
勝率UP!?楽曲コンペの採用率を上げる方法
楽曲コンペといえば、
例えば作家事務所に勤めているならば会社が受注した案件をもらったり、
はたまたクラウドソーシングなどを経由して個人として参加することもありましょう。
そこで今回は今までの楽曲コンペ参加の経験を活かしてこうすれば比較的採用率が上がるんじゃないの!?と私なりに書いていきます!
それではいきましょう!
1.希望イメージはとことん取り込め!
まずは着手する段階で考えたい項目です。
大体のクライアントさんは希望イメージというのを提示してくることが多いです。
例えば某アイドルのライブ映像やPVがアップされているYouTubeの動画を記載してくることが多々ありますね…
パクりましょう!
ちょっと発言が過激すぎました(笑)
というのもクライアントの希望イメージがあるのであればそれを徹底的に楽曲の要素に取り込みましょう!ということです。
具体的にいいますと、
パクるといってもメロディはダメです!
完全にパクったことがバレバレですし、そもそも法的に問題が出る可能性があるので…。
パクる部分は主に
“キー”と”コード進行”です!
まずキーについてです。
キーの設定はそもそも提示された参考曲がクライアントの希望するキーでもあったりします。
例えばFメジャーキーのアイドルソングであれば同じくFメジャーキーで同じような曲調のものを制作するようにしましょう!
キーの範囲が指定されている場合はその通りでいいのですが、
表記がないこともあるので私はこのようにしております。
後はコード進行ですね。
コード進行は特に著作権などはないのでまるまるパクっても特に問題はありませんが、できるなら一部を使うとか、尺を変えてみるとか一工夫あればなおよしです!
それにコンペの曲で一からコード進行を練り直すのって結構骨が折れるんですよね…(苦笑)
なのですでにある参考イメージを取り込めるだけ取り込みましょう!
付属してリズムや構成も似たような感じにするのもいいですね!
構成は例えばイントロやリフがあったり、またはいきなりサビから始まったりなどの要素が参考曲にあればそれも取り込んであげるといいリアクションをもらえるときもあります。
2.とりあえずワンコーラス戦法
こちらは実際着手してから考える段階です。
クライアントさんから記載事項に「ワンコーラスでも可」と表記されている場合があります。
そんなときは是非お言葉に甘えましょう!
ワンコーラスでの提案はオススメです!
なぜなら締め切りや早期終了される場合があるからです。
締め切りなら長ければいいですが、
最短で数日しかない案件があります。
その中で数件提案したくてもフルコーラスだと間に合わないことが多いです。
締め切りまでクライアントさんが待ってくれるならいいですが、
すでに提案された案件でいいのがあればそれを選んで募集を締め切られる可能性もあるので、そんな中一生懸命フルコーラスを作っている途中だとかなりショックですよね。
なのでフルコーラスで指定されている案件以外は基本ワンコーラスで質の高いものを提案しましょう!ワンコーラスに全てをかけるのです!!
採用されたとき納品する際にフルコーラスアレンジで提出できれば問題なしです!
3.すかさず修正案を提出せよ!
これは一度楽曲を提案した後の話です。
まだ選考段階でときどきクライアントさんから評価にコメントつきのレスポンスがくることがあります。
そのときにもし、「こうしてほしい」や「こうだったらいいな」などの意見があったら迷わず修正しましょう!
特に評価が高ければここですかさず修正案を再提出することでグッと採用率は上がります。
「この提案者は真摯に対応してくれる!」と思ってもらえればこっちのものです!
後もちろんですが採用決定後に修正希望がきた場合は必ず対応しましょう。
ここで対応をおろそかにする…ような人はいないと思いますが、
しっかり対応しないと採用を取り消されたり、採用されたとしても次回は取り合ってくれない可能性も大いにあるので要注意です!!
4.アフターサービスを充実させろ!
こちらは納品が終わった後の話です。
納品が終わって報酬が支払われた後も油断は禁物です!!
その後クライアントさんから再度連絡がある場合があります。
例えば再修正、データの再送付、追加案件などです。
再修正依頼は提出した音源をよくよくきいてみると「この部分やっぱ修正してほしいな」って思われたら連絡がくることがあります。
細かい修正案でもしっかり対応してあげましょう!
データの再送付希望は主にクライアントさん側でデータが紛失、またはデータの破損をしてしまった場合が主です。
一応提案した後でもしばらくは納品データをバックアップを取るなどしてなくさないようにしましょう。
再送付を希望されたのに肝心のデータが提案者側にないとなれば最悪なのでそれだけは防ぎましょう。
追加案件に関しては、
料金上乗せで「納品した曲の譜面がほしい」や「別の曲を作ってほしい」などの案件がくることもあります。
こういう場合はなるべく対応した方がいいですね。
真摯に対応すればもしかしたら次回以降直接案件をもらえる可能性もありますし、お得意先として重宝してもらえるかも知れません。
5.まとめ
以上で一応一通りの流れを書きました!
他にも細かくみればまだいろいろありますが、
おおかたこれくらいの対応をしていれば勝率は上がります。
もしコンペに不採用になった曲もまた同じような案件があったら再利用することもできます。要するに落ちた曲はストックになるので。
それを踏まえてですが、ニッチなジャンルの案件は汎用性が下がるのであまり多く受注してしまうと他の案件で再利用し辛い曲がどんどんストックされていってしまうのでリスクはあります。
後はなるべく自分の実力に見合った料金、条件のものを受けましょう!
いつまでも薄利多売ではモチベーションも下がるので、ある程度コンペに慣れてきたら例えば「5万円以上の案件しか受けない!」など自分の中で設定をしておきましょう。
そうすれば数多くある案件の中、自分に適切なものを選ぶことができます。
まぁずっとコンペやるのではなく、繋がりを増やしてお得意先から直接案件をもらえるようになるのが一番なんですけどね!
音楽でお金を稼ぐというのはやはり簡単ではないのでいつか甘い汁が吸えるようになるよう切磋琢磨していきましょう!
では今回はこの辺で。