきましょう!
1.限界効用逓減の法則
いきなり意味不明で申し訳ないです(笑)
これ簡単に説明すると、
例えばめちゃくちゃ心を動かされた最高の一曲を見つけたとしましょう。
初めて聴いたときの感動&鳥肌っぷりは他にないですよね!
しかし名曲だからといって、
2回3回…と数回、数十回と何度も聴くうちにだんだん慣れてきてやがては1回目の感動がなくなっているような状態。
曲作りの話に戻しますが、
スランプのときの要因の一つとして自分作った音楽に聴き慣れてしまっている懸念があります。
今まで手がけた曲も然り、現在進行形で制作中の曲も作りながら何度も聴きなおして修正したりしますよね。
そうやって自分の曲を作りながら聴いているうちに、例え構想段階でめちゃくちゃいいと思えてもリピートする度にだんだん新鮮さがなくなってきてしまいます。
ワンコーラスできたらとりあえず何度もリピートしてませんか?
あまりに聴きすぎると鮮度が落ちてこの限界効用逓減の法則が働いてしまうのです。
何度もリピートして修正ポイントを探すのもいいですがほどほどにしないと完成するまでに飽きてしまっては今までの苦労が台無しですよね。
2.オリジナル楽曲を放置プレイせよ!
万が一、楽曲制作の途中で「やっぱこの曲微妙じゃね?」となってしまった場合、もうその曲を書き進めるのはいっそやめてしまいましょう!
コンペや何らかのイベントに間に合わせたい場合は期限ギリギリまで放置するなどしてその間に別の曲を着手しておきましょう。
特に期限がない場合は数週間から数ヶ月ほったらかしにしてみてください。
適当な没曲用フォルダにでもぶち込んでおけばいいです。
そして思い出したときに再度聴いてみると、これが割と新鮮に感じるときがあります。
このときに意外といい曲だと思えたらまた作業を再開しましょう!
もし「やっぱこの曲ダメだ…」と思ったのならいっそのこと削除してしまっても大丈夫です。
一定期間置いてダメだと感じたものは高確率で駄作です。
もったいないかも知れませんが、本当にいいものだけを残すことで気持ちがスッキリしますので没作品の断捨離は定期的に行いましょう!
3.いろんな方法で自作曲を聴け!
曲の制作作業がだいぶ煮詰まってきて佳境に迫ってきたとしましょう。
もうちょっとで完パケ!ってとこで、
「なんだか物足りないな…」って感じるときもありますよね。
そんなときは自作曲に対して別のアプローチをかけてみましょう!
私もよくやるのが曲のキーを変えるです
例えばE♭で曲を作っていたとしたら、
Dにしてみたり、Fにしてみたり、または大きく転調してG♭やAにしてみたりといろいろ試しましょう!
するともともと作っていたキーよりしっくりくるキーを発見することがあります。
その場合はしっくりくるキーに変更するか、曲の途中で転調してみるとかすると結構いい感じになることがあるんです。
他には楽器パートの増減を試みるのもいいですね。
パートが少なすぎて曲に色合いがなかったり、
はたまたパートが多すぎて全体がごちゃごちゃになっている場合は試みましょう!
多すぎると感じる場合は一旦必要ないと思われるトラックをミュートして不要と思ったなら削除しましょう!
少なすぎると感じたならシンセの音を足すなどいろいろ試行錯誤してみればいい方向に転ぶ場合もあります。
これら以外にもあげてみると、
テンポを変えてみる、尺を増減する(Cメロや間奏の有無)、音色を変えてみるなどなど…
一手間加えるだけで大化けする可能性だって否めません。
オリジナル曲に物足りなさを感じたら是非上記の方法を試してみてはいかがでしょうか。
DAW上で作った曲であればどれも簡単にできるものなので思いつきでいろいろ試行錯誤しましょう!
4.まとめ
今回は楽曲制作をする上でスランプに対する回避&脱却方法を記事にしてみました。
要するにいくら愛着のあるオリジナル曲だからといって主観的になりすぎないってことが超重要なわけです!
完成するまではつかず離れず、できれば客観的な目線、もとい耳を持って楽曲制作に取り組んでみてください。
一度スランプになってしまったら気合いでなんとかするのは精神衛生上もよろしくないのでムリはせずに楽しく作編曲、DTMライフを送りましょう!
では今回はこの辺で。