#19 アナログの音の魅力
去年の春くらいから、「カセット」に夢中になっている。
「ラジカセ」ってやつだ。
この、ストリーミング全盛期になぜ今更。
僕もずっとそう思ってた。
カセットが今人気って記事をみるたびに、なぜ今カセットなんだって。
きっかけは、中目黒にある「waltz」っていうカセットのお店。
当時、試しにどんなモノだか観に行ってみようって気軽に行ったのですが、まんまと沼へ引き込まれてしまったので、そのことについて綴っていこうと思います。
モノとしての魅力。
ストリーミングが主流となっている今、曲=データのイメージが強いです。
わざわざCDっていうモノを入れなくても、スマホなどのデバイスでかなりの曲が再生できるから。
だからこそ、カセットのあの形に惹かれました。
長方形のケースに、ジャケットの紙。
カセット本体がクリアカラーになっていたり、ラメが入っていたり。
「ジャケ買い」が進む進む..。
音の良さ
これは意外でした。デジタルの音の方が絶対良いって思ってたから。
そもそも比べる音じゃないなって、聞いてみて思いました。
デジタルは凄い無駄がない感じの音。シャープっていうのかな、透き通った感じの音。
対して、アナログの音は耳心地が良い音がしました。いくらでも聴いてられるような、ノイズさえも心地よく聞こえてしまう魔法。
僕はいつも本を読む時はカセットで聞いてます。邪魔をしないけど、確かにそこにあると分かる、寄り添ってくれるような音をアナログから感じるから。
ラジカセのかっこよさ
カセットを再生する機械がかっこいい。
カクカクしたレトロな佇まい。プロダクトデザインとして、本当に素晴らしい。
1970年代後半?に販売されたソニーのジルバップっていうラジカセを使用してます。
改めて、音って無限じゃないんだなって。
あえて、有限として聴く音の魅力に気付けてよかったです。
これからも、ラジカセのメンテナンスしつつ、カセットを収集していこうと思います。
何年経っても、年をとるほどに魅力的になっていく、そんな「ラジカセ」みたいな歳の重ね方をしたいな。
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