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【術式構造論基礎】第1回:魔法とは何か。 大雑把な魔術の仕組み、手順、必要事項について。(祈祷から儀式魔術、魔法円の遷移と、魔力の解釈、空のエレメントとエーテルについて)

割引あり

■導入

魔法とは何かと聞かれて、あなたたちは何を想像するでしょうか。

某ポッターのような、杖を持って呪文を唱えるようなもの?
それとも、何か儀式をして悪魔を召喚したり?
あるいは大鍋をかき混ぜて不思議な薬品をつくったりとか?

それらはすべて、確かに魔法と呼んでいいものでしょう。

ではそもそも魔法とは何なのでしょうか?
似たような言葉に魔術だとか魔女術だとか、妖術だとか呪術だとかがあるけれど、それらはいったい何が違うのでしょうか?

答えは簡単です。
魔法を使う目的が違う、あるいは宗派や地域が違うために呼び方が異なるだけです。
本質はみんな同じ。
下駄も阿弥陀もなんとやら、ということわざがありますが、つまりそういうことです。
下駄も阿弥陀像も、同じ木でできた細工物、もっといえば木の塊であることは変わらないのと同じように、名前が違う、用途が違うだけで、みんな同じものというように、呼び方が違うだけで同じものなのです。

わかりにくいですか?
そうですね、いうなれば科学という大きなジャンルの中に物理学や地学、化学、社会学、心理学などが入っているようなイメージです。

魔法という大きな枠組みの中に、魔術や妖術や呪術があるのです。

ちなみにこれを仏教では色即是空空即是色と呼んだりします。

今回の授業では、その魔法について大雑把に理解できるよう、魔法の定義と仕組みについて、お話していきましょう。

■魔法の定義

そもそも魔法とは何でしょうか。
それについて理解するためには、魔法がどのようにして発展してきたかを知る必要があります。

結論から言いますと、魔法とは『もともと形式も体系も何もなかった、ただ「祈る」という行為だったものが、宗教的な、あるいは哲学的な、あるいは数学的な、あるいは科学的な影響を受けて体系化、形式化していったもの』です。

古代の人々は、自然現象や神々に影響を与えるために祈祷を行いました。
これらの祈りは特定の願いを実現するために神聖な存在に向けられ、しばしば儀式的な行為と結びついていきます。

たとえば古代エジプトではファラオや祭司たちはアモン(古代エジプトにおける太陽神)やホルス(同、天空神)などの神々に豊穣や勝利を祈るために儀式を行いましたし、古代メソポタミアではシュメール人やアッカド人が、女神イシュタルに恋愛や戦争、繁栄を祈る多くの記述が残されています。

これらの祈祷は、コミュニティの結束を強める役割を果たし、共有された信仰が徐々に整合性を持ち始め、やがては宗教へと変化し、進行が儀式を通じて体系化されていきました。

ツァリウスの著書『占い』においても同じようなことが書かれており、ジャンバッティスタ・デッラ・ポルタが著書『自然魔術』で言うには

魔術師とは神事を解釈研究する以外の何ものでもなく、ペルシャにあっては賢者の総称であるという。

ジャンバッティスタ・デッラ・ポルタ 著『自然魔術』

というので、まず間違いないでしょう。

こうした祈祷は時を経るにつれて、より複雑な儀式に発展していきます。

古代エジプトやバビロニア、ギリシャ、ローマの文明において、儀式魔術は神々との交信や力の呼び起こしを目的とした形式的な儀式として確立されました。
これらの儀式には特定の場所や時間、道具が必要とされ、儀式はより精緻なものへとなっていきます。

例を挙げるならバビロニアでは星や惑星を観察し、その運動に基づいて儀式を行っていました。
要するに占星術と呼ばれるものです。
星の動きに基づいたこの儀式では、特定の時期に神々を呼び寄せたり、運命を変えるために用いられました。

占星術で運命を変えることができるのか、と疑問に思いましたね?
確かに、直接的にはできないかもしれません。
しかし、運命を知ることによって未来を変えることができる、という言説は皆さんもよく聞くはずです。
そして、占星術によって未来を知り、結果として運命を変えるというこの行いは、政治上では実は結構重要なのです。

例えば戦争では、戦争を開始する時期というものは非常に重要ですし(雨季や乾季によって地面の状態が違うと行軍状況も変化しますし、その他いろいろ影響があります)特にこの時代では特定の星を観察して、戦争に有利な祝福を神から得るようにすることは、政治の上でもとても重要でした。

これらを欠かせば、運命が変わっていたといっても過言ではないでしょう。

現に、占いを政治に取り込んでいたのは日本でも同じです。
陰陽師というものを聞いたことはありませんか?
あれ、実は国の機関で、政治のために占いをする場でもあったのですよ。

当時(古代世界)の魔術について、政治上での例を挙げましたが、実はこのくらい昔のころは、魔術は民間人たちの間にも広まっていました。

たとえば古代ギリシャでは、魔術は頻繁に行われており、その形跡は地面を少し掘るだけで現れてきます。

というのも当時はやっていた民間の魔術というのは、どこかの家の配管を構成する鉛板を引っぺがしてきて、そこに恨みつらみを彫って地面に埋めるというものだったからです。
あまりの流行ぶりにそれを代役する職業まであったことが遺跡の発掘からわかっていて、恨みつらみを書いた鉛板はさらに洗練されていき、呪文の効果を魔術的に高める工夫が魔法円やタリスマン、アミュレットなどの発明に関与していきました。

有名なのはピタゴラス教団の用いたピタゴラス数秘術による魔方陣ですね。
正方形のマス目に数字を当てはめているあれです。
ちょっとネットで検索してみれば出てくるので、ぜひご覧になってみてください。

――と、このようにして祈祷は徐々に儀式としての体裁を整えていき、やがて中世になるとヨーロッパではキリスト教の影響を受けつつも、古代の魔術や錬金術が再評価され、宗教的な信仰はやがて科学的な探求と交差するようになります。
宗教的な信仰や神々は徐々に記号化していき、この時期の魔術師たちはそれらを活用して宇宙の法則や神秘的な知識を用いて物質世界に変化をもたらそうとしていました。

たとえばスイスの医師にして錬金術師であるパラケルススの賢者の石やホムンクルスの錬成は有名でしょう。

こうした科学的な神秘への探求は、宗教的な儀式を個人的な願いの成就や自己の精神成長にシフトチェンジさせていきます。

たとえば有名な魔術師としては、アレイスター・クロウリーはその代表格といえるかもしれません。

彼は『魔術とは意思の芸術である』と定義し、儀式魔術や神秘的な協議を実践しました。
その功績は彼の著作物を見れば一目瞭然で、たとえば『魔術の書』では個人の精神的な目覚めに関する方法が述べられています。

クロウリーの影響は現代のウィッカ(ネオペイガニズムの宗教)やその他の魔術運動にあたえており、特に彼自身が創始したセレマ(Thelma)には『己の意思することを行え』を教義に、自由な意志と個人の道の探求が強調されています。

これらの影響を受け、魔術は個人主義的な傾向を強めていき、最終的にはこれまで儀式を基に行われていた魔術は、いわゆるスピリチュアル系との融和や文明の進化と村社会から個人社会への変化に伴って、個人で完結するものへと変化します。

まとめると、魔術、魔法の原型だった「祈り」そのものが個人的なものであったところから始まり、密集して宗教を形成し、科学的な探求によって個人的なものへと回帰する、というのが一連の流れの概要になるわけですね。

ゆえに魔法とは何かといいますと、
『もともと形式も体系も何もなかった、ただ「祈る」という行為だったものが体系化、形式化していったもの』と定義することができるわけです。

つまり極論、魔法とは祈りの体系化なので、それを個人的に作ってしまえば、割とどんな形でも成立してしまうのですね。
まぁ、というのも実は結構な暴論で、人間には固定観念やらなにやら複雑な精神的影響があるわけでして。
そういうものを無視してしまうと、確かに効果はあるかもしれないけど弱すぎて誤差としか呼べないような、小さな力しか発揮できなくなる可能性があります。

というわけで、多くの人が共有している理論体系や知識体系を基にしたほうが、魔術的な効果を発揮させるには都合がよく、そのために様々な宗派や流派が存在しているのです。

では、どうすれば効果的な魔術を発揮することができるのでしょうか。

簡単です。
ほぼすべてに共通する術式の構造の基礎を学べば、それらを基に術式を自由に組み替えて、狙った効果をもたらすことができます。

これを、私たち魔術師は『混沌魔術』と呼びます。
ようするに、様々な流派宗派の魔術のいいところどりをする魔術流派ですね。

私の所属する理尊主義とは、その中でも集合的無意識と個人の無意識のつながりや連動を基本にいろいろやっているところですので、私の授業ではそれを基に説明していきます。

■魔法の大雑把な仕組みについて

まずは大雑把な魔術の仕組みについてみていきましょう。

魔術には、その手法によって大きく3種類に大別できます。

1.儀式魔術
2.魔法円や呪物を使った魔術(典礼魔術)
3.道具を用いない、身一つで成立する魔術

これらはどれも、前述のとおり祈りの形式化、および体系化によって成立しています。
よって、魔術の起こる仕組みはすべて同じであることが考えられます。

では、これら3つの共通点は何でしょうか?

答えは簡単です。

1.目的の設定
2.術式の設定
3.術式に合わせて魔力を活性化
4.術の発生、現実世界へ影響させる

この手順が共通しているのです。
ここから魔術を起こすにはこの手順に則ることがまず重要であることが窺えます。

ということは、魔法の仕組みについて解明したいのであれば、この手順のそれぞれについて理解を深めていけばいいということがわかるでしょう。
そしてその中でも最も重視すべきことは魔力の存在と術式とは何かという2点に絞られます。

では、これら2つは一体何なのでしょうか?
順を追って説明していきましょう。

◇魔力とは

先に答えを言いますと魔力とは「霊的な、世界に与える影響力」のことです。
この「霊的な」という表現は、わかりやすく説明すると「目に見えないもの」のことで、たとえば心理的な作用などのことを指します。
これらを用いることによって世界に影響を与えるものが、ざっくりとした魔力の定義です。

ざっくりしすぎていてよくわかりませんよね。
大丈夫です、皆はっきりしたことは分かっていません。
なのでそこに、各流派宗派ごとの解釈が求められてくるのです。

たとえば、私の在籍する、そしてここで皆さんにお教えする「理尊主義」では、ざっくりと以下のような解釈がなされています。

魔力とは、世界霊魂(ブラフマン)と個人の霊魂(アートマン)の間で交わされる情報のやり取りを媒介するものである。

『理尊主義基本教典』

世界霊魂とはユング心理学における集合的無意識に近い概念です。
大体同じものだと思ってもらって構いません。
ただ違いがあるとすれば、我々はそこに、世界の始まりから終わりまでのすべての記録が詰まっていると考えているくらいですね。
いわゆるアカシックレコードというものです。

すべての記録が詰まっているということはつまり、そこには我々個人の情報も当然含まれていて、我々はその大本である世界霊魂なる存在と、無意識の奥底でつながっているのです。

……え?
それがどうして、現実世界を改変することができるのかって?

それについてはまず、この世界をどうして霊魂である我々が物質という全然レイヤーの違う世界を認識することができるのか、ということについて、改めて考える必要があります。

まず、わたしたちは外の世界を認識するとき、体のどこかの感覚器官(皮膚、目、鼻、舌、耳)が外的な刺激を受けることによって、それぞれの神経が脳に伝えることで受け取っている、と考えられています。
我々はその外的な刺激に感応してものを考えたり、行動したりしている。

しかし、それは本当にそうなのでしょうか?
いいえ、違うでしょう。
少なくとも理尊主義が掲げる魔術の世界観では異なります。

答えを先に言います。
それは、実はこの世界を認識するプロセス自体が、外界から感覚器官を伝って脳へ、というルートではなく、逆に、世界霊魂から個人の霊魂へ情報が伝達され、我々はその情報を基に外界を形成しているから、なのです。

外の世界が先にあるのではなく、我々の脳みそが、というよりもその奥にある魂が先にあるのです。

要するに我々は、現実という名前の夢を見ているに過ぎないのです。

昨今話題の、フルダイブ型VRゲームを連想していただいたら大体近い感じですね。
ええ、川原礫著のライトノベル『ソードアート・オンライン』みたいな感じです。
もっと広い世代にわかりやすく言うなら、ウォシャウスキー姉妹監督の映画『マトリックス』みたいなものです。

いやいや、そんな馬鹿な。
そう思っている方も多いでしょうが、少し待ってください。

まだ、どのようにして脳みそが意識というものを作り出しているのか、その仕組みはブラックボックスのままですよね?

一応、『意識の情報統合理論』という理論がアメリカのウィスコンシン大学マディソン校のジュリオ・トノーニ教授によって説かれてはいます。
しかし、それが本当に意識の正体であるかと聞かれると、疑問が生じます。

とはいえ。
彼の理論が正しかったとしたとしても、正直魔術の世界ではあまり関係がありません。

魔術の世界は一言で言えば解釈の世界。
その意味の中で言えば科学とは錬金術から派生した魔術の一分野であるとみることができ、この理論もまた、意識に対する解釈の一つでしかないのです。

ジェームズ・G・フレイザーが著書『金枝篇』で説明した部分を要約すると、魔術の論理は合理的な考えではなく、「見たところ非合理的な信念(apparently irrational belief)」によるものであり、要するに科学的には誤った観念連想によるものなのです。

しかしこれが長い間続けられてきたところを見ると、それなりの効力があるのかもしれません。

例えば日本において丑の刻参りに用いられる藁人形は、対象とする人間を模したもので、それに危害を加えることによって霊的な力(魔力)が働いて、間接的に対象を攻撃できます。
また、間接キスにおいては、対象の唇がそこに触れたという記憶を伝手にして、時間を超えて対象の唇と接触することを狙っています。

このような考えを持つものは日本だけではありません。
たとえばニューギニアの西方にあるハルマヘラ島に住むガレラ人の間では、狩りに出かける際には、鉄砲に込める前の弾を一度口の中に含むことによって、これからその弾丸で狙う獲物を「すでに食べた状態」ととらえることで、弾が的から外れないようにするという民間魔術(呪術)がありますし、マレー人に至ってはワニを捕る罠を仕掛けて首尾を待つ間、カレイを食べることを怠りません。
しかも、カレイを食べる際にはまず飯の塊を3回丸呑みするとか、骨は取らずに食べるとかいう決まりまであり、これにはワニが餌を飲み込みやすくする魔力が働くとされ、これにより獲物が捕らえやすくなるのだとか。

このように、魔術とは要するに解釈によって成立するものであるため、そこに科学的な理由は必要とはしないのです。

芥見下々による漫画作品『呪術廻戦』でも、術式は解釈が重要、みたいなことを言ってましたが、まさにその通りだといえるでしょう。

魔術とは本来科学ではなく、永久に技術の分野を脱しないものなのです。
ゆえに魔術であり、魔学とは呼ばないのです。

さて、話を戻しましょう。

この世界をどうして霊魂である我々が物質という全くレイヤーの異なる世界を認識することができるのか、ということについて、改めて考える必要があるという話でしたね。
集合的無意識のような存在である世界霊魂と、我々個人の霊魂との間で行われる情報のやり取りを媒介するものが魔力であるなら、どうして意識上のそれが世界を改変しうる能力を持つのか。

それは、実はこの世界を認識するプロセス自体が、外界から感覚器官を伝って脳へ、というルートではなく、逆に、世界霊魂から個人の霊魂へ情報が伝達され、我々はその情報を基に外界を形成しているから、なのです。

私たちは夢の中に生きていて、世界霊魂とのやり取りによって世界を見ているのだから、そのつながりを使えば、明晰夢のように現実に影響を与えることができるのです。

……と、簡単に説明するとこのようになります。
難しいことを言うと洞窟の比喩だとかイデア論だとかエーテルがどうとかを話さないといけないのですが……余計に難しいので、今はとりあえず、魔力とは霊的な、世界に与える影響力であるということだけ覚えていってくだされば結構です。

まぁ、付け加えて言うなら、できれば魔力とはゲーム的に消費するようなエネルギー的な存在ではなく、どちらかというとスイッチのようにオンオフを切り替えて使うものである、というイメージだけでも覚えていただければ幸いです。
(これについて言及しだすとマナ論まで話さないといけなくなり、非常に長くなるので割愛します)

◇術式とは

術式とは、一言で言うと設計図のことです。
その魔術がどのような仕組みで発生するのかとか、どのような魔力を活性化させるのかとか、活性化させた魔力がどのように連動するのかといった、魔術の設計図のことを術式と呼びます。

術式には主に、魔力の持つ「共感の法則」と呼ばれる性質が利用され、これは別名、大宇宙と小宇宙の照応(コレスポンデンス)と呼ばれていて、魔術において最も重要な法則です。

これがあることにより、世界霊魂(=大宇宙)と個人の魂(=小宇宙)は魔力による情報伝達が行われているのです。

では、もうすこしこの共感の法則について踏み込んでみましょう。

共感の法則には、具体的には2種類の法則から成立します。

1.類感の法則:似ているもの同士は似た作用を持ち、似た結果をもたらす。
2.感染の法則:かつて接触していたことのあるものは、その接触が終わったとしても、時間的空間的距離を無視して、相互作用を継続する。

たとえば丑の刻参りで用いられる藁人形は、人の形をしているので、人間と同じ作用を持ちます。
ここに、対象となる人間の髪の毛や爪などが込められると、この藁人形に感染の法則が働いて、完成した人形に対して与えた危害は、上記の性質によって対象者にも同じ働きを強制します。

要するに、人形の心臓のあたりに釘を打てば心臓に異変が、足をちぎれば足がなくなるか、あるいは歩けなくなったりします。

そういう魔力が働くのです。

術式とは、このような魔力の働きを設計するもので、これにより、生じさせたい結果に基づいて儀式などの魔術的な作業はその形式を大きく変化します。
そう、先述したニューギニアの狩りや、マレー人のワニ猟のようにです。

しかし、実をいうと術式を設計してその通りに行動を起こしただけでは、実は魔力は働きません。
なぜならこれだけではまだ、魔力が活性化されていないのですから。

魔力はどこにでもありますが、普段はオフの状態になっています。
魔術師たちはどうにかしてそれをオンの状態にすることによって、はじめて魔術的な効果を得られるのです。

そんなことは初めて聞いたって?
いいえ、そんなことはないはずです。
だって私、魔術の手順について説明した時にちゃんと言ったじゃないですか。

もう忘れましたか?
ではここで思い出すためにもう一度、魔術の発動手順についておさらいしましょう。

手順は以下の通りです。

1.目的の設定
2.術式の設定
3.術式に合わせて魔力を活性化
4.術の発生、現実世界へ影響させる

魔力を活性化。
術の発生、現実世界へ影響させる。

ここ。
この2つが魔術の行使にはとても重要なプロセスになってくるのです。
これをしない限りでは、魔術の効果は得られないのです。

ではどうすればいいのか。
我々魔術師はこの作業を一般的に「振動させる」と呼びます。

スピリチュアル界隈の言葉で「周波数」とか「波動」という言葉を何度も耳にした方は多いのではないでしょうか?
周波数を合わせるだとか、周波数が高いとか低いとか、波動があうあわないとか。

ええ、まさにそれです。

魔術的な効果が発揮できる状態に調律する。
それによってはじめて魔術師は魔術を行使できるのです。

というわけでこの先の有料版では「振動」のさせ方と、「魔術意識(ペルソナ)」について解説し、魔術の行使ができる体を作る方法を伝授します!

もしこの話の続きが気になるのでしたらぜひ購入をご検討ください!

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