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嫌いな曲も好きになる!?音楽における苦手克服術
今回は嫌いな音楽を好きになる方法についての話をしていきます。
なんでこんな話をするかというと、
作編曲や楽器演奏などの音楽活動をされている方に向けていわせていただきたいのですが…
音楽は分け隔てなく受け入れた方が絶対に得だからです!
嫌いなジャンルだからとか嫌いな歌手だからとかで目を背けてしまうともしかしたら大チャンスを逃すかも知れませんよ?
音楽活動をする上でどこに成功のヒントが隠れているかは分かりません。
「いや、別にいらんし、そんな欲望ないし」
と思っている方、
果たして本当にそうでしょうか?
胸に手を当てて考えてみてください。
誰しも自分の好きなことでうまくいくならその方がいいと思っているに決まっているので。
私も昔、特に高校生の頃は
「ロックやメタル以外は全部くそだ!」
と思っていた超絶黒歴史がありますが(笑)
今では特定の音楽ジャンルや歌手、曲に対して全く偏見や好き嫌いはございません。全くフラットな状態です。
そのおかげでアイドルグループへの楽曲提供の仕事をいただいたり、音響マンとして収入を得たりできているので。
もし価値観がずっと変わらなければこんな機会には恵まれなかったことでしょう。
と、前置きが長くなり申し訳ないです!
では今回はその特定の嫌いな音楽を好きになるためにはどうすればいいかについて解説していきますのでご参考にしていただければ幸いです。
それではいきましょう!
1.苦手克服のメリットを考察
まず前置きで語ったようにチャンスに恵まれる以外にももっと考えるべきメリットがあるんです。
そもそも
嫌いなものがなくなる=嫌な感情もなくなる
ということです。
例えば虫嫌いな人と虫が好きな人がいて、
両者とも仕事の事情で山間のど田舎に単身赴任しなければならなくなったとしましょう。
もちろん山間部なので虫がめっちゃ出ます。
私も田舎暮らしが長いのでよくわかりますが
どう考えても虫嫌いより虫好きな方が得じゃないですか?
なんなら触って楽しめますよね(笑)
これ音楽に話を戻すと、
嫌いな歌手や楽曲があったとしてそれが街中や店内で聞こえてきたらどうでしょう?
めちゃくちゃ不快ですよね!
でも特定の音楽に対して嫌いな感情がなければ、もっというと隔たりなく好きなのであれば、何の曲が流れてきても楽しめます。
外食中の店内BGMも楽しめますし、誰かと食事している場合はそのBGMがお互い好きなのであればそのことについて話題にできますので会話も弾みます。
これって音楽活動云々の問題ではなく、生活全般的な観点の話だということを念頭におくと納得できますよね。
2.何が嫌いなのかを書き出せ!
さて、能書きが長くなって大変申し訳ないです(汗)
ここからは具体的な嫌いや苦手の克服法を書いていきます!
まずは嫌いな理由を紙やメモ帳アプリなどに列挙していきましょう。
すると頭では整理のつかなかったことが目に見えてきます。
これだけでも自分が毛嫌いしていた理由が可視化されるので解決できる可能性が上がります。
この方法はよくビジネス本や自己啓発本に書いてあるような不安解消法の応用ですね。
3.同ジャンルの別の曲を聴け!
私の昔話で恐縮ですが、
中学生の頃、
ヘビーメタルに興味を持ち始めたときの話で、
ある日、SEX MACHINEGUNSのアルバムを手に取って何となく聴いてみたんですが、ボーカルのANCHANG(あんちゃん)の声が当時はすごく苦手だったんですよね。
何曲か聴いてもやはりどうも好きにはなれず…
しかしその当時、他に聴いていたIRON MAIDENやMetallicaなどは全然問題なくすっと聴けていました。
そうやって他のメタル曲を聴いている内にまたある日ふと、SEX MACHINEGUNSの曲を聴いてみたんですが、なぜか普通に聴けたんですよね。
というか声も苦手じゃなくなっていたし、何ならバッキングのかっこよさやギターソロのテクニックにむしろ感動するくらいになったんです。
個人的な所感ですが、
恐らく他のヘビーメタルの曲を聴いている内にメタルそのものが好きだという感情が、声が苦手だという感情を上回ったことによって改善されたのだと考えました。
急がば回れといいますが、
苦手な曲に正面から対抗するより同ジャンルの別の曲を聴いて楽曲ジャンルの性質をよく理解することが重要であると実感した出来事でした。
4.徹底的に調べ上げろ!
曲やそのアーティストがなんとなく苦手なのであれば、
むしろ苦手なそのものについて調べてみるのもいいですね。
Wikipediaであれば簡単に概要や略歴などを調べられるのでこれらを閲覧してみるだけでも案外関心を持つことができます。
曲を聴くだけでは知り得ないそのアーティストの歴史や楽曲ができた経緯などを知ることで曲の聴き方もまた変わってくる場合もあります。
他人について理解することはやはり重要です。
是非数分でもいいのでサラッと調べてみるとまた印象が変わりますよ!
5.とにかく曲を聴きまくれ!
これはなかなか荒療治ですが、
うまくいけば最短で好きになれますね。
単純接触効果という言葉をご存じでしょうか。
興味がないものや苦手なもの、嫌いなものであっても何度も聴いたり目にしている内にどことなく愛着が湧いてくることをいうのですが…
例えば職場でこんな経験はありませんか?
嫌いな同僚や先輩、上司だったけど、
仕事だし仕方なくコミュニケーションを取っている内に段々と嫌いじゃなくなってきて、挙げ句の果てには結構仲良く喋ることもあるという経験。
音楽でもいつも行っている店や自分が働いている所の店内BGMや有線で何度も流れている曲も耳にする内にいつの間にか口ずさんでいるなんて経験もそうですね。
つまり何回も聴く内に慣れていくんですよね。
仮に好きにならなかったとしても嫌いや苦手な感情は薄れていくはずです。
6.嫌でもライブに足を運べ!
最後に紹介したいのはその嫌いなアーティストの出ているライブに参加してみるという方法です。
「嫌いなのにわざわざ時間割いて観に行けるかよ!」
と、思われるかもですが、
またまた私の昔話をしましょう。
高校生の頃に某フェスイベントに参加したときの話です。
そのときに自分がめちゃくちゃ好きなバンドを最前列で観たいがために、そのお目当てのバンドから3バンドくらい前になるべく最前列に近い位置まで行って待機しながら、転換時に客の流れに乗ってお目当てのバンドが出る頃には最前列でみようと策略していました。
そしてついにお目当てのバンドまで1バンドって時に運良く最前列に行けたんですよね。
しかしここである問題が発生しました。
なんとそのお目当てのバンドのその1つ前のバンドがもう虫唾が走るくらいめちゃくちゃ嫌いなバンドだったんですよね(笑)
「うわー、最悪だ。聞きたくねー。」
と思ったんですが、
耳なんて塞ごうものなら周りのファンからぶっ○されると思って、
「まぁもうしゃあないしやり過ごすか…」
といざ本番が始まったとき、そのバンドのMCやパフォーマンスをみている内になんだかのってきたんですよね。
そして20分くらい聴いた後の最後の曲でいい意味で鳥肌が立つくらいに高揚していたんです。
それ以来そのバンドの曲もちょくちょく聴くようになりました。
まぁ何が原因だったのかは明確には分かりませんが、
迫力のあるライブパフォーマンスを体感することって音楽を聴く上ですごく重要なことだと実感したんですよね。
しかし今はこのご時世でむやみやたらにライブに行くことはできないです。
なのでYouTubeでやっているような無観客ライブをみてみるとか、
はたまたライブビューイングに参加してみるなんてのもいいですよね。
そこまでできないとしてもライブ盤Blu-rayを借りたり買ったりしてみてみるのもいいですね。
ちなみに私はライブ映像をみるときPSVRを使っています!
PSVRだとシネマティックモードという約200インチの仮想スクリーンを出して映像を鑑賞できるんですが、これが結構大迫力で楽しいんですよね。
ヘッドホンをつけたり、サラウンドで聴けるスピーカーなどを使えばまるで映画館でみているような感覚になります。
VRを既に持っている方、またはお金に余裕がある方は是非買ってみて、VRでライブ映像を楽しむってのも一度試してみてください!結構感動しますよ。
7.まとめ
ちょっと最後の項目で若干話がそれましたが(笑)
今回は嫌い、苦手な曲、アーティスト、楽曲ジャンルを克服するための方法を紹介してみました。
本当に嫌いなら無理してやる必要はありませんので、もしやってみたい方は自己責任でお試しください!
最悪余計に嫌いになる諸刃の剣的な要素もありますが、
もともと嫌いだったり、苦手だったりの気持ちにさらに拍車がかかっても精神的ダメージは少なくてすみます。
むしろここまでやって嫌いなら絶対に受け入れられないってことなので、それが分かっただけでもめっけものではないでしょうか。
特に音楽活動をしているのならばなるべく受け入れられる音楽の幅広さは持っておいた方がいいので、なるべく嫌い、苦手な感情は払拭しておくことをオススメします。
好きなものが増えるのは人生お得ですよ!
では今回はこの辺で。