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悩みすぎNG!時間と労力が必ずしも曲の良し悪しに比例しないという話

今回はDAWなどで楽曲制作をする際にかける時間と労力についての話をします。

努力した分、報われたいと思うのは人間の性ですが、
残酷にも楽曲制作では必ずしもこれが通用するとは限りません。

私の事例も上げつつ、結局どうしていくのがいいのかを個人の見解で語っていくので悩めるDTMerの方のご参考となれば幸いです。

それではいきましょう!

1.かけた時間と労力は取るに足らない

楽曲制作においての苦悩というのは決して公にできないメタ情報です。
自らどれだけ苦労して生み出したのかを言葉で説明することは可能ですが、それが果たして第三者に伝わるのかといえば厳しいですね。

結局楽曲を公開する際や楽曲提供をする際も同じことですが、
リスナーもクライアントも完成した音源にしか興味はないのです。

超絶有名なミュージシャンであればメイキング映像とかもウケがいいですが、やはりアマチュアクリエイターは完パケの音源で実力の全てを示すしかありません。

曲のクオリティが高いに越したことはないですが、
自分がいいと思ったものが他の人にも通用するかといえばそれは未知なるもの。

なので曲のクオリティだけでなく、
どういった曲を作れば受け入れられるのかをリサーチしたり、自ら試行錯誤するということが重要になります。

以前、某楽曲コンテストにて、どうしても歌詞が決まらずに締め切りも近かったため、勢いで約20分ほどで書いた歌詞を使った曲で応募したことがありました。

結果はなんと採用だったんですよね。

なんで採用だったのかというとそのコンテストのテーマに歌詞が沿っていたからでした。
個人的には完全に落ちたと思っていたんですが、
結局のところ、主催者側のお眼鏡にかなえばどれだけ短い時間や小さな労力しかかけていないとしてもそれは関係ないということです。

逆に悩みに悩み抜いてめちゃくちゃ時間と労力をかけてガンガンクオリティを上げた曲を作っても受け入れられなければ意味がないのです。

つまりどうすればいいかというと、
何が受け入れられるのか、何を求めているのかを仮説を立てて数で勝負するのが得策なんです。

例えばコンペに曲を提出するなら1曲だけでなく、できれば2曲、3曲と全く違う曲調ではあるもののテーマがブレていないような曲を作ると採用率も上がります。

客観的になれば自然と分かるものなのでとにかく積極的に試行錯誤してみましょう!

2.一番ヤバイのは信用を失うことである

どれだけクオリティの高い曲を作ろうと、どれだけ要望に応えられていようと、やはり締め切りや納期に間に合わなければ何も意味はありません。

楽曲制作以外でもやはり納期というのは仕事では大事ですよね。
なので何らかの依頼を受けて作っている曲であるならば期日の厳守とそれに付随するコミュニケーションは最重要です!

万が一間に合いそうにないならばその旨を連絡したり、または自分が納得いかなくてもとにかく期限までには提出するという強い意志が必要です。

自分が納得しようがしまいが、先方が修正を要望したり改めて追加で依頼してくるのである程度できたら後は相手の判断に任せましょう。

3.自分が気になるなら修正はするべき

とはいいつつ、
やはり自分を納得させるのも精神衛生上は考慮するべき点。

もし曲作りに慣れてきたらその辺りにもこだわっていくと楽曲制作活動にも潤いが出てきます。
リスナーや先方も納得した上で自分も納得できる曲を作れたのであればそれが一番理想ですよね。

なので妥協点は設けつつも譲れないことはなるべく曲に盛り込みましょう!

最初の内はバランス的に5:5くらいにしてみて、
そこから6:4や7:3と相手の理想と自分の理想のちょうどいい比率をいろいろ考えて一番自分が楽しいと思える状態を保っておきましょう。

曲を作る上で自分が楽しいと思うことでモチベーションも生産性も上がるので楽しさに重きを置くスタンスで攻めていきましょう!

4.まとめ

今回は楽曲制作をする上でそれを第三者から聴かれるものとなる場合に重要となる話を3つに分けて話してみました。

まとめると、
相手を納得させるにはどういう曲を作るか、そして自分が楽しめる曲作りをするにはどのくらい自身のこだわりを入れるか、のバランスをよく考えて仮説を立てて実行するをやっていきましょう!ということです。

そして何より、自分自身が楽しいと思って活動しなければ長続きもしないのでバランスを保ちつつ、楽しさを追求しながら楽曲制作活動をやっていきましょう。

では今回はこの辺で。

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