見出し画像

ギターは絶対打ち込むな!DTMでも自ら録音するべき理由

今回はギターに関しての談義です。

楽曲制作をする際にギターの音を入れる方もいますが、ギターのトラックを作るなら打ち込みギターは絶対やめましょう!

私はギター弾きなので若干ひいきめ&辛口の話にはなりますが、普段楽曲制作をする時はベースやドラム、キーボード、何ならボカロも使いますのでギター以外全て打ち込みであるにもかかわらず、

打ち込みギターは完全否定派です。

誰がなんと言おうとギターの音は自らかき鳴らして録音するべきなんです!

では何故ここまで打ち込みギターはやめるべきか徹底的に書き起こしていきます。

それではいきましょう!

1.打ち込みギターがダメな理由

そもそもの話、
主にYouTubeとかにギターの打ち込みテクニックみたいな動画がいっぱい上がってますよね。
あれみてていつも思うんですが、

どれだけこだわったところで音硬過ぎ!

と、毎回感じます。

夕飯に作ったやつが余ったから翌朝にレンチンして食べる焼きそばを食べてるくらい残念な気持ちになります。

打ち込みのギター音源は私も持っていますが、
あくまで楽譜やコードの記録、メモ程度に使用します。
またはラフ提出やモチーフ、サンプル音源に使うこともありますが、
決して完パケの音源に使用することはありません。

やはりギター特有の微妙なピッチ感や滑らかさは実際に弾かなければ再現できません。
打ち込みだとどうしてもアタックが強すぎるし、サステインも安定し過ぎていてギターとしての生々しさが一切ありません。
投稿されている楽曲とかで曲はいいのにギターが打ち込みでなんかもったいないなって感じることもたまにあります。

そもそもギター弾かない(弾けない)と理由で打ち込みギターの音源を購入して使う人が多いですが、
ギターのパフォーマンスを理解していないのに何故打ち込みでギターっぽい音が作れるというのでしょうか…

めちゃくちゃ粗悪なギターVSめちゃくちゃ高品質のギターの打ち込み音源でも間違いなく前者が勝ちます。

それだけギターは自分で練習して弾いて録音することに意義があるのです!

2.自分で弾いて録音する方がコスパ最強

いや、そもそもギター弾けないし打ち込みにしてるんだが…
と思う人はいるでしょう。

ならばむしろギターを買って練習しましょう!
全くの初心者で打ち込みのプラグインを買うか迷っているなら尚更です。

ギターって実は世界一お手軽な楽器なんですよ!

ベースだとギターより長くて重いので持ち運びは骨が折れますし、
弦交換も力技だし、なによりベース弦は高いです。
後基本指弾きなので両手の指がボロボロになることもありますし、
腕力もある程度必要です。

ピアノやドラム(電子楽器も同様)だと場所を取るし、
騒音でご近所トラブルになる可能性があります。

はたまたサックスやバイオリンは高いし簡単には手が出しにくい…

一方、ギターというと

アンプやシールドを含めたとしても一万円を切る値段で買えますし、場所をとらないし、比較的軽くて手が小さくても弾けるし、なにより…

音がカッコいい!ですよね(笑)

「コード(特にバレーコード)を押さえるのが難しい!」
と嘆く人もいますが、難しいコードは使わなくていいです!!

以前ギターのコードを弾くことについて書いた記事がありますのでこちらもあわせてお読みください!

ロックの曲が作りたいならパワーコードで十分ですし、
もうちょっと凝ったコードが使いたいなら簡易コードや簡単なローコードを使えばいいんですから。

ジャンク品なら運が良ければブランドもののギターを数千円で購入することもできますので打ち込みのギターで音源制作するくらいなら今すぐジャンクショップにGOです!!

ギターとアンプとチューナーとシールド、あとピックの必要最低限のものをそろえるのに数時間程度で済みますし、買ってすぐパワーコードだけ練習すれば1~2時間くらいで弾けるようになります!
その後録音するのに2~3トラック録るとしても1~2時間でレコーディングできることを考えれば5~6時間で全て行えますよね!

これ打ち込みギターだとこんな短時間で生々しいギターのトラックが作れるでしょうか?特に初心者だと厳しいですよね。

というかフリーランス作曲家の方であれば、確定申告より簡単ですよ!
確定申告は「計算が~」とか「青色申告できるかな…」とか何かと面倒くさい思いをしますが、
ギターであれば「この曲が弾けるぞ!」とか「こんな曲が作れる!」とか楽しいことを考えながら購入&練習ができますよね。

ご時世的にとか出不精の方ならネット通販を利用してギターを購入しましょう!

3.どうしても弾けないときはこうする

ギターを買っても「パワーコード以外弾けない」とか「難しいフレーズが弾けない」とお困りなら奥の手を使いましょう!

奥の手って何だって話ですが、
ギターを弾ける範囲まで分割して録音すればいいのです。

例えばC→Am→Dm→Gみたいなコード進行が弾けないなら、
コードを押さえて録音ボタンを押してジャーン!
次のコードも押さえて録音ボタンを押してジャーン!
とコードひとつひとつを分けて録音しましょう!
ギターソロが弾けないなら4音ずつくらいに分けて録るか、
それも厳しければ一音一音録ってもいいです。

「えー面倒くさい!」と思うかも知れませんが、
打ち込みギターこそ一音一音打ち込んでピッチやノートでギターっぽくトラックを仕上げる方がよっぽど面倒くさいですよ(笑)

4.まとめ

今回はギターの打ち込みは手間が掛かって大変なので自分でギターを買って演奏して録音する方が早いし安く済みますよ!って話でした。

賛否ある感じの内容になりましたが、
同じクオリティでギタートラックを完成させるなら明らかに打ち込みの方が時間が掛かるのは分かりますよね。

打ち込みのギター音源はどんなもんだろうかと一経験として購入して使用するのはいいですが、まずはギターを弾けるようになるのが質の高い曲を作る近道です!

ギターは奥が深くて楽しいですよ!

では今回はこの辺で。

いいなと思ったら応援しよう!