そういえば苦手な空気感
例えばゴールデン街で飲んでいて、おじさんお兄さんだけだった場所に若くて綺麗な女の子(この場での受け止め方は「女性」というより「女の子」女性とはあえて書かない)が入ってきた時の空気感。
自分の少しいいなと思っていた女友だち(さりとて別に付き合いたいとかではなく、時々飲みに行きつつ、異性だなあということをたまに意識するくらいの関係性)に対して、彼女の男友達や先輩や知り合いのおじさんが好意を持ってそうな様子を見たとき。
「男ってアンテナの立った女の子の前でこういう風な態度を取るんだな」と思ってなんとなく共感性羞恥になり居心地が悪くなる。
あれ、そういえば苦手だなと今日ぼんやりと新宿を歩きながら思った。
私が仲良くなる女性は明らかにオタサーの姫傾向が強い。そもそも私の所属するコミュニティがオタサーがちだし、私はオタクから知識を抜いたオタクだし(単なる小太り)、私には明らかに相手に話を合わせようという発想に欠けている部分があるからだ。
オタサーの姫だから悪いというわけではないけれど、「こういうアプローチされてて」みたいな相談されると、あー分かるなぁ男の気持ちというアレと、こんな気持ち悪いアプローチしかできないのかぁという気持ちが入り混じって、「まじか」みたいな感想になる。
特に物言いたげにラインしてるのにあんまり誘ってこない感じとか、めちゃくちゃ考えたんだろうなみたいなプランの誘い方を見ると引いてしまう。特に断るのに気を遣わなきゃいけないようなメッセージが嫌だ。
性欲なさそうな人の片思いを見るとゲンナリする。同性に対して蛙化である。
変な場所に行きたくてハプニングバーに一人で行った事があるけれど、女の人にアプローチしてる大量の男の人を見てマジで気持ち悪い場所だなと思ってしまった。
どんなにひどい話を聞いてもゲラゲラ笑ってしまう割と倫理観ガバガバな私にとっては自分にも常識寄りのまともな感覚あるんだなと思ってそれはなんだか嬉しかった。
男目線で自分と会うだけでギブでしょみたいなオタサーの姫思考を見ると「まじか」って引くけど、男側も気持ち悪い。
相手に失礼だから最悪だけど恋愛ってやっぱり人の野次馬になって、ラインの返信一緒に考えて、「ヤバいこれはガチで脈アリ!w」「行くしかない!w」とか煽って振られてる男友達見て「あいつにお前の価値は分からねえよ!」「一生独身!w」とか騒いでる大学生時代が一番楽しかったな。
あーまた人の恋愛のラインの返信考えてえ。人の恋愛に首突っ込んで適当いいてえ。
恋愛リアリティ・ショー見るか。この欲望も用意してくれるんだから資本主義ってすごい。