目指せ神編曲!アレンジャーとして成長する方法
今回は楽曲制作をする上で重要となる編曲についての話をします。
DAWなどを使って曲を作る際もやはり編曲の腕前次第で楽曲の質は大幅に化けます。
そこで本記事ではその編曲をやっていく上でどういったことに着目して意識すればアレンジャーとしてより成長できるのかについて書いていきますので、楽曲制作のご参考としていただければ幸いです。
それではいきましょう!
1.オンコードを使いこなせ!
またの名を分数コードやスラッシュコードともいわれるこのオンコード。
楽曲アレンジをする上で決して無視できない部類に入ってきます。
オンコードを使わなくても十分いい曲は作れますが、やはりコードの響きが変わってくるので、より艶やかな曲を作ることができます。
例えば、G/B。
Bがルート音(根音)で構成音がGということなんですが、このコードはCメジャーキーで見るとダイアトニックコードになります。
そしてドミナントモーションする際に非常に使いやすいコードです。
使い方としてはCの次に置いてもよし、
Cに戻るときにも使えます!
他にも、Dadd9/F♯をあげてみます。
こちらはF♯がルート音で構成音がDadd9ということになります。
これはDメジャーキーのダイアトニックスケールなのでF♯は3度の音となり、コード進行的にはDの後に使うといい感じになります。
オンコードはピアノが使われている楽曲でよくありますので、いろいろ楽曲分析をしながら使えそうなオンカードはガンガン使用していきましょう!
そうしている内に使いこなせるようになっていきますのでお試しください。
2.ボイシングのバリエーションを広げろ!
続いてはボイシングについてです。
ボイシングとはコードの構成音を入れ替えたりして響きを変えることですが、
このボイシングを駆使できれば楽曲のアレンジに圧倒的バリエーションを持たせることができます。
コードの度数は1、3、5、7、9のように重ねていきますが、ボイシングを5、1、3、7、9みたいな感じで入れ替えると、前述したようなオンコードの感じも出すことができます!
他にもコードトーンの1、3、5を抜いて7、9などのテンションだけ鳴らしてみたり、
3、7を抜いて1、5、9だけ使ってコードの性質を淡くしてみたりするのもいいでしょう。
11や13などのテンションも加えればさらにバリエーションが広がりますので遊び感覚でボイシングをいろいろ探ってみると面白い発見がありますよ!
3.音色を操れ!
最後は音色についての話です。
音色を使いこなすと編曲はもちろん、ミックスをする際にも役立ちます。
一番分かりやすいのはやはり楽器の音色ですね。
例えばシンセひとつとっても音作りは千差万別で、やり方によっては無限にパターンが作れます。
ビープ音やサイン波みたいな単純な音にエフェクトを重ねていって音色を作っていくと自分だけの個性的な音作りができます。
ギターならばコーラスやワウ、フェイザー、フランジャーなどのエフェクト類をクリーンやドライブと組み合わせるとそれぞれ独特の音色を作り出せます。
楽器の種類とかの知識を頭に叩き込んでおけば、その分音色についての理解も深まります。
普段のDTM作業と並行して、楽器について学んでみてソフトシンセなどをいろいろいじってみてください。
音色を探るにはやはり自分で試行錯誤するのが一番です。
4.まとめ
今回はアレンジャーとして成長するために、編曲の腕前を上げる方法についての話をしました。
まとめると
・オンコードを楽曲に取り入れて艶を出す
・コードボイシングにバリエーションを持たせる
・楽器やエフェクトの知識を取り入れて音色を使いこなす
上記の3点ができれば編曲家としてかなり飛躍できますので、是非とも本記事の内容をご参考としていただければ幸いです。
では今回はこの辺で。