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カウンセラーとしての活動コンセプト

見て下さる方が増えてきたので、改めて、私の活動コンセプトをまとめました。


私がやりたいこと

「本来の自分で自分らしく人生を生きる乳がん経験者を増やすこと。」
それを、身体と心両方からアプローチするカウンセリングや活動をしていきたいです。

乳がんの現状

今、乳がんになる人は、日本人の9人に1人、
アメリカでは7人に1人と言われています。
17年で2倍に増えていて、今後も増えるだろうと言われています。

女性のがんの中で乳がんは第一位ですが、注目すべきは、死因となるのは4位。
つまり、しっかり治療すれば長く生きられる可能性があるということです。

そんな中で問題点として、女性のがんで多い分、情報が多過ぎるということがあります。その中から自分に合うものがわかりにくい。
相談できる場所がないわけではないですが、実態がよく分からなかったり、なかなか相談しにくい場合もあります。

SNSを見ていると、闘病記のアカウントがとても多く、みなさんそういうところで不安を吐き出して患者同士で交流はしていますが、その不安を根本的に解決できていないように見えます。
そこに私はサポートの手を差し伸べたいのです。

なぜ私がそれをしたいのか

医学書でどんなに病気のことを調べまくって知識をつけても、
情報や知識は外面的なもので、心を満たすことはできません。

友人や家族に不安を吐露した時に、
優しさだと分かっていても、心配されるたびに辛くなり
励まされるたびに、なぜか怒りが湧いてくるということもありました。

でも、それは誰にも言えないから1人で消化して、泣くしかなかった。
SNSで呟ける人はまだいいのではないかと思うくらい。

そして私がこの活動をする上で決定的だったのは、手術でリンパ節への転移が見つかりステージが上がった後。
今後のことを考えると不安で仕方なくて、
やり場のない思いをどうしていいか分からず毎日泣いていました。

気を紛らわそうと、なんとなくつけたラジオで、偶然、余命宣告された肺がんが奇跡的に無治療で消えた女性のインタビューが流れてきました。

その時彼女が言っていたことが、私の思考を変えるきっかけになりました。
「がんが自分の未来に必要なことで、この経験を生かせる未来が必ず来るんだ。そう思い始めてから奇跡が起きたんです。」
これを聞いてハッとしました。

私はそれまで、自分の身に起きたことは、過去の結果だと思ってきました。
大病をしたのは、そんな生き方をしてきた自分への罰だ、と過去の自分を責めてきました。

ですが、ラジオから流れてきた彼女の言葉で、「今私ここかも。この辛さがまさに幸せの第一歩なんじゃないか。これは未来の私からの宿題かもしれない」と思えるようになり、乳がんと本当の意味で向き合う決意をしました。

そこから、私は改めて栄養や心理を勉強して、試行錯誤しながら実践を繰り返して、
心と身体の波をひとつひとつ越えていきました。

そうしたら、過去を悔やみ再発や転移に恐怖しかなかった自分が、
未来へ目を向けることで驚くほど心身ともに元気になっていきました。

そして、同じような状況で悩んでいる人の力になりたいと思うようになったのです。
それは、一度死を意識したからこそ「私にしかできないこと」をしたいと思うようになったからです。

元々、私がパワーがみなぎるのは、誰かの力になりたいと思うとき。
振り返ったら、そんな人生を生きていなかったと気づいたのです。

私に近しい人に強みを聞くと、全員言うのが、「絶対的な信頼感と共感力」。
乳がんを、医療現場を見るだけではなく自分も経験したからこそ、同じ立場の人に寄り添えることがたくさんあります。

私は今後も再発の可能性はいくらでもあります。ですが、がんはギフトだと心から言えるようになりました。
そんな私が関わることで、前を向いて心身ともに元気で、幸せな人生を生きる乳がん経験者が増えたら、世の中がとても明るくなると思っています。

そのためなら、とことん寄り添って、私の知識と言葉の処方箋を惜しみなく出していきます。

一緒に、乳がんを終わらせた世界を見に行くためのお手伝いができたら嬉しいです。

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