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脳トレするなら曲作れ!DAWは究極のパズルゲーム
主にDAWへの打ち込みがメインの話になります。
個人的にピアノロールで打ち込んでいるときってまるでパズルをやっているような感覚なんですよね(笑)
そこで今回はデジタルに依存した楽曲制作をよりゲーム感覚で楽しむための記事を書いていきます!
曲作りに行き詰まったとき、
ちょっとした知識、または考え方を変えるだけでグッとモチベーションは上がります!是非ともご参考にしていただければ幸いです。
それではいきましょう!
1.ルールを作って縛りプレイ
例えばゲームをやる際、
それはサバイバル系のゲームだとして最初に選べるナイフ(武器)が1000種類くらいあったらどうでしょう?
選択することでかなり精神を消耗しまうことでしょう(笑)
でも選択肢が3つくらいならすぐに選べますよね!
楽曲制作も同じです!我々は曲を作る際、
膨大な数の音階やコード、どのくらいの尺かとか音色はどうするか、ジャンルはロックかジャズか、明るい曲か暗い曲かなどなど…
プロジェクトを立ち上げるところから結構消耗してしまって結局は、
「あーもう今日はいいや!」と投げ出すことは少ないでしょう。
なのでプロジェクトを立ち上げる前に “縛り” を考えておくと全くの自由よりは楽ですよ!
例を上げると、
ダイアトニックコードだけで作るとか、転調はしないとか、なるべく選択肢の範囲を狭めるようにルールを決めてから着手すると案外楽に着手できます!
そしてルールに則って作っている内に「やっぱりここはこうしたい!」など決めたことから外れるようなアレンジを加えたくなったらもうルール無用に変更して大丈夫です(笑)
既にノリノリの状態ならばモチベーションは上がりきっているのでそのまま勢いで曲を完成させましょう!
楽曲制作にルールを設ける場合はある程度理論とかの知識は要りますが、
例に上げたダイアトニックコードだけで作るとかはCやAマイナーキーならばドレミファソラシの7音を組み合わせて行くだけなので簡単です。
ピアノロールにステップ入力で全然いいのでポチポチとパズル感覚で打ち込んでいきましょう!
ピアノロールの利点はというと、
音が構築されていくプロセスがよく分かるので着実に曲が完成していっているのが目に見えるためモチベが保てます!
しかもデュレーションや音程もぱっと見で分かりやすいので、リズムがズレていたり音が外れていたりと間違っているところ見つけやすいです。
楽譜読むのが苦手な方でもピアノロールならサクサク作業が進みますよね!
これぞまさにパズルのピースを埋める感覚です!
2.音色を変えてみよう!
曲はできたけど聴いてみるといまいち…
なんて残念な現象がたまに起こるのはDTMerの宿命のようなものです。
ならば曲を作り直す前に曲の色合いを変えてみましょう!
打ち込みのいいところはオーディオデータと違って簡単に音色を変えられることです!
例えばピアノで作ったフレーズをオルガンに変えてみたり、
シンセの音色を変えてみたり、エレキベースをシンセベースにしたりなど、
音色が変われば曲の雰囲気もガラッと変わります!
曲が悪いのではなく音色選びでミスっている可能性もあるので、
いろいろ試行錯誤しながらあーでもないこーでもないと音色を当てはめることにも時間を割いてみてはいかがでしょうか。
3.キーを変えてみよう!
音色と同じく楽曲のキーも簡単に変えられますよね!
オーディオデータならキーを変えると音が劣化してしまうので、
MIDIのシーケンサーに打ち込んでいる段階でキーを変更してみてください。
曲のキー次第で楽曲の印象は全然変わります!
メジャーキーにしても、
CやD、G、Aなどは結構さっぱりした爽やかな印象。
E♭やA♭、G♯、A♯などのトニックが♭や♯系のキーはどことなく切なさや艶めかしさがあったりしますよね。
なので完成した曲を半音上げたり、または下げたりしてみてください。
恐らく曲の印象は変わります。
よくポップスなどで大サビで半音転調したりするのもそういう狙いがあったりもしますので、キー設定はかなり重要ですね。
生ものだとボーカルや楽器の特性によるので使えるキーは制限されますが、
これがボカロやシンセサイザーならばキー設定は曲の印象だけに着目すればOK。
最適なキーを探ってみてはいかがでしょうか。
4.まとめ
今回はDAWの打ち込みをゲーム感覚で楽しめば自然とモチベーションも上がるよ!って話でした。
全てMIDIで作るメリットは編集が楽なことです。
完パケとして落とし込むまではMIDIの状態で徹底的に曲を作り込んでいけるのがシーケンサーのいいところですね!
オーディオデータの不便さを払拭してくれたMIDIという発明に感謝しながら今後も楽曲制作やっていきましょう!
では今回はこの辺で。