１週間の振り返り（37/57週目）

台風が来ている。

ざっと振り返り

遠征帰りで試合が続いたため、チームのトレーニングは水曜日から開始となった。この判断は、自分としても試合が続きダメージが蓄積していたのを感じていたので有り難く感じた。とはいえ、この週の日曜日にも試合が予定されていたので、家でダラダラしているわけにはいかない。というか、ダラダラ過ごすと身体の回復スピードは遅くなってしまう。スポーツをやっていないと理解しにくいことかもしれないけれど、アスリートにとって休むとは「超積極的に休むこと」なのだと思っている。規則正しい生活を基軸に、トレーナーに診てもらったり、交代浴をしたり、ストレッチや有酸素運動をしたりする。気になる身体の部分を氷で冷やすなども行った。精神的な安らぎも必要なので（これは代表活動のときに痛いほど実感した）紅茶を入れて、ゆっくりと過ごす時間を意図的につくる、などなど。

2日のリカバリー活動のおかげでかなりの疲労をとることができた。

そして気合を入れて週末の試合に臨もうとしていたところ、なんと台風で試合が延期になってしまった。ま、仕方がないね。安全第一である。翌週に繰越だ。また粛々と準備をするだけ。

週末に誕生日を祝う席を設けてもらった。いつもよりも、おしゃれなお店で食事を楽しんだ。自分にしては珍しくワインをいただいた。すごく酔いが回る。そのあとはホテルのバーに移動。低音の響きが強調された音楽が流れる中、ジンベースのスタンダードカクテルを楽しんだ。蒸留酒はわりと飲めるほう。一方でビールやワインは酔いの回りが早い。そんな体質。いつもとはちょっとちがった街で、いつもとは異なる意匠の料理や飲み物を楽しむことができた。用意してくれた妻に感謝である。

稼ぎにならない競技でたのしみを味わい、やりがいを感じる仕事で稼いで、この日みたいな場所で経験や思い出に資金を投下する。カネを稼ぐことにフォーカスしていたら、間違いなく今の自分はいない。同様に、たのしみだけを追求していたら、あの日のような経験ができない。もろもろバランスが大事だな、と月並みなことを考えた。ま、大きな目標を置いて、目標に向かって努力する過程で得られることを大切にしたいので、この経済社会で稼ぐことにはこだわりたいと思っている。

まだなにも達成していない。

観たもの・読んだもの

チンギス紀 十三 陽炎

ギリギリの戦いの中でチンギスカンが草原を統一できたのは、兵站や替え馬など、後方支援の充実にこだわったからだ、という点が非常に印象に残っている。後方支援の充実は、すなわち組織としての強さという観点に初期から目を向けていたということであって、彼の非凡なところであったのだと思う。