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本を読んだ: ふくふくにゃんこ〜にゃんこたちのしあわせな島のものがたり〜(ハピンズ)
(本記事は過去に別アカウントで作成した記事に加筆・修正をしたものです)
大学院生時代,研究活動のストレスがかなりのものになり,絵本でも眺めて気を紛らわせようと思い手に取った本がこれであった。
この絵本の中で「『しあわせあつめ』の発表会」というシーンがある(これは,一定期間の中で自分が幸せを感じた瞬間に関係する物とそのエピソードを紹介し合う機会であると思われた)。ここで紹介されている「しあわせ」は「日常生活の中にあるちょっとした心温まる何か」であり,これを見てこのような「しあわせ」を毎日感じられるような余裕を持った生活をしたいと感じた。
歳を重ねるにつれて,仕事やお金や将来のことなど,必要以上に悩んだり考えたりすることで負の感情を抱き続けてしまい,自分で自分を苦しめるようになったと感じた。しかしながら,この絵本を読むことで,もう少し気楽に生きてもいいのではないかと思うようになった。
余談ではあるが,年収と幸福感との関係を調べた研究によると,日本を含む東アジアにおいては「感情的な幸福」はおよそ6万ドル(当時で約660万円)で上限に達するとのこと[1]。
引用文献
Jebb, A. T., Tay, L., Diener, E., & Oishi, S. (2018). Happiness, income satiation and turning points around the world. Nature Human Behavior, 2 (1), 33–38. DOI: 10.1038/s41562-017-0277-0