警察官の存在意義とは？

警察官の存在意義は、

市民が安心・安全に暮らせる社会を守る

ことである。

職務質問で車や手荷物を確認するのは、薬物や刃物等の危険物を所持していないか確かめるためだ。そこで逮捕された被疑者を調べることで、まだ表面化されていない犯罪をあぶり出したり、拡大化を防ぐことになる。
自動車警ら隊とは、街に潜む悪を見逃さず、街の治安を守る最前線で闘うプロフェッショナルだ。
一部の人たちは特に理由もなく頑なに職務質問を拒否し、動画を撮影して警察官を煽ったり、暴言を吐いたり、バカの一つ覚えのように法律を口にしたりする。
しかし職務質問という警察業務が、市民の安全な暮らしを実現するための治安維持活動という根拠のもとに行われるものと考えれば、彼らもまた、間接的に悪を好む人たちなのかもしれない。
空港でも金属探知機による手荷物検査を行う。そこを通過し、危険から取り除かれた安全な環境だからこそ安心して楽しい空の旅ができる。職務質問も同じことだ。
安心・安全な暮らしができる社会を実現するためには、地道な手荷物検査が必要なのだ。

交通違反の取締まりは、交通ルールの抜き打ちテストのようなものだ。自動車やバイクは動く凶器だ。ハンドルを握っている時点で危険行為をしている自覚があるか、周囲から真似されるような模範的な運転ができているか、これらを満たして始めて運転が上手いと言う。白バイ隊員はまさに見本の見本である。白バイ隊員や交通課の警察官は、無惨な事故現場や防げたはずの交通事故、潰された車、大人はもちろん、赤ちゃんのご遺体まで、嫌と言うほど目にしているはずだ。そんな彼らがこれ以上悲惨な事故を発生させないために、死亡者を出さないために、交通違反者には厳しく指導し、日夜懸命に道路を見守っている。
一部のひねくれものは、自分勝手なわがままを正当化するために、｢税金搾取｣だの｢隠れてないで、教えてくれればいい｣などと言ったりする。まず、違反金や罰金の意味を理解していない。そして、テストにおいて、試験中、ミスを事前に指摘してくる試験官がどこにいるのか。
運転は常に実践の場だ。常に集中してほどよい緊張感がなければ絶対にいつか事故る。

警察アンチはこう言う。
｢警察なんていらない｣
それは、何の経験もないから言えることだ。
いや、何も知らないからそんなことしか言えないのだ。学びなさい。知りなさい。
あらゆる犯罪から苦しんでいる人が実に多いという現実を。
被害者の無念を晴らしてあげられるのは警察しかいないということを。
刑事は、真実を明らかにして罪を犯した人間を逮捕する。証拠を一つ一つ検証し、被疑者を特定するのに長い歳月がかかる。その間、被害者は苦しみ続けている。しかし犯人検挙を報告しに行ったとき、地道な捜査の積み重ねが、被害者の安堵感や安心感に変わる。
警察の存在意義を強く象徴する瞬間だ。

警察官は市民の安全で安心な社会を守り、
厳格で規律正しく、模範的行動をとり、
犯罪から人々を守り・支える存在である。